スクラムフェス福岡2023に参加してきた
こんにちは、株式会社ROXXのagent bankでスクラムマスターをしている坂本です。
これは3/3 - 3/4 に開催されたスクラムフェス福岡のイベントレポートです。福岡在住だけど現地チケットを取り損ねたために、オンライン参加となったけど、ここは良かったここは悔しかったっていう話を書けるといいなと思います
書く目的はこんな感じ
イベントに参加した自分の復習と学びの記録のため
スクラムフェス福岡2023に参加された方にこんな話あったねーくらいの 思い出しのきっかけや、こんなこと考えた奴おるんやーという参考に
以下参加したセッションの感想とか簡単なメモになります
DAY1
初日は、キーノートセッションと懇親会とその中のコンテンツでクイズがあった。
オンライン参加だったのと、いろいろ*あったので初日はキーノートの最後の10分くらいから聞くだけ参加をしてた
* 髪切った妻が子供の保育園の迎えに行ったら、子供がパニックになって逃げ惑ってたので助けに行ったりしてた。
eスポーツ2.0 -eスポーツがインストールされた社会がもたらす新しい価値-
福岡eスポーツ協会会長とかをやっている中島さんのお話、リアルタイムではほとんど参加できなかったけど、後半のチョット聞けた。あとで録画が出たらしっかり見たい。
自分達の信念のために活動続けて小学校のプログラミングの授業で、Nintendo Switchを児童全員分用意して授業開催できた話が胸熱だった。ドラマのあらすじでも聞いてるんかな?みたいな感じだった。
アジャイルコーチクイズ王
kyonさんのクイズコンテンツ
こんな感じの高難易度クイズに対して、酒を飲んだ人たちがDiscordのチャットにすごい勢いで回答を投げまくっていた。困難な課題に対して、失敗を恐れずチャレンジ(回答)をしていく姿はまさにアジャイルでした(たぶん)。全ての問題に対して正解者が出ていて、ちょっとわけがわかりませんでした。
DAY2
オンサイトx1, オンラインx2の計3つのトラックが用意されていた。。オンライン参加ということもあり、自由に部屋を行き来しながら興味があるセッションを見て回った。
二日目は全部で25セッションと1コンテンツあった…そんなにあったのか。
また品川トラック(オンラインのひとつ)では、発表と発表の合間に前後の発表者とかを交えてずっと話しっぱなしだった。オンライン参加勢の自分は楽しかったし寂しくなかった。めっちゃよかったです。
シーズン2〜スクラムチームのバトンを渡す〜
PO(プロダクトオーナー)が変わることによって、開発組織内としては上手く引き継ぎできたけど、ステークホルダーからは大丈夫か?ってアラート出るようになったみたい話だった。
それまでのPOが自然とやっていた、ステークホルダーの期待のマネジメント?的なことができなくなってたということだったけど、確かにスクラムチームの中でのインクリメントと、経営ボード的な層に見せるインクリメントって粒度変わってくるよなあ…と気づきだった。ステークホルダーマネジメントに関してはうちのチームでもやっぱり悩んでいるところなので、PO、EMと話してみたいとおもった。
スクラムイベントを効果的な場にするためのファシリテーションの学び方
「ファシリテーションのやり方の学び方って難しいよね、書籍を探しても新社会人向けの表面的なテクニックみたいなものばかりで、どうやったら理論・原則を学べるんだー」へのヒントをくれる発表でした。発表の中で紹介された書籍「ファシリテーター完全教本」は発表中にamazonの中古在庫(日本語版は新版がなかった)がどんどんなくなっていってました。
自分のチームでもファシリテーション怖い自信ないっていうメンバーがほとんど(全員?)なので、だれか一緒に勉強したいって人を捕まえて勉強したい。最後の方に出てきた「楽に構える」「失敗してもいい。へたでOKどんどん上手くなっていけばOK」っていうのがすごい救いだなと思ったので、この言葉はすぐ使っていく。
F1 グランプリ(お昼の時間)
F1のFはFeedbackのF。
初めての試聴だった。これは現地会場にいた方がもっと面白かっただろうなとおもいつつ、お題に対する攻めすぎなFBや鋭いFBを聞きながら、Discordのチャットをみつつゲラゲラ笑ってました。内容は普通にためになるなあみたいの多かった気がします。
締め殺しイチジクの話 - 大きな既存システムにどう立ち向かう?
