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これからの季節に! 水害対策のススメ
今年は珍しく5月に台風1号が発生し、雨の日も多いですね。
6月に入り、これから始まる梅雨。
もう既に梅雨並みに雨が多いしゲリラ雷雨もありますが、
今後増えて来る大雨の日、それによる水害に備えて、
今回は水害対策についてお伝えしようと思います!
天気予報の「降水量」のイメージありますか?
天気予報で雨量の予測が出たりしますよね?
あの「降水量」を聞いて、どれくらいの雨になるかイメージはつきますか?
先ずは、降水量の表現でどのくらいの雨が降るかのイメージを付けておきましょう!
やや強い雨:【10~20㎜未満】 ザーザーと降る雨。
長く降り続く場合は注意が必要。強い雨:【20~30㎜未満】 土砂降り。
側溝や下水が溢れ、小規模のがけ崩れの心配も。激しい雨:【30~50㎜未満】 バケツをひっくり返したような雨。
災害発生の恐れあり。非常に激しい雨:【50~80㎜未満】 外出困難な滝のような雨。
災害が発生する危険性が高く、警戒が必要。猛烈な雨:【80㎜以上】圧迫感があり息苦しく恐怖を感じる雨。
都市機能がマヒし、大規模災害発生の恐れが極めて高く、警戒が必要。
<激しい雨>以上、1時間に30mm以上の雨では、災害発生の恐れがあるレベルの大雨です。
長期間降り続ける場合は特に危険です。
天気予報でや速報で上記の降水量を見た場合は警戒しましょう。
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「警報」の危険度は?
ニュース速報などで、「大雨警報が発令されました」など、
警報の発令を知らせる事がありますよね。
「警報」にもいろいろありますが、どんな警報でどんな対策が必要なのかを知っておきましょう。
警戒レベル1:
早期注意情報(警報級の可能性)
大雨や高潮に関して、[高]又は[中]が予想されている場合に発令警戒レベル2:
大雨注意報・洪水注意報・高潮注意報・氾濫注意情報
避難行動の確認が必要とされる警戒レベル3:
大雨警報(土砂災害)・洪水警報・氾濫警戒情報・高潮注意報
地元の自治体が「警戒レベル3高齢者等避難」を発令する目安になる警戒レベル4:
土砂災害警戒情報・氾濫危険情報・高潮特別警報・高潮警報
地元の自治体が警戒レベル4避難指示を発令する目安で、
危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル5:
大雨特別警報・氾濫発生情報
地元の自治体が警戒レベル5緊急安全確保を発令する判断材料
災害が発生又は切迫していることを示す
<避難準備情報>
災害発生の可能性がある時に発令されます。
避難準備を開始する必要があります。
乳幼児や高齢、要介護者がいる家庭は、早めの避難を心がけましょう。
<避難勧告>
被害が予想される地域に発令されます。
避難所への避難を開始しましょう。
<避難指示>
災害発生の可能性が非常に高い時に発令されます。
避難勧告よりも強く避難を指示しています。
ただちに避難をしましょう。
大雨の降る中、避難場所に避難するだけが「避難行動」ではありません。
自宅の2階に避難する事もまた「避難行動」です。
自治体から発令される情報を見ながら、どんな避難が適しているのかを判断しましょう。
日頃から避難経路や非常用の荷物を確認したり、自宅や周りの環境をチェックして備えておきましょう。
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自宅の水害対策
日頃から家の周りや家の中を確認しておきましょう。
<自宅の浸水対策>
溢れた水や泥が流れ込んでくるのを防ぐには、
土のうで臨時の壁を作るのが一番効果的です。
玄関は、ブルーシートの上に土のうを置いて浸水をガードしましょう。
また、板と重しで入口をふさぐ止水板も一定の効果があります。
<排水溝の逆流対策>
下水が大雨を処理しきれなくなると、排水溝から汚水が逆流する危険性が高まります。
キッチンや浴室、洗濯機は排水溝や、
トイレには便器の中に土のうを置いて汚水の逆流を防ぎます。
※土のうはホームセンターなどで購入できますが、
インターネットでも販売されています。
土のうに代わる商品なども販売されているので、備えておきましょう。
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水害時の避難のポイント
1.自治体からの警戒警報・避難命令などに従う。
自治体にはエリアの様々な情報が集まっています。
自治体から発令される警報などに耳を傾け、指示に従いましょう。
2.避難時は、人と一緒に行動する。
単独で避難することは非常に危険です。
緊急時に動く時には複数で行動するよう心がけましよう。
3.持ち出す荷物は少なく身軽にする。
荷物が多いと行動力が鈍り、逃げら遅れの危険あります。
必要最低限の物だけを持ち出しましょう。
4.お年寄りや子供を優先し、落ちついて行動する。
避難時に慌てて行動すると、自分だけではなく
他の人が危険な目に遭うケースが少なくありません。
水防機関などの指示に従って落ちついて行動しましょう。
いつ起こるか分からない自然災害。
日頃から準備しているつもりでも、いざ起こってみると予想外の展開になる事もありますよね。
これから雨の増える時期。
大雨対策や水害対策をいま一度確認して、
いざという時に慌てない備えをしておきたいですね!
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