選挙運動員したとき、おっさんと喧嘩した話
「公職選挙法違反の疑いで河井案里参院議員を刑事告発」
というニュースを見て、自分も昔、選挙の運動員をしていたことを思い出しました。
大学生のころ、選挙運動員のアルバイトをしたことがあります。
「平成11年4月11日執行千葉県議会議員一般選挙」の原田候補の応援、選挙運動です。
・チラシのポスティング
・選挙カーの場所取り
・演説中の声出し
などが主な活動です。
腹立つおっさん
朝から夕方にかけ広範囲にポスティングをし終え、選挙事務所に帰ると、「お疲れ~」と声を掛けてきたおっさんがいました。
おっさんも、「俺もポスティングしてきたよ~。」
と言ってきたので、どこか聞いたところ、100世帯くらいのこじんまりしたエリア。
しかも事務所から近い場所です。
私は、朝から夕方にかけ、2000部くらいポスティングしました。
このおっさんはわたしの20分の1くらいしか働かず、「ああ、疲れた~」と言って、選挙事務所で半日以上休んでいたようでした。
腹が立ってきました。
「疲れるほど、動いてないですよね。」と口をついていました。
若いって怖いですね。
そこから始まる口論
おっさんと私は、ひとしきり口論。
おっさんは効率を主張。
私は選挙区内のカバー率を主張。ポスティングして分かった、ほとんどの地域で、他候補のチラシがポストに入っていたことを説明。
疲れたと言う暇があるなら、もっと遠くにポスティング行け!と言いきったところで、候補者が仲裁に入りました。
状況を一変させた候補者の言葉
若者がおっさんと睨みあっている状況をどう変えるのでしょうか。
候補者はこう言いました。
「ありがとう。俺を当選させるため、白熱した議論だ。
当選するにはこの熱気が必要だ!」
事務所内の変な雰囲気が一変し、私も言い過ぎたことを謝罪。
おっさんも、大人気なかったと謝って一件落着しました。
そんな、熱気のなか、応援した候補者は・・・落選しました。
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