裏磐梯〜会津若松〜那須へ。森家の定番となりつつあるコースの旅日記。
ここのところ、 GW頃から仕事と庭仕事に集中していてどこかリラックス出来てない自分がいた。特にGWは頭から煙が出るくらいに大忙しだったから、ここらで少し休みつつ旅に出ようと思い立ち、森家の定番コースとなりつつある、裏磐梯〜会津若松〜那須へと旅に出た。
少しずつ車にも慣れてきたあさ。今回初めての外泊の旅。犬と暮らし始めて思うんだけど、一緒に泊まれるところとか考えると、今までとは違って身軽に動けないのも事実なんだけど、幸いなことに会津には明香のお父さんの実家があって、そこではあさも一緒に泊まれるから本当にありがたかった。ちなみにデリカ(愛車)を車中泊使用に改造計画中なので、今年の秋にはあさも一緒に車中泊の旅にも出かけてみたい。息子はというと、旅の前日からテンションマックスで、早朝4時にパッと起きて、サッと着替えて(なんで普段はそんなに遅いねん!って思う)準備万端。うちは祝日や連休は仕事だから、コロナ禍ということもあって久々の長旅が嬉しくてたまらないといった感じ。こうやっていろんなところに出かけるのも今だけかもなって思う。大きくなったら、明香と二人でしんみりと旅するのかなぁ。今はまだ想像出来ないけれど。
早朝5時に出発して途中に羽生で休憩。10時には裏磐梯へ到着。この一年間で3度訪れているフィールド。初めてきた時は写真の雄国沼の向こう岸にある猫魔ヶ岳に登った。その時に眼下に広がる景色を見て、明香と息子といつか雄国沼周辺もハイキングしたいねって。今回、本当は天候と日程が合えば初日に会津まで行って宿泊、翌朝に大内宿から小野岳へ登る計画だった。天候が崩れる予報だったので、初日に裏磐梯へ寄って山の時間を満喫することにした。それが却って良かった。陽射しは焼けるほど暑く、稜線に出るとサウナの中にいる様に暑かったけど、ブナの森の中は嘘みたいに涼しかった。
所々に沢水が流れていて、手で掬い顔を洗うだけで生き返った。森に入った瞬間、虫達、鳥達の声に圧倒されてどうにかなりそうだったけど、歩いて行くうちに音にも気温にも慣れてきた。僕達の身体も心も山の一部に溶け込んだかの様な気がした。
山の中にいると、いかに普段人間中心のペースで過ごしているかが痛感する。東京で暮らしていた頃と比べると、だいぶ変わってきたけどまだまだだなぁって。
虫達や鳥達の様に、もっと生きていること、生かされていることを、思いっきり味わい、そしてその喜びを分かち合い、エネルギッシュに生きたい!と思った。
この旅では飯豊連峰がこれほどまでにカッコイイのか!と何度も強く想った。
沢山の山の連なりが、まるで一つの生き物の塊の様に微動だにせずドシッ!と、ただただそこに在る。自然と手を合わせて拝みたくなる様な存在。太古の人々が山を神様として祈っていたのは当然の事だと思う。今一番登ってみたい山、飯豊山。
人も少なかったので登山道の脇道でお昼ご飯にした。いつもと同じく、おにぎりとラーメン。ラーメンはスープも飲み干さなければいけないので(山に捨てるのはもってのほか)いつも各自ミニサイズ。僕は日帰りの時も、テント泊の時も SOLのHeavy Duty Emergency Blanketをザックのフロントメッシュに突っ込んである(息子と明香が座ってるシート)。僕のはシェルター用にサイズをカットしてあるけど、3人が十分に座れるし、地面が濡れてる時にちょっと寝転ぶのにも便利。名前の通りタフな作りなので何度も使えるのもコスパに優れている逸品。
無事に下山して夕方には会津へ到着。明香のお父さんの家にある立派な蔵。
いつみてもかっこいい。江戸の頃の日本人のセンスはかなり洒落てると思う。
会津の家では基本的に自炊。会津若松駅の前にあるスーパー、ピボットがお気に入りで今回も立ち寄って食材を購入。どうしても肉が食べたくなり和牛を焼いた。味付けはシンプルに塩のみでガーリックチップをちらして会津の日本酒と共に。
