「絶対大丈夫」の魅力と魔力
師走の初日は暴風雨。今年は雪が降るのが遅いのかと思って、去年の天気を調べたら、去年も雪が積もったのは12月の中旬以降だった。記憶はあてにならない。
今年のプロ野球日本シリーズは、セパ両リーグともに、昨年は最下位の東京ヤクルトスワローズとオリックスバファローズが対戦。すべての試合が終盤まで勝敗が見通せず、見ごたえのあるシリーズを堪能した。
日本一になった東京ヤクルトスワローズでは、高津監督の「絶対大丈夫」が応援タオルにもなるほど広まったが、改めてかみしめてみるといい言葉だと思う。
自分に限ったことではないが、日常の仕事や生活、勉強やスポーツ、ありとあらゆる場面において、不安な気持ちになることは少なからずあるだろう。始末の悪いことに、不安というやつは、消し去る方法が簡単に見つからないこともある。「もしかしたら」が一度頭をよぎるだけで、雲のように心の中に不安が湧きあがり広がっていく。
内も外も不安に満ちた毎日。そんな時、「絶対大丈夫」と唱えると、根拠なんかないけれど、不思議と心が軽くなるんじゃないだろうか。自分に言い聞かせてもいいけど、家族や恋人、友人に「絶対大丈夫」と声をかけ、その背中を優しく押してあげてみてもいいだろう。もしかすると、想像以上の力を発揮できるかもしれない。
世の中、自信満々に生きている人ばかりではない。何十年生きても、自信のなさは変わらない、でも、「絶対大丈夫」の一言が自分に力をくれるような気がする。優しく力づける言葉が世の中に広がれば、もっと良い世の中になるんじゃないだろうか。
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