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寒冷地限界1人暮らし ②水道管破裂編~人が住む部屋じゃない~

こんにちは。アオイです。
今回は1年間寒冷地で限界1人暮らしをしていたシリーズの2回目で、今回は水道管破裂編です。
 
事件の発生は12月上旬でした。
ある日仕事を終えて帰ると、水道が捻っても出なくなっていました。
完全に寒冷地をなめていて、水道管が凍っていました。
環境的には上下左右人がいなく、暖房も一切なく、水抜き(水落とし)もしてなかったので、条件的には凍るのは自然でした。

家について横になりながら「どうすればいいのかなあ」と思っていた矢先、それは起こります。
 急に台所から水の音が聞こえてきました。それもものすごい勢いで。
「おっ、温かくなって水がでたのかな」と思ったら、明らかに出ちゃいけないところから水が噴出していました。

元栓を閉めれば良いもののパニックになりペットボトルで噴出口を塞ぎにかかります。

パニックになって明らかに入りきらないペットボトルで頑張る図

徐々に水が床を侵食しはじめてきます。

時刻は夜20時。

目の前の水道管の元栓をふさいでも水は止まらなく、天井を見上げて笑ったのを覚えています。
当時の絶望感はパニック映画さながらでした。

やっと電話をして修理業者が見つかり対応してくれたのですが、部屋に入っての第一声が「ここ本当に人が住んでいる部屋?」だったのは少し面白かったです。

確かに洗濯機が部屋の真ん中に鎮座していて、他の物が布団しかない部屋は人が住んでいる部屋? と言われるのは、「まあ、そうかも」とは振り返って思います。
靴下も1足しか持ってなく、はだしで対応してたので、あきれた様子で業者の方から靴下を1足もらいました。
あの時の顔は今でも忘れません。

また、鍵も基本かけてなかったので、「後日、修理に自由に部屋入っても大丈夫ですよ」と伝えると爆笑していました。
そんな感じで直してもらいましたが、忘れっぽい性格の自分が水抜き(水落とし)を忘れて再度破裂させるのが怖く、退去までの4ヶ月水道を使わず生活していました。

家でお手洗い・シャワー・洗濯・料理ができなかったのですが、
お手洗い→公園
シャワー→ジム
洗濯→安い古着購入し、コインランドリー
料理→4ヶ月一切せず、コンビニ飯

で全然生活できたので特に困らなかったです。
むしろ服が2着くらいしか持っていなく毎日回していた洗濯が無くなったり、料理で凝って変に買い込むことも無くなったので、ジム入れても生活費は特に変わらなかったです。

経験して思ったのは一般的には大変そうに見えても、本人は困ってなく、本人が納得して選択をしていて、自分の生活への責任があれば、干渉の必要はないということでした。
「一般的な大変さ」と「個人の大変さ」は違うという所で、主語を意識した瞬間でもあったような感じがします。。。

次回の1ヶ月半ホームレス編でも、特に困らず生きていたのでまた書いていければと思います。
それでは今日はこの辺で!


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