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隙間時間でも取れる簿記三級②・簿記の基本を終わらせる

こんにちはツァラトゥストラです。今回は前回の続き、仕訳のやりかたを解説いたします。
2月に入ると大学生は一気に暇になります。暇な時間にささっと3級を取っちゃいましょう。
あと最近、猫飼いました。


簿記の目的

一番大切なことをまず言います。簿記の目的は会社の財政状態、経営成績を明らかにすることです。これが理解できればあとは電卓をかたかたするだけです。

財政状態を明らかに


会社の財政成績を明らかにするための要素として
資産、負債、資本(純資産)があります。
この単語で気が滅入る人の気持ちは分かります。いかにも”商業”って感じですもんね。ただこの単語を受け入れることには何も始まりません。頑張りましょう!


資産=企業がもってる財産。社用車や建物、現金なんかもそうです。
負債=支払わなくてはいけないもの。借りたお金や未払金とかです。
資本(純資産)=資産ー負債。返す必要がない。*以降、”資本”と呼びます
。つまり…
資産=負債+資本 ↓画像は資本が純資産になってますが同じ意味です。

左が資産、右が負債、資本です。
Q、さて、ひだりは借方、貸方どちらですか?↓

参考:https://www.zeiken.co.jp/zeikenpress/column/0003zp20200812/


A,借方です。「り」の方向は左で覚えましょう!
つまり、資産が増えたら借方です。
 逆に負債、資本が増えたら貸方です。


≪復習≫
前回は1,000,000円の社用車を買って現金を出した時の仕訳をやりました。
(車両運搬具)1,000,000 (現金)1,000,000
それではなぜこのようになるか説明できますか?ヒントは車両運搬具と現金は資産です。

車両運搬具が手に入った(増えた)ので借方に(車両運搬具)。
現金を使った(減った)ので、その逆の貸方に(現金)を入れます。

資産が増えたら借方。減ったら貸方です。
逆に負債、資本が増えたら貸方。減ったら借方です。
最初は意味わからなくなると思います。ただ、問題を解いていくうちに理解していきますよ。

経営成績を明らかに

経営成績…つまり利益がでたかどうかですよね。
さきほどの資産、負債、資本と違って今回は楽ですなぜなら、経営成績は
収益と費用で構成されているからです。日常に使っているので理解はしやすいはずです。
家計簿を作るときなんかよくこの計算をします。

なるほど。収益-費用が利益ですね。アルバイト代で10万円をもらって食費や交際費で8万円使ったら残りの2万は好きに使っていいですもんね!


ですが…気をつけていただきたいことが1つだけ。
記録するときはさきほどの財政状態を明らかにする、資本、負債、資本とは逆ということです。

https://www.zeiken.co.jp/zeikenpress/column/0003zp20200915/

*一回問題を挟みましょう。
商品を仕入れて10,000円を現金を支払いました。その仕訳はこうなります。
(仕入)10,000 (現金)10,000
Q,なぜこの仕訳になるか説明してください。
ヒント:「仕入」は費用です。


A、「仕入」は費用。そして費用が増えたので借方に。
資産の「現金」が減ったので貸方です。
ちなみに「仕入」は3級であほみたいに出てきます。


Q,「費用」と「資産」で仕訳していいんですか?なぜ財政状態と経営成績で分けたんでしょうか?
A、最終段階で財政状態と経営成績を分けることになります。なので増えたら借方貸方どっちに行くのか。また、減ったらどっちか理解できればgoodです。

Q、何が「費用」で何が「資本」かどうやって見分けますか?
A,慣れです。問題を解くのが一番効率的です。今後、学ぶ場合は解説を加えますが。

貸借対照表と損益計算書

そろそろ疲れてきた頃合いだと思います。
甘いものをとりましょう。おすすめは堅いグミやチョコです。ただ食べ過ぎると太るので2~3個食べたら再開しましょう。
noteを閉じてyoutebeを開くのも辞めましょう。再開は絶対にできないです。僕はそれをよくやってすべてが後回しになってしまいました。
読み終わってから見るようにしていました。

貸借対照表

さぁ、財政状態(資産、負債、資本)の3つを計算したら記録しなければなりません。
Qどこに?
A貸借対照表です。


僕が手打ちで実際に作ってみました。

貸借対照表        
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現金    1,000               借入金     500         
建物    200               資本金      600
                      繰越利益剰余金   100
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー         
資産合計  1200             負債・資本合計   1200

☝こんな感じです。右に資産、左に負債と資本(繰越利益剰余金)が来ています。
簿記では仕訳といっしょで左右の数字がぴったり一致するようになっています。どちらも合計は1,200ですよね。

損益計算表

それでは、経営成績(収益、費用)の2つを計算したら記録しなければなりません。
Q,どこに?
A,損益計算書です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仕入    300                   売上   1500
給料    500
当期純利益 700   
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
        1500                      1500   


Q,「給料」は収益ではないんですか?
A,簿記は会社がするものなので「給料」は社員に払うもの。つまり費用です。

Q、「当期純利益」とは?
A,当期にでた期首(4/1)~期末(3/31)までの利益のことです。
利益=収益‐費用
なので今回は、売上から仕入と給料を引くだけでこれは出ます。

そして今は2025年なので2025年が当期。
2024年が前期。2026年が次期です。

2024     ➡   2025      ➡  2026 
前期         当期         次期

今回はたくさん学びました!お疲れ様です。
あとは仕訳をどんどんやっていきましょう!
ここから先は電卓を使います。スマホの電卓でもいいですが本番は電卓しか持っていけないので今のうちに手を慣らしておきましょう。

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