知っていると安心!イラスト依頼でよく使う用語26選をご紹介
こんにちは!SKIMA公式です。
イラストに関する専門用語には、色の塗り方や構図をあらわすものなど、色々な用語がありますよね。
イラストを制作する方は普段から触れている方が多いかもしれませんが、
購入者の方は依頼のやりとりで「初めて見た/聞いた用語がある」という方も多いのではないでしょうか。
また、なんとなく意味は知っていても、実際のやりとりで使う際に
お相手の方と認識があっているのかな?と不安になることもあるかもしれません。
今回は、知っていると依頼のやり取りがスムーズになる
イラスト制作の際によく使われる用語26選をご紹介いたします!
依頼内容に関する用語
一枚絵
一枚のイラストのことです。
キャラクター、背景などの必要な要素を一枚のイラストで表現します。
冊子などの表紙や挿絵、広告、ポスター、ゲームのスチルなど様々な用途のために制作されます。
立ち絵
キャラクターが立っている姿を描いたイラストのことです。
主にアニメーションやゲームに登場するキャラクターや、VTuberのアバターとして使用するキャラクターのイラストに用いられます。
基本的に背景はなく、多様な場面で使用できるよう汎用性が高いポーズで描かれることが多いため、
同じキャラクターの表情やポーズ、衣装が異なるバージョンを差分イラストとして制作することがあります。
差分
元のイラストから一部分だけを変えて、異なるバージョンとして制作されたイラストのことです。
背景の有無の違いがある背景差分や表情を変えた表情差分、キャラクターの衣服・髪型・ポーズなどを変えた差分などがあります。
ドット絵
一般的に、コンピュータ画面上で出力可能な最小の単位であるピクセルに色を置き、
それを並べ合わせて表現したデジタル画像を指します。
英語圏ではピクセルアートと呼ばれています。
初期のビデオゲームにおいては、限られた色数やデータサイズなどの中で表現するために
ドット絵のグラフィックが主流でした。
デフォルメ
対象物を変形させ、特徴などを誇張する表現方法です。
元のキャラクターイラストから頭身を変更し印象を変えたり、
キャラクターの個性を強調し、他の要素の単純化を行うことで
魅力や特徴が分かりやすくなるといった効果があります。
2~3頭身のミニサイズで描かれたキャラクターは、SDキャラ、ちびキャラ、ミニキャラなどと言われることもあります。
キャラクターのデフォルメイラストは
グッズ用のイラストやLINEスタンプなどに使用されることが多いです。
頭身
身長に対して頭が何個分あるかという、身体の比率を示したものです。
たとえば
身長が頭8個分の場合、8頭身
身長が頭6個分の場合、6頭身
とあらわします。
頭身によってキャラクターの雰囲気や年齢の印象などを表現することができます。
一般的に幼児は3~4頭身、子どもは5~6頭身、大人は6~8頭身が目安とされています。
三面図
キャラクターやオブジェクトなどを3方向の視点から描いた図のことを言います。
「正面」「横」「後ろ」の3方向で描かれることが多いですが、上からの図の場合もあります。
三面から見ることで全体像がほぼ把握できるので、デザインの設定資料や3Dモデリング用の下絵資料としてよく使われます。
Live2D
平面のイラストを立体的に動かすことができるソフトウェア・技術のことで、クリエイターが描いたイラストをそのまま素材として動かすことができます。
Live2Dは、スマートフォンアプリやゲーム、Vtuberなどの分野で広く活用されています。
解像度(dpi)
画像の密度のことを解像度といい、dpi(dot par inch)という単位で表します。
dpiは1インチの中にドットがどのくらい含まれているかを表していて、
例えば「100dpi」は1インチ内に100ドットが含まれている、という意味になります。
dpiの数値が高いほど画像がなめらかに美しく表示されますが、同時に、画像の容量も大きくなります。
なお、Webサイトの画像や印刷物など画像の用途によって、それぞれに最適とされる解像度があります。
■おすすめの解像度
・WEB画像(Webサイトに表示する画像など)=72dpi
・カラー印刷物(チラシなど)=350dpi
・モノクロ印刷(漫画など)=600dpi
一次創作
オリジナルの作品のことです。
クリエイター自身がつくりだしたキャラクター、ストーリー、設定、音楽など創作物全体を指します。
原作がない(=二次創作ではない)創作物という意味合いで作られた語です。
二次創作
既存の作品や表現があり、そのキャラクターやストーリー、設定などを元にしてつくられた作品のことです。
ファンアートやファン小説として作られるものが多いです。
制作に関する用語
ラフ
イラスト制作の際にクリエイターが最初に提出する、
大まかなイメージを描いたイラストのことです。