朝はいつも通りパンをフライパンで温めていただく。旅に出る時も冷凍していたパンをクーラーボックスに入れておくと、腐らないし温めれば十分美味しく食べられる。パンは絶妙な保存食であり携帯食であります
あれ?あさ?この子は明香の従兄弟の愛犬で、シュシュ。あさと一緒に散歩に出かけた。小雨が降る中二人ともよく歩いた!あさにとっても良い思い出ができた。
ここも僕達の好きなお店。手作りジェラードの店モンジュー。この時は無性にクレープが食べたかったので初クレープ。焼き立ての生地があったかくて、生クリーム美味しくて、今度行った時もクレープ!と僕は決めた!肉の時と同様、身体が欲してる食べ物は迷いなく食べるのをオススメします。そうすると心も満足するからなんとも不思議。旅ではそういった食べ物との出会いも魅力の一つですね。
前回行った時には残念ながら休日だったアウトドアショップ、ウッディライフにも立ち寄れた。僕が言うのもなんなんだけど、渋い品揃えにテンションあがりました。来月に予定している八ヶ岳山行に向けて必要な物を買い足しました。
山道具って不思議なもんで眺めてるだけで気分が高揚してくるのは僕だけでしょうか?実際買った道具を使う時とか、子供の頃に戻った様な感覚になるんです。
店主さんもとても優しくてクマ情報とか、磐梯山に次に登るときのオススメコースを教えてもらったり、また行きたくなるお店です。市街の郊外にあるんだけど、地元の山好きに支えられているお店。この日も、年配の女性お二人がご来店。最近登った山の話題などで大盛り上がり。聞いているこちらもついつい微笑んでしまう。
とにかくエネルギッシュなお客さんだった。
山に登り続けてるからでしょう。
会津で2泊してゆっくりと過ごした帰りに、いつも立ち寄るSHOZO CAFE黒磯本店へ。あさとは初めてだったけど、スタッフの方々はいつも通りに優しくて日陰の席を案内しくれました。テイクアウトしたコーヒー、ケーキを屋外の席で頂くスタイル。ここに来ると自分の喫茶店に対する想いが再確認できたり、リセット出来たり、勉強になります。本当は2階のいつもの席が好きでそこでお茶したかったけど、あさと一緒にお茶出来るってだけでありがたいことです。犬と一緒にお茶できるお店って案外少ない気がする。森喫茶ももう少し犬と快適に過ごせる、デッキ席の空間を作って行きたいな。
ゆったりとお茶を満喫した後は、きくちさんのオーガニック野菜をひと抱え購入。
ビーツが
とても美味しそうだったから先程ポタージュにしました。今週のメニューです。
この後、南国食堂マムアンさんでタイ料理をお持ち帰り。このコースも定番となりつつあります。普段、ほとんど外食しないし出かけないからここぞとばかりに好きな物、好きな食べ物に情熱を注ぐ森家。
頑張って働いてこそ、旅に出て得られる事がある
僕は山梨方面も好きなんだど、東京を超えるのを考えると渋滞を気にするのが面倒で、それに比べて東北方面は SAもそんなに混んでないし、山に行っても人が少ないのが通い続ける理由の一つです。あと会津地方の方言がなんとも好きなんです。
明香のおばさんと話していても、なんだか和むんです。
また行ける日を楽しみに。
帰宅した翌日は海へ。山に行くと改めて海の素晴らしさが実感できる。逆も然り。
山に海にと、いつも恩恵ばかり貰っている。
地球で生きていく上で何か還していきたいと思う。
太東は僕が初めてロングボードでサーフィンしたビーチ。
沢山の思い出があるけど、また息子とあさと家族が増えて新しい思い出を作っていきたい。
久々に観て、やっぱコレやねって。
なんとも言えない、ロングボードのフィーリング。
スーパーポジティブなエネルギーの循環。
海で過ごすかけがえのない家族の時間。
シーズンインですね。