タモ中止、そして若手婦人科医の「かいしんのいちげき」
ららぽーとにつられて転院しましたが、同じ系列の病院なので、大した変わりはありませんでした。
設備が新しくてうれしくなっただけです。
新しい建物とか、家具とか、なんでウキウキするんですかね?
でも前より待合室はピンク色基調で綺麗だったけど殺風景でした。苦笑。
(窓がなかったせいかも)
とうとう不妊治療に足を踏み入れます。
正直、いろいろ怖かったです。
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ホルモン療法のタモキシフェン(以下タモ)を服薬し始めて、2年のタイミングでとうとうこの相談を持ち掛けた。
「タモを止めて、妊活すること」
年齢的に不妊治療に突入するという宣言になる。
執刀医は少し考えながら、経過も鑑みて
「すけっちさんは経過も良好なので、服薬を中止しても大丈夫ですよ」
と言ってくれた。
タモを止めてすぐに妊娠をしてしまうと、奇形のある子供が出来てしまうので、2か月は避妊が必要という注意点だけを受けた。
また、子供ができた後、タモを再開ができるのかどうかを聞いたところ、必要ないとの話だった。
一度止めたらもう終わりでよいらしい。
その同時期くらいで、他の乳がんフレンドから
「タモ5年で終わりって聞いてたのに、なんか変わって10年服薬しろって言われた(涙)」
という話を聞いた。
え、マジか。
2年で止めちゃったけど大丈夫なんだろうかアタシ。再発したらどうしよう。
一抹の不安を抱えつつ、でも先生大丈夫って言ってたし、と根拠のない自信を鼓舞して次のステップへ進まねばならない。
そう、不妊治療だ。
だけど、いざとなったら、ほぼリサーチしていなかった。
うわあ、どうしよう。
近所のあそこにあるっていうな、ああ、あの病院も大手だけど、高そうだなあ。
いろんなリサーチが不足していた。
やばい。
と、思っている矢先、タモ服用に伴う婦人科医との診察があった。
タモ中止を伝えると、
「え?子供産みたくてタモ中止したのに治療する病院決めてないの?マジ?やる気あんの?子供って簡単に作れないよ?しかも子供産んで、はい、終わり、じゃないんだよわかってんの?タモ飲まなくなってリスク上がって、子供出来ても再発したらどうすんの、てか、早く不妊治療するならしないと、年齢的に妊娠する確率だってどんどん低くなるのにどういう頭してるの?マジ?正気の沙汰?」
と、いう内容を矢継ぎ早に言われた。
※担当医の名誉のために言うが、実際はこういう口調ではなく、あくまで優しかった。
が、ワタシには上記の様に脳内変換された。苦笑。
ど正論。
ぐうの音もでません。
失礼な良いようだが、かわいらしさも残る若い先生からこのど正論を言われ、おばちゃん立つ瀬がない。
が、厳しくも優しい婦人科医は、「とりあえずうちの病院の不妊外来に回すから、予約してって」と、めちゃくちゃラッキーな状況を作ってくれた。
マジ神。
(てかお前マジでやる気だせ)
そんなわけで、とうとう不妊外来に足を踏み入れることになった。
敏腕婦人科医の「かいしんのいちげき」に一発アウト、と同時に、一発逆転もしたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
結局、流されるままノマド的に生きてきた人間には、いろいろ計画的に動くことがとにかく難しくて、本当に脳みそが働きませんでした。
婦人科の先生、その節はありがとうございました。
そして、世の不妊治療をしているみなさん、本当になめててすみませんでした。
不妊治療している&していたすべての人が幸せになりますように。
…祈るしかできん。
※先生とのやり取りや説明など、今回は(特に婦人科医の件など)特盛で脚色が入っております。あらかじめご了承ください。
また、何かご自身のお体にご不安がある場合は、専門の医療機関に問い合わせることを、強くおすすめします。