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2023/6/11 第13節 🆚奈良クラブ(H)

メンバー

【メンバー交代】
58分
前川 → 高
中山 → 山脇
(野瀬 RSH→CF、山脇 →RSH)
71分
岡田 → 平原
78分
前田 → 本村
永野 → 長谷川
(村松 CB → RSB、本村 → CB、長谷川 → DMF)

メンバーの入れ替えは4名。
IN  後藤、本村、平原、高 
OUT 田中、乾、井野、上形

水曜日の天皇杯を経て戦い方が少しずつ変わってきている印象。

スタッツ

基本スタッツ

これまでより重心を守備に置いたため、前節までと比べてシュート数は少なめ。
FK数が相手の2倍あるが、上手く得点に繋げることはできなかった。

ゴール期待値

明確にチャンスが訪れたのは、13分に右サイドからのクロスが流れてフリーの岡田に渡ったシーン、59分のコーナーキックから岡田のヘディングシュート、85分のコーナーキックのこぼれ球からスンジンのシュートだったと思う。
複数の山場を作れているので、いかにモノにしていくことができるかだと思う。

パスソナー・パスネットワーク

前線にあまりボールが入らず厳しい展開。
岡野と永野で攻撃のスイッチを入れたかったのだろうが、なかなか上手くいかなかったように思う。
前節よりは前田が偽SBとして機能していたように見える。磨きをかければ良いオプションになるかもしれない。

試合の流れ

整備されたビルドアップで上手く攻めたい奈良に対して、それらに対応しながら隙を伺う北九州という構図で試合が進む。
お互いに決定機を作るが決めることができず前半が終了。
後半に入るといきなりゲームが動く。48分に左サイドから上がったクロスを中央で処理しきれず、逆サイドで待っていたフリーの嫁阪選手に決められ先制を許してしまう。
すぐにでも追いつきたい北九州だったが、連動した攻撃ができずなかなかチャンスを作ることができない。対する奈良は持ち前のポゼッション力を活かして攻撃を仕掛けてくる。
しばらく我慢の時間帯が続くが、コーナーキックから岡田のヘディングシュートを放つなど、反撃の狼煙を上げる。
すると71分。大石の蹴ったクリアボールを相手DFが目測を誤り後ろへ逸らす。そのボールにすぐさま反応したスンジンがそのままドリブルで持ち込み、思い切り良く放ったシュートでゴールをゲット!同点に追いついた。
その後85分にコーナーキックのこぼれ球がスンジンの前に落ちてシュートを放つが、クロスバーに阻まれ得点とはならず。
負けられない北九州は前田と永野に替えて本村と長谷川を投入。最終ラインの並びを変え、その前に長谷川を置く守備体形とし、相手に得点を与えない姿勢を見せる。
そのままスコアは動かず試合終了。
これでひとまず連敗を4でストップ。
リーグ戦は11試合未勝利は継続ままとなった。

良かった点

絶対負けないという姿勢を見せた

試合の最終盤に前田と永野に替えて本村と長谷川を投入した。これまでなら攻撃的なカードを切って勝ちに行く姿勢を見せていたと思うが、今回は逆のカードを切ってきた。
1つでも勝ち点が欲しい状況なので、監督はしっかりとジャッジできたと思う。
長谷川をアンカー、村松を右SBに配置したことで攻撃時は左SB(坂本)が思い切った上がりをすることができるようになる。村松は無理に上がらないので、守備時は坂本が戻るまで3バックを形成することもできる。陣形を整えれば長谷川を最終ラインに吸収して5バック化することも可能。
これから勝ち点を積み上げるためにはしっかりと守れることが重要だと思うので、このような戦い方もしっかりと磨いておいてほしいと思う。

良くなかった点

サイドの選手の役割と効果

今シーズンは岡田と野瀬がメインのSHとして起用されている。彼らは得点に対する意識がとても高く、ゴール方向への動きが多い。そうなると必然的にアウトサイドを使う機会が減ることになる。
シーズン序盤はそこを上がってきたSBが使うことが多かったのだが、逆足の選手を配置したことであまり使わなくなった。
チーム戦術としてSBからポケットを狙っていたと思うのだが、今節はそれが上手くいかず、ボールが入った瞬間を狙われてロストしている。
特に左サイドはSBからSHへ直接ボールを入れる場面自体が少なく、持ち上がってハーフウェイラインを越えたあたりで横向きや後ろ向きのプレー中にロストしているのがもったいない。
サイドの選手に強みのあるチームだと思うので、もっと有効に使えるよう整備するべきだと思う。

順位表

連敗はストップしたものの、まだ最下位。
1つでも多く勝ち点を積み上げて食らいついていきたい。

次節の対戦相手

アウェイで鳥取と対戦。なぜか勝てることが多い抜群に相性の良い相手。
超攻撃的で浮き沈みが激しいチームに対して、打ち合い上等でいくのか、しっかり守って耐えるのかはしっかりとした選択が必要になると思う。
クロスからの得点が多いので、相手の形を作らせないようにしたい。

クロスからの得点が多いというデータ通り、基本的には両アウトサイドで起点を作ってくる。中央からポケット目がけてボールを入れてくることも多いようなので、注意が必要だ。

サイドが前がかりになる分だけ裏を取られることが多いようだ。
こちらのサイドの選手が立ち位置で押し込む展開を作ることは難しいと思うので、引き込んで一気に裏を取りに行く戦い方が良いかもしれない。

感想

連敗していたので、先制されたことで気落ちしズルズルいってしまうのかなと心配したが、スンジンのゴールで追いつきドローで試合を終えることができたのは良かったと思う。
欲を言えばチャンスもあったしホームなのできっちり逆転勝ちしてほしかったが、上手くいっていない現状を考えるとそこまでは求めるのは酷だろう。
チームは天皇杯の岡山戦を経て良い方向に向かったように思う。良い意味でこれまでの戦い方に固執しなくなった。
勝ち点を積み重ねるためにも、まずは守備をしっかりとして負けないことを引き続き優先してほしい。
コツコツと頑張ろう!

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引用元 
ギラヴァンツ北九州公式Twitter
ギラヴァンツ北九州公式You Tube
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