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彦根移住体験記:その1 1日目

滋賀への移住をたくらむこと

地元を離れ、滋賀・琵琶湖のそばに住みたいと思っていることは、前回書いた。

あれから1ヶ月半。
あらためて、滋賀で何をしたいのかを問うた。

仕事やプライベートでできないことやダメだな…と感じることが多すぎて、悔しい思いをする毎日。経験値が足りない。足りないから、このままあがく?あきらめる?

どうして人生はやり直しが効かないのだろう、と思った、そして、本当に人生をやり直すことはできないのか。

わたしは、特段滋賀で成し遂げたいことはない。
やりたいことは、「自分で自分なりに暮らすこと」。

突き詰めてみれば、もしかしたら、滋賀でやりたいことは「人生のやり直し」なんじゃないかと思った。

彦根で2週間、移住体験することになった

今日から2週間、彦根にある、ゲストハウス無我さんのお世話になる。

このご縁を、滋賀県在住のお知り合いにつないでいただいたのは、「滋賀に住む」と言い出して、わりとまもなくのころだった。
その当時は、すこしでもはやく滋賀に引っ越したかったので、ものすごい勢いでそれに向かって行動していた。

ところが、6月の間にあれやこれや、大きく変わることがあり、それがきっかけで、そんなに急いで滋賀に引っ越す必要はないんじゃないかという考えが芽生え始めた。それでいいのか。

そうこうしているうちに、7月がやってきた。

無我さんのおかみさん、つないでくれたお知り合いの話を聞くと、何度も通い3年かけて彦根に移住を果たした人がいるとのことで、「急いてて心配したけど、ゆっくりでいいと思う」と言ってもらえた。

焦る必要はない。移住も含めて、自分の大事だと思うことをよく見つめてから決めることにする。

気づいたら早速昼寝をしていた

事前に準備をし発送しておくという発想がすっかり抜け落ちていた。
大荷物を抱えて彦根駅からとぼとぼ歩いてきたので、ついた頃にはすっかり疲れ、早速お昼寝をさせてもらった。

契約書に「共同生活」と書かれていたとおり、ここは自分の家ではないことを肝に命じておかなければならない。

その後、コンビニの場所を確認したり、忘れていたものをスーパーで買ったり。とぼとぼと歩いていたときは小雨が降っていたが、そのことを忘れさせるくらい晴れていた。

山あいの風景、地元・奈良にない空気感がよい。
この2週間でいろいろな景色が見たいと思った。なんせ、将来住む可能性がある場所なのだから。

何度もスーパーに立ち寄っていたら、夜が来た。スーパーで買ってきたおそうざいをガツッと食べて寝よう。

仕事のことは今日ぐらい忘れたい。仕事と、生活と、プライベートと、すこしバランスを欠いていたしね。

「楽しくやろう」そうしよう。

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