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2023/7/16 第18節 🆚FC大阪(H)

メンバー

【メンバー交代】
61分
前田 → 大石
(坂本 LCB → LWB、大石 → LCB)
70分
夛田 → 山脇
池髙 → 平山
(平原 CF → LOH、山脇 → RWB、平山 → CF)
79分
岡野 → 長谷川
平原 → 中山
(野瀬 ROH → LOH、中山 → ROH)

前節からメンバーの入れ替えは3名。
IN   前田、前川、平山 
OUT  伊東、乾、岡田

乾に代わって前田をスタメン起用。
前節に引き続き坂本がCBで起用された。
5試合ぶりのメンバー入りとなった前川や、約2ヶ月ぶりに肘の脱臼から復帰した平山が久しぶりにメンバー入りした。

基本スタッツ

シュート数1、枠内シュート数0と非常に厳しい結果になった。対するFC大阪は12本シュートを放っており、ひたすら耐える時間が続いた。
ボール支配率がイーブンなことを考えると、フィニッシュに対するアプローチが上手く行かなかったのだと思う。 

ゴール期待値

ゴール期待値はまさかの0.05。恐らく歴史的な数字になった。
相手がいくらリーグ1位の守備力を誇るチームだといえども、後半ATまでシュート無しは厳しい。
攻撃の立て直しは急務である。

パスソナー・パスネットワーク

左サイドは終始押し込まれた上に、上手く持ち上がることができないまま終わってしまった。
その分右サイドで押し込みたかったが、野瀬がしっかりとケアされ、夛田や村松が高い位置をあまり取ることができなかったので、厚みのある攻撃ができなかった。
後半も半分が過ぎた頃からようやく上がっていくことができるようになったが、チャンスを作るまでには至らなかった。

試合の流れ

積極的に前線からプレスをかける北九州だが、上手くハマらずFC大阪に交わされ苦戦を強いられる。なんとかボールを奪って前進を試みるが、リーグ1の堅守を誇るFC大阪に阻まれ、効果的にボールを動かすことができない。自然と前へ蹴り出すシーンが多くなり、そのセカンドボールを相手に拾われ攻撃されるという展開が続いた。
防戦一方となる北九州だったが、相手のフィニッシュ精度の甘さにも助けられ、得点が生まれず試合は進んでいく。
後半に入っても展開は変わらず、しばらくして両チームの監督が交代カードを切り、ゲームを動かしにかかる。
FC大阪は得意のセットプレーやロングボールを駆使して北九州ゴールを脅かすが、集中力を高く保つ北九州ディフェンスが得点を与えない。
度々ピンチをを迎えるが、相手のシュートが枠外であったりクロスバーに助けられるなど、なんとか決定機を凌ぎ続ける。
80分頃からようやく前方へボールを動かせるようになった北九州だったが、シュートは野瀬がアディショナルタイムに入って放った枠外シュート1本に留まり、ほぼノーチャンスのまま試合が終了。
辛くも勝ち点1を手にした。

良かった点

FC大阪の攻撃を耐え抜いた

徹底して左サイドを狙われた。
序盤はそれほどではないものの、前半30分以降からFC大阪のボール運びに偏りが出ている。
結果として、左サイドの広い範囲で相手の対応をせざるを得ない状態となった上、たびたび深い位置への侵入を許してしまい劣勢となっていた。

CB4人のデータを見比べても、左CBを担当した二人のブロック数が極端に多い。それだけ攻められていたのと同時に、身体を張って守ったということの現れだと思う。
二人ともここまで防戦一方の展開は初めてのだったはずで、これを無失点で切り抜けられたことは良い経験となったのではないだろうか。

MOMと言える活躍をした田中。
「被枠内シュート」5本、その内「エリア内シュートセーブ」2本と、危ない場面をことごとく凌いでくれたのは大きい。
正守護神争いは激しいが、これだけの働きを続けることができれば不動の守護神となる日も近い。引き続き期待したい。

良くなかった点

まったく攻撃することができなかった

結果としてシュートが1本。しかも最終盤に野瀬が単独で持ち込んだものだった。
左サイドはアタッキングサードの入口で完全に堰き止められ、右サイドはサイドライン方向へ押し込められて奪われている。
また、中央で奪われている数も多く、いつも以上にCHを自由にさせてもらえなかったことも攻撃が不発に終わった要因の一つだと考える。
現状では「右サイドからの攻撃頼み」であること「ピッチに配球役が永野しかいない」ことが浮き彫りになった。
左サイドからの攻撃パターンを増やすのか、永野以外に流れを作ることができる選手を起用するのか、警戒されていても突破できるレベルに右サイドを磨くのか。何らかの形を考えないと、得点することは難しい。
守備はある程度整ってきたので、次は攻撃に着手してほしい。

順位表

なんとか勝ち点1を積み上げた
20位の相模原が勝利したため、勝ち点差を2に詰められた。
また、18位の福島が勝利したため勝ち点が3に拡がったが、次節の直接対決で勝利すれば順位は入れ替わる。
次節で福島を抜いて降格圏を脱出してしまいたい。

次節の対戦相手

ここで前半戦が終了。
6ポインターなので、ここを勝てば順位も入れ替わり降格圏を脱出することができる。ここはぜひ勝ちにこだわって戦ってほしい。
福島は服部監督が解任され依田HCが内部昇格している。したがって、目指すサッカーに大きな違いはないのではないかと考える。
福島は得点のほとんどがセットプレーとクロスからとなっている。不用意にファウルを与えないこと、クロスを良い形で上げさせない・受けさせないを徹底したい。
北九州としては相手陣内でしっかりとつなぎ、引き続きセットプレーでの得点を狙いたい。

先ほどのデータにもあったように、サイドからの組み立てが多い。ただし、左サイドからはドリブルを使って侵入する選手がいるようなので注意したい。
ただ、このサイドは北九州の強みでもあるサイドなので、できれば押し込んで仕事をさせないようにしたい。

両サイドの裏を狙われて多くの起点を作られている。ポケット狙いのパスが多く見えるので、福島ディフェンスの泣き所なのかもしれない。
1トップやOHに積極的に狙わせたい。

感想

FC大阪側としてはフラストレーションが溜まり、北九州側としては全く盛り上がる展開のない試合だった。
どちらとも守備に重きを置くチーム同士の戦いとはいえ、なかなかお目にかかれない数値が出るほど攻撃することができなかったことには素直に不満である。
これは、今は1つでも勝ち点が欲しいので「勝つことよりもまずは負けないこと」に対する意識が強く出た結果かなと感じた。
次節の福島戦で前半戦が終了となり、夏の移籍期間にも突入する。
北九州も状況的に補強なしとはいかないはずなので、戦力値を上げて後半戦の逆襲に備えてほしい。
チームは少しずつだが着実に上向いているので、福島戦に勝って良い形で後半戦を迎えたい。
引き続き期待しましょう!


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引用元 
ギラヴァンツ北九州公式Twitter
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