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ガチマリ=十王星南
みなさんは、ガチくんという人物をご存知だろうか。
Red Bull Player。
Good 8 Squad所属のプロ格闘ゲーマー。
スト6部門JeSU公認プロライセンス保有者。
広島県出身。
ストリートファイターIVシリーズでトップクラスのサガット使い。スパ4AE2012公式全国大会優勝チームメンバーの一人。
ストリートファイターVシリーズではトップクラスのラシード使い。Capcom Cup 2018公式世界王者。ストリートファイターリーグ ワールドチャンピオンシップ 2022優勝チームメンバーの一人。
ストリートファイター6ではトップクラスのラシード使い。
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ストリートファイター5で世界王者に上り詰めた経験のある彼は、今大流行中のストリートファイター6でもその実力を遺憾なく発揮しており、日本のプロプレイヤーの中でも特に上澄みのプレイヤーとされている。
しかし、そんな彼が、今ひそやかに話題となっているのは、格闘ゲームの舞台だけではない。
ガチくんと「ガチマリ」
それは、どこか懐かしくも温かさを感じさせるゲーム、マリオUSAでの冒険である。彼のYouTubeチャンネルにアップされるこのシリーズ、通称"ガチマリ"は、格闘ゲーム界隈で密かな注目を集めている。
ガチくんといえば、誰もが驚嘆する操作技術と判断力を誇るプロプレイヤー。
どれほどの見事なプレイが見られるだろう――そう胸を高鳴らせていた私の期待は、すぐに裏切られることになる。
そこに映し出されていたのは、笑いを誘うほどの不器用なプレイ。
「マリオの一面に30分」。
「敵に当たらずとも穴に落ちる」。
そして、「ボムを掴んでも投げられない」。
彼が紡ぐその冒険譚は、ある種の混沌と愛嬌に満ちていた。
これは本当に、あの鋭く研ぎ澄まされたプレイヤーなのか?
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マリオUSAの世界で何度も失敗を重ねるガチくん。しかし、その顔には決して諦めない意志と、時折こぼれる照れ笑いが垣間見える。我々は、その姿にまるで友人の失敗談を聞くときのような親近感を抱き、その一挙手一投足に引き込まれていく。
ガチくんの「ガチマリ」は、ゲームの上手さではなく、挑戦する姿そのものが魅力だ。その中に垣間見える、彼の人間らしさと、あえて弱さを見せる勇気。それこそが、「ガチマリ」が多くの人々を惹きつける理由だろう。
ガチくんと十王星南
ここで、ふと気づく。
トップクラスの人間が見せるもう一つの顔。
この流れ、最近どこかで見たような...?
そう、"学園アイドルマスター"の舞台、初星学園の一番星である十王星南である。
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初星学園にきらめく星々の頂点。
圧倒的な実力を誇り、あなたたちの目指す場所は"ここ"だと示す存在。
だが、彼女をプロデュースする中で知ることになるのは、彼女の輝きの裏に潜む「不安」や「葛藤」、そして時に見せる「不器用さ」だった。
それは、ただの偶像ではない、生身の彼女の姿だ。
ステージで見せる力強い輝きと、日常の中でふとこぼれる無防備さ。
このギャップが、今や彼女を「強いだけの存在」から「誰もが愛する存在」へと昇華させている。
おわかりだろうか。
そう、ガチくんは十王星南であり、十王星南はガチくんなのだ。
ガチくんも十王星南も、"強さ"が求められる場で輝く存在だ。
しかし、彼らをより魅力的にしているのは、その強さだけではない。
彼らがふと見せる弱さ、不器用さ、そしてその中に垣間見える愛嬌や親しみやすさ。それこそが、彼らの魅力を一層引き立てるエッセンスとなっている。
「完璧」ではなく、「完璧さの中に感じる人間らしさ」。
これが私たちの心を掴んで離さない。
ガチくんが「ガチマリ」で繰り広げる失敗の数々。
十王星南がステージの外で見せる素顔。
どちらも本来の強さとは正反対の側面でありながら、その一瞬一瞬が彼らの輝きをより一層際立たせるのだ。
彼らの輝き
彼らの物語は、単なる勝者や英雄のそれではない。
その根底に息づくのは、まさに等身大の人間の姿だ。
どんなに強くても、失敗をしないわけではない。
どんなに輝いていても、不安や迷いを抱えないわけではない。
だからこそ、私たちは彼らに共感し、憧れ、そして心から声援を送りたくなるのだろう。