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スキルティ設立の思い

今回のnoteでは、今までご紹介してきたマネジメントシステム「スキルティ」を開発することになった経緯や、スキルティ株式会社を設立した思いを、
赤裸々にお伝えしたいと思っています。

1,自社で開発した背景

今までのnoteでお伝えしてきたように、スキルティはネットビジョンシステムズでの苦い経験から開発がスタートしました。

SESは社員が現場常駐になることが多いため、
本社や同僚など自社社員とのコミュニケーションが少なく、
関係が希薄化し、帰属意識が低下しやすいビジネスモデル。

その上弊社では、人事評価制度構築の失敗によって、マネージャー陣の負荷が大きくなり、
2018年のフロントマネージャーの従業員エンゲージメントの偏差値は27.6まで下がってしまいました。
2017年の会社全体の離職率は40%以上となり、部下を教育してもすぐやめてしまう、という状況が続いていました。
実際の若手社員の働きぶりを見ても、無断欠勤が相次いだり、パソコンをなくしてしまう社員がいたり…。
社会人のベースができていないことによって、問題が噴出していました。

また弊社の場合、多くがプレイングマネージャーです。
そのため、プレーヤーとして売上を上げる、マネジメントを行う、チームを統率する、という3つの役割を同時にマネージャーに負わせていました。

マネージャーを何とか楽にしてあげたい。
これが私の当時の思いでした。
上の3つの役割の中で、工夫次第で負荷を減らせると思ったのはマネジメントでした。

同時に、経営者である私も、マネージャー陣の部下マネジメントが上手くいっているかずっと気がかりでした。
そのため、マネジメントの状況が見えるような仕組みを整えたいという思いもありました。

この2つの理由から、基礎スキルなどを可視化したスキルマップをチェックリストにし、部下本人が定期的にチェックするシステムを構築することにしました。

2,サービス化のきっかけ

スキルティの運用を始め、同時に人事評価制度や1on1のアップデートを行った結果、マネージャーの負荷が減り、エンゲージメントスコアも2022年には71.5まで回復しました。
若手社員もセルフマネジメントができるようになって能力も上がり、以前まで問題になっていた現場でのトラブルもなくなりました。

一方で、他のSES企業からは、若手社員に集合研修を受講させた後でもお客様先でトラブルを起こしてしまう場合が多いという話をよく聞きます。

この話を受けて、自社の若手社員のトラブルが少ないことに改めて気づき、スキルマネジメントを用いた教育プログラムの効果が出ていると気がつきました。
それから、自社の教育のために構築していたスキルマネジメントシステムを他社にも展開していこうと心を決めました。

3,スキルティ設立の思い

スキルティを他社にも展開していこうと思った理由。

私の中で一番大きかったのは、
過去の私と同じように悩んでいる経営者や会社の力になりたいという気持ちです。

弊社でも前述のとおり、マネージャー陣に大きな負荷がかかり、マネージャーたちが泣いている時もありました。
マネージャー陣を楽にしてあげたい。
私と同じように、普段マネージャーと関わることが多い経営者の方は特に強く感じるのではないでしょうか?

スキルティを同じ悩みを抱えている会社に届け、
大きな責任や複数の役割を背負って仕事をしているマネージャーのマネジメント負荷を少しでも軽くすることで、
前向きに成果を出していける会社を日本に増やしていきたいと思っています。

また、日本全体の若手の社会人基礎力を底上げしていきたいという思いも大きかったです。
個人的に、若者の仕事における「当たり前の基準」が低いと感じています。
この社会人基礎力を上げていかないと日本は後進国になってしまう、それをどうにか食い止めたい、そんな使命感もありました。

もともとNVSのビジョンは、未経験のエンジニアを育てるという意味で、「ITインフラエンジニアを輩出し続ける」と定めていますが、
まずは「ビジネスパーソンをきちんと育ててあげないといけない」と感じたんです。

若手社員が社会人として働き出す際には、補助輪的な教育制度が必要不可欠です。
しかし、それに十分な予算を割ける会社は多くはありません。
だからこそ、このスキルティを広め、日本の若手社員の社会人基礎力の底上げを図っていきたいと思っています。

加えて、日本は若者が挑戦する風土がないと感じているのですが、
20代の若者がもっとチャレンジしてほしいという思いがあります。
だからまずは、自分がスタートアップに挑戦して、上場までチャレンジする姿を見せたい。
今回のスキルティ設立背景にはそんな理由もありました。

新しい挑戦をすることが自分自身のやりがいであり、それが日本社会の役に立っていることが、最高にワクワクするという個人的な気持ちももちろんあるんですけれどね。

さて、今回はスキルティ開発や設立時の思いをお伝えしました。

エンゲージメントが大きく下がり、離職率も非常に高かった弊社の「地獄の時代」の経験からできたスキルティ。
このnoteが同じように悩みを抱える企業や経営者の方に届き、お力になれればと思っています!

※サービスの詳細は下記をご覧ください!
https://skillty.jp/services/

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