<SKI GEAR 2021/22>NEWモデル情報 DALBELO ダルベロ
WC RACE/WC レース
アリス ロビンソン、セバスチャン フォス ソルバーグにより、2020/21シーズンもワールドカップで勝利を手にしたダルベロ。加速するブーツとして話題のブランドです。
ダルベロのレーシングブーツは、トップレーサー向けのタイトな92㎜ラストのDRS WCと、一般レーサーやエキスパート向けの97㎜ラストのDRSの2種類あります。異なるラストの2モデルですが、同じモールドを使用したダブル ラスト コンセプトを採用。シェル全体を先代モデルよりも大幅にスリムコンパクト化することでダイレクトなコントロール性能と優れたパワー伝達性能を実現しています。上写真は、DRS WC(右)とDRSのラストです。全く同じ大きさながら、右のDRS WCの方が肉厚になっているのがわかるはず。DRS WCはより優れたパワー伝達性能を発揮し、DRSは専用フットボードと内側の広いスペースにより快適な履き心地を提供します。
カフは、高さ、厚み、形状がサイズごとに異なり、スキーヤーの体格に合わせたフレックス、リバウンドを発揮できるように工夫されています。
このほか、自然なスタンスで立てるようにデザインされたセンター バランス スタンス、シェルとカフの密着度を高める大型コネクトビス、パワーロスを防ぐシェルとカフの接続部分のストレート形状、快適な履き心地を提供する足先の適度なスペース、カフにフィットする55㎜のエクストラ ワイド ストラップなどを採用しています。
また、DRSの全モデルは、シェルとインナーが熱成形できるマイフィットに対応(DRS 60、50は非対応)。歩きやすいグリップウォークソール(別売)に交換することも可能です。
上写真左から/DRS WC SS、DRS WC XS、DRS 140、DRS 130
DS(DALBELLO SPORTS) ピステ
ダルベロを代表する一般ゲレンデ向けのブーツがDSシリーズです。ラスト98㎜のDSアゾロ、ラスト100㎜のDS、ラスト102㎜のDS AX、ラスト104㎜のDS MXと豊富なラインナップが特徴です。
DSシリーズを代表するテクノロジーがバイインジェクション パワーケージ。これは、同一素材で作られた硬く厚いケージと薄く軽量な部分を、バイ インジェクション技術で融合。大幅な軽量化を達成し快適で優れたフィット感を提供するとともに、厚いケージ部分が歪みを抑制し優れたパワー伝達性能を発揮します。
DSシリーズの全シリーズ、全モデルには、歩行しやすいグリップウォークソールが標準装備されていますが、交換可能な従来のアルペンソールも同梱されています。グリップウォーク非対応のビンディングを使用している場合でも安心です。
今季、注目のニューモデルが、DSアゾロ ファクトリー130GW。シェルとカフの素材にはグリラミドを使用し大幅に軽量化。保温性の高いプリマロフト素材と足首周りにコルク素材を配しフィット感に優れたコルクライナーを採用しています。
上写真左から/DS アゾロ ファクトリー 130 GW、DS アゾロ 130 GW、DS アゾロ 120 GW
QUANTUM ツアーリング
超軽量のツアーブーツとして昨年話題になったクァンタム(上写真)。ポリアミドコンポジットカーボン素材、立体的なヒールカップデザインを可能にした2分割したシェル構造のボンディッドシェル、斬新なシステムで65度の可動域を実現したデュアル リンク カフ、QLS(クイック レーシング システム)などの先進的な技術を採用し、960g(クァンタム アゾロ ファクトリー)の超軽量を達成しました。
今季は、クァンタムよりも滑走性能を重視し、バックルで確かなホールド力を得ることができるクァンタムシリーズのクァンタム フリー3機種が新登場しました(上写真)。
クァンタムで採用された、ボンディッドシェル、可動範囲65度のデュアルリンクカフ、フルレングス ブーツボード、ビブラムロッカーソールなどの優れた技術を継承しつつ、シェルとカフにバックルを採用。優れたホールド力によりダウンヒル性能がアップしました。
シェルとカフ素材には、ポリアミドコンポジットを採用。全体的な重量はクァンタムシリーズより若干増加していますが、1230〜1250gと超軽量であることに変わりはありません。
上写真左から/クァンタム フリー アゾロ ファクトリー 130、クァンタム フリー 110、クァンタム フリー 105 W
上写真左から/クァンタム ライト、クァンタム アゾロ ファクトリー、クァンタム アゾロ、クァンタム
LUPO フリーライドツアー
ルポは、ダルベロ独自の3ピース構造を採用したフリーライドツアーブーツです。今季モデルは、シェルとライナーの熱成形が可能なマイフィット対応になり、デザインもリニューアルされています。
全モデルに、テックインサート、可動域が67度(タン取り外し時)のハイクモードメカニズムを搭載し快適な登坂性能を発揮。3ピースブーツ構造と、フレックスとレスポンスをコントロールするキネティック レスポンス タン、可動域を保持したまま足首をホールドするダイナリンクバックルにより、高次元のフリーライディングを実現します。
上写真左から/ルポ プロ HD、ルポ AX HD、ルポ AX 120、ルポ AX 100
KRYPTON フリーライド
シンプルな機能のフリーライドブーツを求めているなら、クリプトンが最適。
今季のニューモデル、クリプトン 130 T.I. IDは、フリースタイルブーツのイルモロと同じ98㎜ラストの3ピース構造を採用し、フレックスを130にアップ。優れたダウンヒル性能を発揮します。テックインサートを搭載していますが、ウオークモードは非搭載です。
このほかのクリプトンシリーズは、100㎜ラストのクリプトンAX、女性用モデルのチャクラがラインナップされています。全モデル、シェルとライナーが熱成形可能なマイフィットに対応。クリプトン130 T.I. ID、チャクラ エレベート 115 T.I. IDのみ、グリップウォークが標準装備になっています。
上写真左から/クリプトン 130 T.I. ID、クリプトン AX 120 ID、クリプトン AX 110
IL MORO フリースタイル
独自のスタイルを持つフリースタイラーから愛されているブーツがイル モロシリーズです。ダルベロの3ピース構造、ストレスのないレスポンスを産み出すキネティック レスポンス タン、逆向きに取り付けられ不意のヒットを防ぐインバーテッド フォアフット バックル、着地時のショックを和らげる耐衝撃フットベッド&衝撃吸収ヒールカフなどを採用。フリースタイラーの自由なトリックを後押しします。
上写真左から/イル モロ、イル モロ MX 90、ジャック
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