大学生のせどらー奮闘記②
前回はnote初参加ということでちょこっとだけ書いて終わりましたが、今回はもう少し書いていこうと思います。
中古の赤本がメルカリでサクッと売れたところで、あることに気づきます。
例えばこれは明治大の赤本で、新品価格は1900円です。中古だと、Amazonなら送料込みで200~300円で買えるんですよね。
下がメルカリの販売価格。
まあ、差額は400円~というところでしょうか。
当時の私は「副業」とか「転売」とかには全く無縁の人間で、バイトしてでしか稼ぐことの知らない人でした。たかが数百円でも、雇われることなくおお金を手にすることができるんだと知ったのです。
とりあえずすぐに出せる数千円で○○大25年分の数学、や赤本や有名参考書の中古品をamazonで20冊程度購入しました。
さてメルカリに出品!とりあえず1000円で!
売れない。
出品当時、時期は3月。受験が終わり世の中には参考書が大量に出回っている時期でした。
メルカリは基本的に新規投稿が一番上位に出てくるので、ある程度投稿から日数がたってしまうと買われるどころか見られることも無くなっていきます。
1週間たち、2週間たち、焦り始めた私は値下げして在庫を売り払ってしまおうと思いました。
ここで利益の計算をしてみます。
赤本を1円で購入、800円でメルカリで売れたとしましょう。
購入:
本代1円+送料257円=258円
売却:
本代800円ー手数料10%(80円)-送料250円ー梱包資材等50円=420円
純利益=420-258=162円!
1円で買って800円で売ったはずやのになぁ・・・
もし100円で買って700円で売ったら赤字です。商売の厳しさを痛感しました。
ちなみに3年たった今でも一部在庫が棚に残っています。黒歴史です(笑)
世の中には本せどらーと言って本の売買で月数万とか儲けている人もいるようなので、本売買で利益を上げるのはムリ!と断言するわけにはいかないのですが、少なくとも私はムリでした。
数百冊、数千冊と仕入れ、毎日数十冊単位で売ることができるのなら良いかもしれませんが手間がかかり過ぎますし、置く場所もありません(笑)
親にも呆れられていた時、転機が訪れました。
母の腕時計が止まったのです。
続きはまた次回~