マガジンのカバー画像

エストニアに法人たててみた

16
【OmusBridge OÜ 日本語版公式マガジン】 エストニア起業関連のポエム集となります。ごくごく普通の中流国民であっても、英語もエストニア語もろくにできなくても、欲望と行…
運営しているクリエイター

#エストニア

北欧の小国エストニアへ、後世の旅人への道標

私、R.D.Sakamotoは、2024年3月、通算2年目のエストニア移住生活が終了し、エストニアから日本に帰ってきた。 日本での1人暮らし生活は久しいが、とても快適だ。24時間営業のコンビニ、安い物価と高いホスピタリティ、そしてなにより日本語が通じる。これらは、エストニア生活では部分的にしか享受できない、日本人が考える、日本生活の素晴らしい点であろう。 一方で、北欧の小国であるエストニアにも、そこでしか得られないものは多くあった。多種多様な人種の人々との関わり合い、北欧

JPEEエストニア・アンソロジー VOL4. 寄稿文「究極のライフハック術としてのエストニア移住」

本稿は、2023年11月に出版された「JPEEエストニア・アンソロジー VOL4.」に私が寄稿した「究極のライフハック術としてのエストニア移住」の全文(校正前)である。 当アンソロジーは、本記事公開時点でVOL1.からVOL.3の全3編が刊行されており、いずれも製本版と電子書籍版の両形態にて販売中だ。また、英訳版も存在し、日本語はもちろん、英語でも読むことができる。テーマがエストニア在住の日本人観点の合同紙ということで、かなりニッチな本誌なのだが、テーマに負けず、その内容も

2度目のエストニア移住雑記〜前半戦の感想戦〜

こっちが前回の記事 2度目のエストニア生活も半年が過ぎた。これで、人生のうち1年と半分は、エストニアとかいう異国の地で過ごしたことになる。しかもそれがアラサーのこの時期だ。いわゆる普通、世間一般、あるいは常識みたいなステレオタイプな固定概念に則るなら、この時期は結婚して家庭を築いて…みたいな情景を思い浮かべるが、その手の固定概念が苦手な私は、人生のレールから大きく外れた生き方をしてると、我ながら感じる。孫を楽しみにしてる親等には、申し訳ない気持ちもなくはない。結婚とか、まと

2度目のエストニア移住雑記〜ビジネスノマドビザを使って〜

毎度のことながら、文語が安定しない。真面目に丁寧語でいくか、小説っぽくいくか、随筆か、それとも口語か……今回はこんな感じで書いていこう。最近、正社員の方の仕事用のドキュメントばかりになってしまい、つい業務用の書きっぷりになってしまいそうだが、アレは脳に負荷がかかる。休みの日にコワーキングスペースに来ている時点でワーカホリックが抜けきれていなことは否めないが、少しでも脳を休めるため、気ままにかける文体で書き進めることにする。 2度目のエストニア生活も5ヶ月が経ち、冬が終わり、

エストニアに法人たててみて1年が経った

新年あけましておめでとうございます!と、言っても本稿が公開される頃には、既に年明けから1週間以上経っているはずですが。本稿は、1月1日に執筆し、本日に予約投稿したものとなります。 弊社「 OmusBridge OÜ 」を創立して1年が経ちました。 実は、創立したものの、去年は営利となる事業活動はまったく行っていませんでした。なので、もちろん赤字です。 とはいえ、なにもしてこなかったわけではありません。お金にならない実益は、確かに得ることができました。去年やったことは、ざ

タリンの年末 ロックダウンの中で

エストニア移住録の3回目です。前回の記事はこちらからどうぞ。 まず、質問箱への回答が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。本投稿までにいただいた質問は、先日まとめて回答させていただきました!引き続き、質問等をお待ちしております! まだインターネットにはない、「体験」と「経験」があった2020年9月末に移住し、約3ヶ月過ごした総括は、表題の言葉に尽きます。情報や知識、あるいは知恵は、昨今のインターネットに溢れている一方で、現実世界で得られる「体験」や「経験」というものは

エストニアのGym!とSIMは安くていいぞ!

エストニア移住録の2週目です。初週の記事はこちらをどうぞ。 なんと前回の記事からたくさんの質問箱への質問が...... \1件も来てない!!!/ いやぁ、おじさんびっくりです。早速この移住録が行き詰まるとは...。ネタ切れになると悲しいので、引き続き皆様からのご質問をお待ちしております。noteやFBのコメントとかTwitterよりも質問箱のほうが嬉しいです!回答の履歴が残るので...。 エストニアはGym!が安くていいぞ!エストニアに着いてはや2週間弱。スーパーとジ

コロナ禍に移住って実際どうなの?

<はじめに>この記事は、2020年9月22日から同月27日までの、エストニア移住録となります。なお、移住に至る経緯とか目的については、拙著のマガジンをご参照ください。 あなたの実生活に役立つかはいざ知れず、あなたの貴重な時間を奪うことに貢献できることは間違いないでしょう。 <結論>「コロナ禍に移住って実際どうなの?」の回答は、極めてシンプルです。なお、ここでの移住というのは、海外移住のことです。 「非推奨!やるべきではない!」 これに尽きます。本稿の執筆時点での海外移

エストニアのワーホリVisa取得までにやったこと全部書く(2020年7月版)

2020年7月末日、こんなご時世ではございますが、エストニアのワーキングホリデービザを無事に取得することができました!エストニアといえば、最近は専らデジタルノマドビザの話題がお盛んですね。個人的にとても注目していて、「これはマジでエストニアの時代くるやつやん!」なんて思ってます。とか言いつつ、残念ながらこの記事で扱うビザは、デジタルノマドビザではなく、冒頭の通りワーホリビザです。こっちも日本では今年からとれるようになった新しいビザなので、何卒ご容赦いただければと。 また、「

普通のエンジニアによる北欧移住計画【字に書いたサルミアッキ】シリーズ第02章「ググるより実地往訪(往訪編)」

本稿を執筆する前段および契機となる前書きはこちらを、実地往訪を通した所感や反省、私見に基づく諸国比較、今回の往訪にかかった費用等をまとめた後書きはこちらを参照ください。本節では、実際に往訪した各地を写真とともにご紹介します。 今回はですます調の文章になる気分なのでそれで。また「綺麗だった」以外の感想がない韓国の仁川空港や「空港広い」以外の感想がないイギリスのトランジット編はカットで。あ、でも写真あるな。 ↑英国唯一の思い出はでかくて味が「うーん」なヒースロー空港での朝飯

¥200

普通のエンジニアによる北欧移住計画【字に書いたサルミアッキ】シリーズ第01章「日本から貧困エンジニアを撲滅する」

本稿は、ごく普通のフロントエンドエンジニアによる北欧移住計画の全容を記した文書である。本稿は筆者自身の活動記録であり、また、最終的には本稿は同じ志を持った諸氏の道標にもなり得る文書となるはずだ。そうなることを切に祈りながら、今こうして打鍵しているのである。 冒頭に、読者諸氏に本稿を読み進めていただくにあたり、3点の注記をここに記載しておきたい。 第一に、本稿の各章には有料部を設けさせていただいている。しかし、有料部にある情報は、十中八九、諸氏には必要のないものだ。読まなく

¥100