Public APIの料金体系 (2023/7)
調査メモ。前回調査は2020/8。
誰得かわかりませんが、比較用に前回の調査メモ置いておきます。
従量型 (リクエストあたりいくら)
従量型は利用者側 (APIクライアント開発者側) にとって支払い料金が読みにくいのがデメリットですが、その代わり呼ばれなかった時は料金が発生しないのが良いところです。
従量型から定額型に流れたと思ったのですが、また従量型に戻っているところがあったりなどして面白い。
新しい従量制のAPIを探す時は「pay as you go」などで見つかる。
Amazon SES
メール送信 (SMTPサービス) で、基本SMTPだけどAPIでも受け付けているよという類のものです。
Google Map
Google Mapは見せ方がいいですよね。
利用者側が見積もりやすい情報の見せ方をしています。
Here
前回調査で定額制だったHEREという地図情報サービスが従量制になっていた!
前回と比較して、目的別に料金体系が用意されたことが面白い。前回はLocation Serviceで一つだったと思います。
Mapbox
Google Mapはゲーム向けプランやめちゃいましたが、Mapboxはまだやってる。「アクティブユーザーあたりいくら」みたいな、計算方法が明確なところがいいなあと思います。
ここも地図情報取得の目的別に料金が設定されている様子。こういうのどうやって適切なAPIの料金携帯を選んでいるかを確認するのか気になります。
OpenAI
OpenAIが従量性でした。意外。リクエストごとと言うよりはAIで言うところのTokenごとと言うのが面白いですね。処理にかかったサーバーリソースをTokenという単位で計測して請求するという発想のように思います。
foxentry
foxentry という、Typoをチェックしたりするサービスも従量制ですね。
定額制 (月額いくら)
今回はざっと調べたところ月額いくらのところを探す方が難しかった印象を受けました。もしかして減ったんでしょうか。
FullContactは料金体系が見えなくなってしまいました。残念。
Clockwork --> Text Anywhere
過去SMSのClockworkが長いこと従量型だったのですが、会社が買収されたのかブランド名が変わってText Anywhereという名称になりました。料金体系としては月額いくらの定額型になりました。
News API
基本の発想は変わっておらず、多少できることだったり単価が変わりました。
ここの特徴はリクエスト数上限を超過分の取り決めがあること。携帯料金で言うと「7GBまで、超過したらスピード制限かかるよ」と同じ発想になっています。
DocuSign
ここも変化なし。
DocuSignの特徴は、リクエスト数というよりは機能差による料金体系だということです。特にIntermediateとAdvancedの間はリクエスト数の差がありませんが、認証やバルク処理などに違いがあります。
Twitterは非常に長いことAPIをうまく使ってましたが、先日APIの料金体系に大きな変化がありましたよね。
バージョン管理などさまざまなことで我々のお手本 (良くも悪くも) になってくださっていましたが、今回もビジネスが変わるとAPIが変わるよ!というお手本になってくださいました。
さて料金体系。
文章ベースでできることを解説しているのがこちら。
無料のコースはツイートを投稿するだけのようです。
その他
CloudConvert
これは面白い。
ファイルの変換サービスなんですが、パッケージとサブスクリプションがあるんです。
パッケージは例えば「1000」と決めたら、何ヶ月かかろうとその1000を使い切るまで有効。
サブスクリプションはある程度の単価が裏側で決まっており、お客さん側が月当たりのリクエスト数上限を決められるサブスクリプション。