2023/11/11 第35節 🆚いわてグルージャ盛岡(H)
【メンバー交代】
71分
岡田 → 野瀬
岡野 → 前川
76分
エボコ → 中山
81分
村松 → 夛田
若谷 → メロ
(前川 CF → CH、メロ → CF)
前節からメンバーの入れ替えは2名
OUT 永野、平山
IN 夛田、前川
基本スタッツ
これまでの鬱憤を晴らすように、すべての項目で上回り圧勝。シュート27本のうち枠内シュート18本で6得点は素晴らしい。
相手のシュート数を6本抑えることができたのも良かった。ただ、そのうち5本を枠内に飛ばされているのは今後の課題か。
ゴール期待値
ゴール期待値3点台はなかなかないし、その数値を裏切らない得点ラッシュとなった。
ただ、いわても1.35とチャンス数の割に高い期待値を出しており、失点こそ1だが常に急所を突かれていたことがわかる。
パスソナー・パスネットワーク
平原をCHに起用したことでボールが集まり、効果的な散らしを続けてくれた。キープ力と足元の技術力を兼ね備えているので時間を作ることができるのは非常に大きい。
その時間を使って若谷やSBの村松が攻撃参加することができるようになり、波状攻撃が可能になったことも良かった点のひとつだ。
ここ5試合無得点だった北九州がゴールラッシュを見せた。3分に高 昇辰のシュートのこぼれ球を若谷 拓海が押し込むと、8分には岡田 優希が中央左寄りの位置のドリブルから左足シュートをねじ込み2-0。11分には今季初先発のエボコを倒した岩手の新保 海鈴が一発退場となり、数的優位も手にする。21分にPKを与えて和田 昌士に決められるが、33分には村松 航太の右からのクロスを高 昇辰が頭で合わせ、3-1で後半へと折り返した。
北九州は49分に村松のクロスに高 昇辰が右足で合わせると、73分には途中出場の前川 大河がFKの流れから乾 貴哉のヘディングによるパスを押し込む。さらに80分には村松の右からのクロスが相手のオウンゴールを誘って6-1。北九州が連敗を『6』で止める9試合ぶりの勝利。岩手は3試合ぶりの敗戦となった。
[ 文:島田 徹 ]
久しぶりの得点
今回のトピックはこれでしょう。5試合無得点だったチームが大爆発を見せた。
特に若谷と平原のCHコンビが大車輪の活躍を見せた。平原が一定のキープ力と組み立て力を担保してくれるので、SBの動きが活性化。全体を押し上げることに繋がった。
また、平原に任せることができるようになった若谷が高い位置を取ることができるようになり、本来の攻撃性能を発揮。先制点だけでなくラストパスを3本記録するなど、活躍を見せた。
村松ー高のホットライン
今節一番イキイキとプレーしていたのは、スンジンだろう。右SHに入ったエボコの突進力とSB村松によって同サイドをほぼ制圧できていたこともあって、最前線で駆け引きに専念することができた。
スンジンと村松はお互いをしっかり理解することができていて、効果的な場所へ的確にボールを送ることができていたように思う。あれだけ信じて走ってくれれば、ボールを出す側も気持ち良いだろう。
しかしながら、スンジンはゴール前での落ち着きや得点への執念がすごいと改めて感じた。さらに精度を上げていくことができれば、第2のレレとなれるのではないだろうか。
失点時の守備対応
PKを与えるきっかけとなってしまった場面について、なぜあのような守り方をする必要があったのかを考えたい。
まず、PA内に人数は足りていた。ボールホルダーに対して村松が1on1で対応していたが、そこへ後ろから猛然も走ってきた相手選手へパスを出された。
この時マークを完全に剥がされており、フリーの状態。なおかつ、CB1枚が前に出れば十分対応できたと思われるがそうせず、村松が相手の前に身体を入れに行ったところで倒してしまった。
まず1つ目は剥がされてしまった点が不味い。あれだけ離れていたということは、マークが疎かになっていたはず。気付いた頃には遠くにいる状態では話にならない。このあたりの意識改革は必要。
2つ目は声掛けだろう。前述の通り、村松が無理せずともCBが1枚前に出れば十分コースを切ることはできた。村松が思わず反応してしまったのかもしれないが、しっかりコミュニケーションが取れていれば対応の仕方は変わったのではないだろうか。
攻守ともに意図が合わないシーンが今シーズンは多いので、このあたりも大事にしてもらいたい。
連敗が6でストップ。9試合ぶりの勝ち点3で19位との差が10となった。
ただ、依然として厳しい状況が続く。
いわゆるケチャドバのゴールラッシュで勝利!やはり勝負事は勝たないと楽しくないなと改めて感じた。
早い時間帯で相手に退場者が出たこともラッキーだったが、それにしても面白いように簡単に得点が入るので「何でもっと早くできなかったんや!」となってしまうのはまだまだ修行が足らない気がする笑
この勝利で全てが好転するわけではなく、ほぼ崖から落ちている状態に変わりはないのだが、少しでも多く積み上げてシーズンを走りきってもらいたいと思う。
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引用元
ギラヴァンツ北九州公式Twitter
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