「締め殺す」ってあったので、どんな物騒な話かと思っていたけど、そんなことなかった。大きな既存システムで負債になっているものを、新しいシンプルな機能に置き換えていくには?みたいな話。「技術的負債は踏み倒せる!」ってワードが強すぎた。上手に既存システムを締め殺して新しい方に移行していくのは結構難しそうだなともおもったけど、うちでもやれなくはない気もした。大事なのは移行していく新システムが締め殺される対象(大きく複雑なシステム)にならないようにするだなあ。
オンサイトキックオフでロケットスタート!貴重なリアル対面を活かすやり方と構造
後半ちょびっとだけ聞いた。オンサイトで盛り上がった出来事をオンラインに持ち込むには?の質問に対しての「slackのスタンプにしちゃったりして定期的にネタにして盛り上がる。slackのスタンプで擦る。」がそういえばうちでもあったし、なんかその度に距離感近く感じたなと思い出した。
僕たち流のカルチャーバブル - 社外コミュニティも巻き込んだスーツとハッカーの物語 -
言われたことをやるではなくて、やりたいからやるみたいな感じで勉強会、カルチャーを大きくしていくみたいなのが、今社内でちょっとずつ進めている読書会とか、勉強会にも通じそうだと思った。まだ続けるで精一杯感があるけど、他に広げたり、少しずつ大きくしていくため勇気をもらった気がした。
あなたの言葉からチームを強化するペップトーク
短い励ましの言葉で、人を勇気づけたり、チームを強くするみたいな話だった。受容→承認→行動→激励の構成でできているのを理解したし、具体例も結構わかりやすかったので、練習していけそう!最後に例であがった産休に入る同僚へ送った応援の言葉が普通に泣ける系のいい言葉だった。
うちのスプリントレビューが楽しすぎる件について
発表内容は「スプリントレビューが楽しい!っていうだけの話」っと話されてたけど、楽しいスプリントレビューにむけて各ポイントでどんなことを考えて、どんな準備しているのかみたい簡単な具体例を聞けてよかった。とにかく「楽しい!」が伝わってきて何だか元気になったし、うちでもやるぞ!という気持ちになった。これはチームで見たい。
認知特性に合わせたコミュニケーションの工夫を紹介します
コロナ前のフル出社とコロナ後のオンラインメインで、コミュニケーションの取り方が変わったことによって、今までできていたやりとりしている内容の理解ができなくなり、認知特性によって伝え方工夫した方がいいんや!って気づいた話。自分がわかるんだから相手も理解しろよと押し付けるんではなくて、伝わりやすい形を毎回探していくのは大事だなあと思った。どうしても「自分がわかることは相手もわかるはず!わからんやつはできないやつ」って思っちゃうよなあ気をつけなきゃなあと思った。
小さな「うっ」は成長のチャンス
スライド公開してあったけど、多分スライドだけだと全くわからんので動画を見た方が良い。内容はとてもよかったです。
Safe Fail と Fail Safe の話が出てきた(どっちがどっちか混乱するけど、大事なとことは理解した)。日本人だからなのか「どうしても失敗したくない」ってなっちゃうけど、失敗するのが当たり前くらいにマインドが必要だよなあとおもった。
雑談部屋
全体が終わってから、オンライン雑談部屋でちょっとおしゃべりできた。
自分が見れなかったセッションのここがよかったよとかを聞けたし、自分が良かったと思った発表何が良かった?どうしていいと思った?みたいなのを雑談の中で整理できた。聞くだけじゃなくて話すと自分の考えを整理させられるのでやっぱりいいなとおもった。
まとめ
個人的には自分のいる開発チームに共有したい発表がいっぱいあった気がした。
オンラインの参加だったので、部屋を行ったり来たりしながら気になる発表をみたりできたのはよかった。ただ、現地の雰囲気もリアルに味わいたかったなあっていうのと、オンライン参加だったけど、会場近くにいってリモート参加してたら、懇親会も参加できたのになあとちょっと後悔した。
ただただ全体通してとても良い雰囲気で楽しく、発表自体も面白いものばかりでした!スタッフの皆さん登壇者の皆さん他の参加者の方たちに感謝です!