結局自分が選んだ道しかない
2021年1月13日。
7ORDERのライブに行った。
初めて行った7ORDERのライブ。
初めて行くライブがデビュー日当日なんて贅沢すぎて申し訳ないとすら思った。
『デビュー』の重みを知りすぎていたから。
それが才能ある人たちの中のひと握りしかできないことを知っていたから。
それを1番願っていた人達だと認識していたから。
『Love-tune』として活躍していた7人がジュニアの最前線で活躍し、突如姿を消してしまった時、当時嵐だけを追いかけていた私でも耳にしたことのある名前の人達が揃って退所した事実に驚いた。
そしてその後、新しい場所で集まって活動を再開した時、なぜかとても『羨ましい』という気持ちで溢れた。
同じ思いを抱き、『このメンバーしかいない』という決意の元で集まった彼らの姿が、とても羨ましかった。
学生時代の青春のようで、眩しかった。
友人が萩谷慧悟くんを追いかけ始めたのをきっかけに改めてメンバーを確認し、長妻怜央くんの容姿に一目惚れした。
それから長妻くんの舞台に足を運び、7ORDERのYouTubeを見るようになり、ファンクラブに入会し、日常が少しずつ7ORDERに染まっていく。
そして今回の初ライブ。
まだド新規の私でも、さすがに泣いた。
大きな事務所を辞めるという決意。
また7人で活動するという決意。
コロナ禍の中でも感染症対策をしてデビューライブを開催するという決意。
どれも私と同世代の彼らが下した大きな決断であるから、圧倒させられる。
リスクと戦いながら、誰かの正論ではなく自分の選んだ道を進んでいく姿が頼もしかった。
そしてやっぱり、7人でその道を進んでいく姿が羨ましかった。
「1人じゃなくてよかった」
初日ライブの開演前に長妻くんが吐露したこの一言の背景には、私には永遠に知ることのできない思いがきっとたくさん詰まっている。
ジャニーズ事務所に所属していたままだったら、もしかしたらSixTONES・Snow Manより先にデビューしていたかもしれない。
「あの時、辞めずに続けていてよかった」と思う未来もあったかもしれない。
でも、ジャニーズ事務所に所属していればできなかったことがこの1年半で沢山あったはずだ。
今回のライブも、大きな事務所に所属するアイドルならきっと開催できなかった。
どちらが正しいなんて正解はないと思う。
結局、分岐点に立つ度に自分で選んだ道を進み、その道を正しいと思えるような結果を残していくしかない。
7人が「やっぱりこの決断をしてよかった」と思えることを、これからたくさん重ねてほしい。
心からそう思う。