【実家処分シリーズ】相続で車を譲り受けたらやること。
先日、父が亡くなって葬式やら、名義変更やらでいろいろと対応しています。
まぁ、はっきりいって面倒くさい。これこそワンストップでどこかでサービスしてくれると嬉しいですが、手数料見合いで考えると自分でやったほうがいいかなぁ、とも感じています。
ということで、今回車を譲り受けてやったことを整理してみました。
まあ、手続きそのものは難しくはなかったのですが、車庫証明や名義変更は平日しか対応してくれないので、時間を仕事の時間を調整するのが大変でした。
さて、今回の私の状況は以下のとおり
父が亡くなったので相続をした。母はsすでに亡くなっており、相続人ではない。
父とは生前別居中。都道府県も異なり、陸運支局も別。
新しい駐車場は私の自宅(新規には借りない)
相続人は私と弟のみ。
銀行口座の相続手続きで、戸籍謄本など必要と思われる書類はある程度そろっていた。
ナンバーの希望はなし(多分すぐに売却するから)
免責:2021年12月時点で私が経験したことを記載しています。情報が変更になることがあります。正式な情報をしっかりと確認してからご自身の手続きをおこなってください。私のほうで責任はとれません!
0.やらなけれならないことのリスト
1.必要な書類の準備
2.譲渡前から入っている自動車任意保険の確認
3.車検証の確認
4.車庫証明の取得
5.車の名義変更(ナンバーの変更)
6.新しい任意保険の申し込み
1.必要な書類の準備
以下の書類を準備する必要があります。
車庫証明に必要なもの
・車検証
・申請書(自動車保管場所証明申請書、自動車保管場所標章交付申請書、自認書、保管場所の所在図・配置図)
→全部もっていったつもりでしたが、複写になっていて不足していたようです。結局その場で書きました。)
・手数料
自動車保管場所証明申請手数料 2,200円
自動車保管場所標章交付申請手数料 550円
保管場所標章送料 800円くらい
・印鑑(シャチハタで可)
名義変更に必要なもの
・車検証
・戸籍謄本まあは戸籍の全部事項証明書
→これは亡くなった人が除籍されことと、相続人全員が確認できる必要があります。私の場合は、父が戸籍の最後の人だったので除籍で終わっているものでOK。実はコピーでもいいと言われたけど、コピーを取るのが面倒だったのでそのまま原本を渡した。
・遺産分割協議書
→誰が相続するかを決めた証拠となるもの。地区運支局とかからダウンロードできます。全員の署名と捺印が必要です。
・新所有者の実印とその印鑑証明(3カ月以内)
・車庫証明(おおむね1か月以内とのこと。いつまで大丈夫なのかは係の人の心次第)
・名義変更手数料(500円)とナンバー発行手数料(1490円)
2.譲渡前から入っている自動車保険の確認
まず、保険の適用範囲を確認します。自分が運転しても保険が適用されるかどうかは大きなポイントです。特に相続となると、葬儀などで実家の車を使ったりすることもあるかと思いますが、精神的に不安定な中での運転ですので、保険が適用されるのかは確認しておくべきです。
家族が保証の範囲としていても、同居者のみに限定してる(別居はNG)パターンがあるため気を付けてください。
任意保険なので、保険適用外で運転しても法律で罰せられることはないのですが、やはり万が一何かあったときに保険が利かないのは痛いです。
特に、相続となると精神的にも不安定な状況なので、なおさら任意保険はかけておいたほうが無難です。
変更が必要であれば保険会社に伝えて対応しましょう。時間がかかる場合は自分の車やタクシーで代替することを検討したほうが無難です。私の場合、父は年齢制限のみ(家族制限はなし)だったので、そのまま使わせていただきました。
3.車検証の確認
車の車検証はあちこちで必要になるのでコピーを取っておきましょう。
次の車検がいつなのか確認が必要です。直近の場合は先に車検をしてしまうのも手ですが、一緒に名義変更をするとなると、車検のところに代行をお願いしたほうがいいかもしれません。
私の場合は半年先だったので車検は後回しにしました。
4.車庫証明書の取得
車庫証明は、所管の警察署へ行きます。運転免許センターではありません!
警察署によって受付時間が異なるので気を付けて下さい。私のところは平日の16:30までとなっていて、午後半休のときに、ぎりぎりで駆け込みました。
書類をダウンロードし、記載までして準備していったのですが、なんだか不足があって結局その場で手書きで書き直しをしています。
記載するものは、車検証を写していくだけなので、それほど困ることはないです。自動車関連の書類では車名とかいてあっても、メーカー名を書くなど独特の表記があるので、しっかりと車検証と同じように記載しましょう!