構図や全体の確認、方向性の確認のために簡単に描かれることが多いです。
ラフイラストの範囲はクリエイターによってさまざまで、
人物や建物の配置を簡単に描いたものから、人物の特徴やポーズなども描きこんだものなど、いろいろな段階があります。
カラーイラストの場合は、大まかに色を塗るカラーラフの段階で確認をしてくれるクリエイターもいます。
線画
線だけで描かれたイラストのことです。
クリエイターにより線画の描きこみ具合も様々ですが
一般的には色を塗らず、線だけで仕上げた状態を指します。
リテイク
イラスト依頼でのリテイクは、クリエイターが作成したラフや線画などにたいして、ポーズやデザインの変更、描き直しを要求することを言います。
アニメ塗り
セル画のアニメのようなイラストの塗り方のことです。
髪・目・肌・服などの部位を、ベースの色と影の色でベタ塗りするのが特徴です。
シンプルに色が塗れるのでイラスト初心者の方にもおすすめの塗り方とされています。
ブラシ塗り
ブラシを用いて影や色の輪郭をぼかし、変化がなめらかになるような塗り方のことです。
ハッキリとしたアニメ塗りと異なり、よりやわらかさを出すことができます。
厚塗り
絵の具を塗り重ね、筆の質感を活かしながら描く方法です。
デジタルイラストでもアナログの油絵のイメージに近く、色を重ねて厚みを持たせます。
立体感や質感を引き立たせることが得意な塗り方です。
水彩塗り
アナログの水彩画のような表現のデジタルイラストの塗り方です。
水を多く含ませた絵の具を重ねて塗ったようなにじんだ質感と淡い色彩で、やさしい印象になります。
ハイライト
太陽や照明などの光がイラストの人物や物体に当たっていることを塗りで表現する手法です。
イラストの中に太陽などの光源があると仮定して、光が当たり反射している部分を明るい色で塗ります。
特に人物の髪や衣服、肌、目などのハイライトは位置や大きさ、有無によって表情や雰囲気、印象を大きく変える要素になります。
エフェクト
画像や映像・音声などに加工を行ったり効果をつけることです。
イラストの場合、光っている物体の周りにキラキラした加工をしたり、
炎魔法を使うキャラクターの周りに炎が出ている描写を追加するなど、さまざまなエフェクトのつけ方があります。
エフェクトを追加することで
キャラクターの特徴やイラスト全体の雰囲気を表現したり、
イラストを豪華な仕上げにするなど色々な効果があります。
アオリ
低い位置から見上げる構図のことをアオリといいます。
人物を対象とした場合、脚、手などが大きく見え、胴体や頭など遠いパーツは小さく見えます。
迫力を出したいときや、力強い表現をしたいときに向いている構図です。
フカン
高い位置から見下ろす構図のことをフカンといいます。
人物を対象とした場合、頭、胴体といった近い部分が大きく見え、手や脚など遠いパーツは小さく見えます。
ものや人物の位置関係や、全体の状況を伝えやすい構図です。
ウォーターマーク
ウォーターマークは、「透かし」のことです。
たとえば紙幣には、偽造防止のためにウォーターマーク(透かし)が施されています。
デジタルコンテンツでは主に著作権保護などのために、
写真や画像、映像などに入れられた文字やロゴなどのことを指します。
半透明にした「Sample」「転載禁止」の文字や著作者のクレジット情報、ロゴマークなどを重ね合わせる加工を行うことが多いです。
トリミング
画像の中の一部分だけを切り取るという、画像の加工方法のことです。
二次利用
イラストなどを依頼時とは別の用途に利用することです。
たとえば依頼時にSNSアイコン用としてクリエイターに制作してもらったイラストをチラシに利用する場合、
SNSアイコンは一次利用、チラシは二次利用となります。
個人ごとに料金体制は異なりますが、
クリエイターは制作したイラストが何に利用されるのかによって料金を設定・調整するため、
異なる用途で利用する場合は都度、追加料金が発生します。
商用利用
営利目的で対象物を利用することです。
例)キャラクターイラストを購入した場合
・イラストを使用してグッズを作成し販売する
・スーパーチャットといった金銭の発生する動画、配信活動でイラストを使用する
直接的か間接的かに関わらず、利益につながる活動に利用することを指します。
なお、どのような活動が「商用利用」にあたるかについては一律で明確に決められていません。
クリエイターにより許可している対象物の利用範囲が異なる場合があるため、トラブル防止のために確認をとることが重要です。
ぜひ今回の記事をご活用いただき、楽しいお取引を行っていただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回の記事をお楽しみに♪
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