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GAS超入門⑥ - chatworkに通知してみる
はじめに
「昨日の売上を毎日スプレッドシートで集計してChatworkにコピペして通知してる」
「残業時間が45時間を超えそうな人を抽出してChatworkに通知してる」
こんな面倒な仕事してませんか?
それ、全てGASで自動化しましょう!
という訳で今回はGASでChatworkに通知する方法を学んでいきます。これでスプレッドシートと連携して、上記のような面倒な処理を自動化して、業務効率化したり、これらの案件を30,000円で受注したりと、金を稼ぐ力を手に入れましょう!
1. Chatworkのアクセストークンを取得
Chatworkに通知するためにまずアクセストークンを取得する必要があります。
※ ちなみにChatworkのアカウントが無い人は以下の記事を参考に作っておいてください。
1-1. 人のアイコンをクリック → 「サービス連携」をクリック
1-2. 左のメニューからAPI Tokenをクリック → パスワードを入力して、「表示」をクリック
1-3. API Tokenが発行されるのでコピー
※ これは第三者に漏れると、チャットの中身やファイルが取られますので、絶対にもれないように気をつけてください
これで下準備は完璧です。
2. そもそもAPIって?HTTPって?メソッドって?
APIとは、アプリケーションを外部から便利に扱うためのものです。
HTTPとは、インターネット上のやり取りをする時の約束ごとです。例えば、僕らがTwitterを見る時もこの約束事の元に成立しています。
何か
POSTメソッドとは、何か情報を取得する時のGETメソッドと、何か情報を伝えるPOSTメソッドがあります。
例えば、chatworkのメッセージの一覧が欲しいときはGETメソッドだし、部屋を作ったり、メッセージを送ったりするときはPOSTメソッドを使います。
3. Chatworkにメッセージを送信してみる
一般的に、「GAS ChatWork」で検索すると、こちらのライブラリを使った方法が紹介されてますが、今回はChatWorkの公式APIをつかった方法を紹介しますね。
※ このライブラリは、一般的にAPIのラッパーと呼ばれるもので、APIを簡単に使えるようにした便利グッズみたいなものですね。
公式のAPIを使って通知する処理を書くとこんな感じになります。
(以下でちゃんと解説します)
function sendChatWork() {
// チャットルームのID
let roomId = "【通知したいルームのID】"
// チャットを送信する用のURL
let url = `https://api.chatwork.com/v2/rooms/${roomId}/messages`
let userName = "スキプラ"
let message = `
こんにちは${userName}さん\n
これはGASから自動的に通知してます
`
// チャット送信に使うオプション
let options = {
"method" : "post",
"headers" : {
'X-ChatWorkToken': "【先程取得したアクセストークン】"
},
"payload" : {
"body" : message
}
}
// ChatWorkに通知する
UrlFetchApp.fetch(url, options)
}
3-1. チャットルームのIDの取得方法
通知したいルームを選択し、URLを見ると、「chatwork.com/#ridxxxxx」とridの後に数字がありますので、これを取得してコードの「roomIdに代入します」
3-2. ルームに通知するためのURLを用意
公式のドキュメントを参考にします。
このURLには色んなエンドポイント (処理の違い)が用意されてるのが分かります。
基本URL: https://api.chatwork.com/v2/
/me : 自分の情報を取得 (methodはGETです)
/my: 自分の未読数や、未完タスクの数などを取得 (methodはGETです)
/contacts: 自分のコンタクト一覧を取得 (methodはGETです)
/rooms: 部屋に通知したり、部屋の情報を取得したり、部屋を作ったり(/rooms/の下のメソッドによってGETかPOSTか変わる)
/incoming_requests : 自分への承認依頼一覧を取得など (methodはGET)
今回は、この「rooms」の「rooms/messages」を使ってメッセージを送ります。
3-3. optionを作る
chatworkのAPIには大きく3つ必要です。
method: GET(取得系) or POST(更新系)
headers: 今回はAPIトークン
payload : body(メッセージの中身など)
この3つを含めたオブジェクトを作っておきます
3-4. UrlFetchAppオブジェクトのfetchメソッドでPOSTメソッドで通信する
実際に送ってみた結果
無事に届きましたね!!
他にもGASからタスクを作ったり、chatworkでタスク一覧を聞いた時に教えたり、可能性は無限大なので、ぜひAPIで遊んで見てください。
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![スキプラ@元エンジニア](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/19845779/profile_b4f759b58f265865a4794edcd87ec2e0.jpg?width=600&crop=1:1,smart)