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楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-

この勢いで連続投稿できたらなあと思いますがどうでしょう。
そんなわたしです。

今回も読んだもの記録。
清水邦夫の戯曲『楽屋 -流れ去るものはやがてなつかしき-』(以下、『楽屋』)です。

私が製作としている(らしい)花色もめんは、今は人数が増えたり休業したりしていますが、これを読んだ当時は、女性4人、男性3人のユニットでした。
そして女性4人への稽古の練習戯曲として挙げられたのがこの『楽屋』だったのです。

清水邦夫は日本の劇作家の一人で、多くの戯曲を残していますが、その中でも『楽屋』は人気の戯曲でもあります。
今でも「楽屋 公演」で検索すると、2023年9月に東京で開催された公演の情報がヒットします。

あらすじを読まずに読むのがおすすめ。
板の上で見ると違った印象があるかもしれませんが、文字だけだと頭の中で展開して想像しなくちゃいけないので話のおどろきもひとしおです。
副題はそういう意味なんだなあと。

文章も読みやすいように、そして口に出しやすい日本語で書かれているのでわかりやすいです。
口語なので当たり前かもですが。

先述の花色もめんで、女性4人がこの戯曲で稽古していたと書きましたが、話も面白いので楽しかったようです。
男性陣には、エドワード・オールビーの『動物園物語』を指定したのですがつまらんすぎて、『楽屋』ばっかりやりたがったとか。

ハヤカワ演劇文庫からでていますが、たしか私が調べたときは絶版になっていたような気がするので古本でまあまあな値段で売っていたと思います。
需要があるんでしょうね。人気だし。
市民図書館でも置いてあるところがあるかもしれません。
ちなみに京都市は清水邦夫の戯曲集がいくつかありましたが、ちょうど『楽屋』が入っている巻は扱いがありませんでしたw

いつかうちでも上演できるといいな、と思います。

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