琥珀色から黄金色に変わるラーメン
とあるドキュメンタリーを観て
無性にラーメンが食べたくなった
そのラーメンは透き通った琥珀色のスープに
爽やかな黄色の麺がお行儀よく浸かっていた
チャーシューやネギなどの布団をかぶって
福島県白河の白河ラーメン とら食堂
ドキュメンタリーの舞台だ
元来、支那そばのような透き通ったラーメンが好きな私は
味を舌と脳で想像した
そんな白河ラーメン とら食堂の暖簾分けした店が家からほど近い場所にあった
営業終了ギリギリで滑り込み
中華そば味玉付きで注文
透き通った琥珀色のラーメンが目の前に
出てきた時は黄金色に変化していた
まずスープ
なんとも懐かしい味の澄んだスープ
繊細で飲んだそばから
すーっと消えゆくスープで
また口に運びたくなる
さて麺の方は如何に
すごく縮れたその麺は
圧倒的なコシを持ち
啜るという行為を楽しいものにした
スープ、麺、スープ、麺。。。
エンドレスで箸とレンゲの往復で
麺の布団になっていたチャーシューなどの
副添え物の事を忘れてた
やはりラーメンの主役は麺だ
そして麺を持ち上げる
スープでなくてはならない
名前にもメンが入っているじゃないか
あっという間に啜り終えた頃には
なんだか達成感すら感じ
隣に座る旦那の額は
汗でキラキラ光っていた