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なぜなぜ分析 研修のポイント

仕事をする中で、様々なミスやスケジュール遅れが発生します。
その度に、場当たり的な対応で済ませてしまうと、問題→対策の「もぐら叩き」状態になっているとい声をお聞きします。

現場のミス撲滅や生産性改善のためには、抜本的な対策が求められます。
その際に、有効となる手法が【なぜなぜ分析】です。


なぜなぜ分析を現場に浸透させることが難しい理由

なぜなぜ分析とは、何か問題が起きた際にそれはなぜかと原因を追究する手法です。5回のなぜを繰り返すという考え方は非常に有名で、WHY×5とも呼ばれます。

非常にシンプルな考え方である一方で、現場に浸透することは難しいという声をお聞きします。

・単に「なぜ」を5回だけ形式的に繰り返してしまっている。
・自分が誘導したい方向に「なぜ」を考えてしまっている。
・他の人が考えたなぜなぜ分析を理解できない。
・上司が部下に対して適切に指導ができない。

このように、なんとなく「なぜなぜ分析」のことは知っているが、
正しく活用することが難しい状況に陥ってしまうこともあります。

とりあえず5回の「なぜ」を繰り返せばよいという話ではありません。

なぜなぜ分析には正しい順番がある

その問題が起きたのはなぜか?
最初に出すべき「なぜ」はどのようなテーマがふさわしいのか?
その次に出すべき「なぜ」はどのようなテーマがよいのか?
さらに、最終的にはどこまで深掘りをすればよいのか?

適当になぜを出してはいけません。
なぜなぜ分析には正しい順番があります。

最初に出すべき「なぜ」は問題の直接原因となってる行動や作用。
次は、その背景にある原因に対して深掘りを行い、
最終的に組織や人間関係などの原因まで追究を行う。

なぜなぜ分析には正しい順番があることを学ぶ必要があります。

なぜなぜ分析 研修のポイント

実際になぜなぜ分析研修を企画する際に気をつけるポイントは何でしょうか?そのポイントを3つご紹介します。

①なぜなぜの正しい技術を学ぶ
感覚的ではなく、正しい順番で深掘りを行う技術を学ぶ必要があります。
どのようにして、次のなぜを出すのか。実際にどのように記述するのか。細かく丁寧に教えることが重要です。

②リアリティのある事例で実践演習を行う
シンプルな事例だと簡単すぎるため、ある程度複雑なケースに取り組むことでスキル定着を狙います。リアリティのあるケースで学んでもらうことが重要です。

③すぐに実践する機会を提供する
業務ミスは誰しもが取り組むべきテーマです。すぐに身近な例で実践しましょう。すぐに活用するためには、事後課題を提示し、実際に取り組んでもらうとよいでしょう。その提出物の添削すれば、スキルの定着度も確認できます。

今回はなぜなぜ分析のポイントについてご紹介しました。

なぜなぜ分析 研修をご検討の方はお気軽にご相談ください。


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