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2023/8/26 第24節 🆚鹿児島ユナイテッドFC(H)

メンバー

【メンバー交代】
42分 
🟥 田中退場
45+2分
夛田 → 加藤
46分
前川 → 岡野
74分
永野 → 中山
平山 → 高
90+2分
野瀬 → 長谷川
(野瀬 CH → ROH、長谷川 → CH)

前節からメンバーの入れ替えは 2名。
IN   岡野、高 
OUT  井澤、池髙

岡田が久しぶりのスタメン起用。
前節負傷交代した井澤に代わって入った前川が引き続きスタメンで起用された。
前半終了間際に田中が退場してしまったため、後半は10人で戦うことになってしまった。

スタッツ

基本スタッツ

退場者が出た割にはシュート数や枠内シュート数はまずまずの数値が出ている。
ボール支配率については人数が少ないことを考えると致し方ない。
そんな中でも先制することができたので逃げ切ることができれば良かったが、10人だった時間の長さを考えても引き分けで終わることができて御の字だろう。

ゴール期待値

前半はほぼ互角に戦えている。シュートもしっかり打てており、良い展開だったと思う。
後半は一気に差が広がるが、これは人数差があるので仕方ない。
良く持ちこたえたと思う。

パスソナー・パスネットワーク

今節は前からのプレスでミスを誘ったり、サイドから岡田の単独での仕掛けなど、シンプルに攻撃ができていた印象。
相手のSBが空けたスペースを突いていこうという意図は見えた。

試合の流れ

試合開始直後から激しい攻防が行われた。
北九州は前線からのプレスが上手くハマり、いくつかチャンスを作った。16分には野瀬が相手DFのトラップミスを見逃さずシュートを放ったが、惜しくも右に外れてしまう。
さらに20分の野瀬のミドルシュートや21分と41分の岡田のシュートなど、立て続けにシュートシーンが見られた。
優位にゲームを進めていたが、前半終了間際にまたしても北九州にアクシデントが発生。
夛田から田中へのバックパスが緩くなったところに反応した藤本選手を田中が倒してしまい、レッドカードで一発退場となってしまう。一人少なくなった北九州は、夛田を下げて加藤をスクランブル出場させることになった。
後半に入るといきなり試合が動く。
48分に左サイドで得たFKを岡田が蹴り、そのボールに乾が頭で合わせてゴールを決めて一人少ない北九州が先制に成功する。
しかし喜びも束の間、59分に野嶽選手に決められて同点に追いつかれてしまう。
その後は人数に勝る鹿児島にペースを握られるが、粘り強く守り続けてなんとかドローに持ち込んだ。
勝利こそ逃したものの、連敗を2でストップした。

良かった点

狙いの見える攻撃が多かった

鹿児島のウィークポイントである「SBが上がった後のスペース」を突くことを意識した動きが見えた。
左サイドは岡田と乾のユニットで上手く攻撃することができていたし、右サイドは夛田の上下動とクロスでチャンスを作ろうとしていた。
今回のように明確にやるべきことがわかっているほうがやはり迷いなくプレーできるし、続けることで岡田のカットインや内側で待つ野瀬へのパスが活きてくるなど、応用も効いてくると思う。
残念ながら今回は最後までやり通せる環境ではなくなってしまったが、今後も愚直に準備してきたことにチャレンジしてほしい。

良くなかった点

「CB ミケル」の是非

今節もミケルがCBで起用された。
高さとフィジカルの強さに加え、経験からくる読みもあるので、基本的にはCBとして問題なく機能したと思う。
ただ、この試合で一つ感じたことは「ミケルは実は空中戦に強くないのでは」という疑問である。
まず落下点の読みがあまり上手くない。高さでなんとかなっている部分はあるが、ボールに合わせきれない場面があった。なお、前節の琉球戦の失点シーンも、野田選手に渡る手前で触ることができなかった。
また、頭でのクリアが不安定である。失点シーンはミケルのクリアが起点である。味方のいない中央へ向かって跳ね返したことで、拾われてシュートを決められてしまった。外に跳ね返せばあの失点はなかったと思う。
私がボランチのほうが良いと思う一番の理由は、ミケルのボールの奪い方と球離れの良さである。
ミケルはリーチを活かしてヌルっと身体を入れてボールを絡め取るが、相手選手はもちろん主審も慣れておらずファイルをとられがちである。ある程度は仕方ないにしても、ゴールに近い位置で取られるピンチになってしまう。
さらにボール奪取後にサッと近くでフリーの味方に渡すプレーがCBだとあまり見られずもったいないし、攻め上がりも期待しにくい。
CBに置いておくメリットよりも、ボランチに置くメリットのほうが上回っていると感じる。
今後の起用に注目したい。

順位表

なんとか引き分けて勝ち点1を積んだ。
相模原が勝利したため、勝ち点差が3に開いてしまった。
取り残されないようにしっかりとついていきたい。

次節の対戦相手

アウェイで今治と対戦。
昨シーズンはダブルを達成している相手だが、今シーズン前半戦では敗北している。前節はドローで連敗をストップ。ホームであることや昇格戦線から脱落しないためにも、ここは必勝という気持ちで来るだろう。

今治も北九州と同様にセットプレーからの得点が多い。しかし、それ以外からでも満遍なく得点しており、攻撃のパターンは多彩。
守備ではセットプレーとクロスから多く失点しており、北九州としてはこの二つでどれだけ良い形を作ることができるかが攻略のカギとなりそう。

両アウトレーンを使ってくるが、明らかに最後に仕掛ける部分は左のポケット。ここをしっかり抑えて、最後の部分でやられないようにしたい。
左はドリブルでの仕掛けも織り交ぜてくるので、この試合の村松は忙しくなりそう。

3-4-1-2で左が攻撃面でストロングポイントだからか、パスで左ポケットを狙われている。
北九州としては、まずしっかり守って素早く戦局をひっくり返したい。
野瀬がこのポイントを一番突くかと思うが、岡田や平山がしっかりフォローして、全員で得点を狙ってほしい。

感想

田中の退場があった中、よくドロー決着に持ち込んだと思う。
よく先制点を奪うことができたと思うし、数的不利の状況では最高の結果。先に得点を取られていたら、とてもじゃないが追いつくことはできていなかったと思う。
その後も粘り強く守り続けて勝ち越しを許さなかったことは今後に必ず生きてくるはず。
まだ試行錯誤が続いているが、少しでも早く最適解を導き出して結果に繋げてほしい。

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引用元 
ギラヴァンツ北九州公式Twitter
ギラヴァンツ北九州公式You Tube
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