なお、手書きする際は印鑑が必要になるので、忘れずに持っていきましょう。シャチハタでOKです。
ただ事前に一つだけしっかりと記載しておいたほうがいい書類があって、それは「保管場所の所在図・配置図」です。
実際にどこに車を置くか、地図が必要なのですが、これを手書きするのは結構しんどいです。なので、GooleMapから保管場所の近所を画像でコピペして貼り付けるのが楽です。
配置図はわかれば大丈夫なので、実際の長さをサクッと測って記載します。
保管場所商標は当日には渡されずに、後日取りに行くか郵送をお願いすることになります。郵送だと交通安全協会が標章を受領して発送してくれます。800円くらい手数料がかかるのですが、封筒代とか書留送料とかを考えるとそれほど高くないのでおすすめです。再度平日の休みを調整するくらいなら、お願いしてしまったほうがよかったので、今回は郵送にしてもらいました。
申請から5営業日ほどで届きます。
もし問題がある場合は連絡があって、再度申請となります。郵送の場合は手数料がもう一回必要になるなど、説明を受けましたが、ここは「多分大丈夫!」と自信をもって申請しました。(いろいろと説明を受けてちょっと不安になるのですが、ここは自信をもってやるべき!)
5.車の名義変更(ナンバー変更)
この作業は、陸運支局にいって行います。
ナンバーを変更する車に乗っていきましょう。ナンバーが発行されればその場で付け替えを行います。
まず、申請書類を書きます。
きちんとサンプルが置いてあって、その通りに記載すればOKです。車検証を見ながら記載すればOKです。難しくはないです。
次に窓口に行って書類一式を提出します。
そこで、書類のチェックを受けた後、収入印紙を買ってくるように言われるので、素直に窓口にいって印紙を貼ってもらいます。そこで再度チェックを受けて、書類を受け取ります。この時点で車検証と提出した書類がほぼほぼ回収されてしまいます。
ちなみに、ナンバーの希望がある場合は事前に予約しておいたほうがよさそうです。その場では発行できないのできをつけましょう。
問題がなければいわれるがまま次の窓口へ。
次に税金の窓口に行きます。
相続なので支払う税金は(親が滞納してなければ)ありません。ここでも書類を一つ記載しますが、「相続です」というと、「ここを書いてね」と言われて素直に転記していきます。旧車検証を見ながら記載するものが多いので、コピーがあるとここで便利です。
ここで言われるがままに次の窓口行きます。
ここでまず古いナンバーを外すように指示をうけます。
ナンバーは自分で外して自分でつけるんですね。ドライバー一つでできるので難しくはありません。ただ、後ろの1か所は封緘がしてあるので、その外し方もここで教えてもらいます。新しいねじは後でもらえますが、できればなくさないように。
今回自分が行った陸運支局は、ナンバー交換用の工具(ドライバー)が置いてありました。
実はここで困ったことがありまして、父の車のナンバーのねじが、普通のプラスねじではなくて盗難防止用の特殊ねじになっていたんですね。多分ディーラがやってくれたんだと思います。なので特殊工具が必要なんでは?となり困りました。で、そのスマホで場でしらべたら、ペンチで挟んで回せば大丈夫!とのことで、車からペンチを出して外すことができました。インターネットは本当にすごい。父の車にペンチが入っていたのも奇跡!ありがとうお父さん!
外した古いナンバーと書類を持って、窓口に行きます。
ここでナンバー代を払って、新しいナンバーとねじとキャップがもらえます。特に説明はなかったですが、どの車も後ろのナンバーの向かって左のねじにはキャップを付けてあったので、同じようにしました。つけられる屋根がある場所があるのですが、空く気配がなかったので、駐車場でつけてしまいました。(雨の中でしたが。)
つけ終わってしばらくすると、係の人が来てチェックをしてくれます。ここでボンネットを開けて、車体番号を確認します。ナンバーの取り付け状態にに問題がなければ、新しい車検証が手渡しされて、手続きはこれで終了です。
ちょっと悩んだところもありましたが、1.5時間くらいで終わりました。窓口も空いてましたので、窓口での待ちはほとんどなかったです。
6.新しい任意保険の申し込み
名義変更も終わったので、任意保険も自分のものに切り替えました。
安いし。自分名義の車は2台目なので、セカンドカー割引が適用になったのですが、やはりノンフリート等級が新規になるので、あまり安くはなりませんでした。2台目ということもあり、車両保険もかけてません。(事故ってもそこまで)。ここは皆様の保険会社のサイトや代理店にお問い合わせいただくのがいいかと。
7.最後に
自分なりにいろいろなサイトをみてきたので、参考になったサイトを紹介します。
車庫証明関連
警察のサイトを見るのが一番確実です。地元の警察を検索してみるといいでしょう。名義変更
JAFのページが分かりやすかったです。
ナンバーが何でもよかったので、その場で変更してしまったのですが、ちょっと急だったかな。もう少しあとになるのかと思ってました。
あと、車庫証明の取得で何が不足していたのが分かりませんでしたので、一度問い合わせしていただくか、その場で書いても大したことはないので、その場で手書きするのがいいと思います。
あと、陸運支局での名義変更は比較的親切に教えてくれるので、言われるままに対応していけば大丈夫でした。
きっと窓口の方も慣れているんでしょうね。
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