櫻坂46 4th YEAR ANNIVERSARY LIVE ~TOKYO SNOW~
2024年11月23日(土)24日(日)櫻坂46 4th YEAR ANNIVERSARY LIVEがZOZOマリンスタジアムで行われた。
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22日にたまたま幕張方面に用事があり、はやる気持ちもあってかちょっとだけZOZOマリンスタジアムに立ち寄った。
暖かささえ感じる晴天の幕張、静けさに包まれたZOZOマリンスタジアムの空に「TOKYO SNOW」のリハーサル音がこだましている最中だった。
スタジアム周辺に滞在したのは5分にも満たない時間だったが、歩行者の一人さえいない歩道で櫻坂の歌声だけがただ響きわたる大空を見上げた数分間(あるいは数十秒だったかもしれない)は、私にとって4thアニラDAY0とも言える不思議な、特別な記憶になった。
一日たって訪れたスタジアム。昨日とのあまりのギャップに果たしてあれは現実だったのだろうか、DAY1の人の波に飲まれながらそんなことを考えていた。
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「TOKYO SNOW」やりましたね。
本当に最高の時間でした。
積もらないことが分かっているのにしんしんと降る東京の雪を「報われないひたむきさ」と表現してくれた秋元先生。
長年東京に住んでいてそんな風に考えたことは一度もなかった。
10thシングル「I want tomorrow to come」の楽曲リストに「TOKYO SNOW」のタイトルを見つけた時、(冬曲だ・・)と心が躍った。
初めて聴いた時、期待していた以上の冬曲に心が湧いた。
まだ出会って1か月ほどしかたっていない楽曲だが、「buddiesのクリスマスソングになってくれたら嬉しい」と夏鈴ちゃんが言ってくれたとおり、櫻坂が冬にも寄り添ってくれる大切な楽曲になりそうです。
舞台装置の巨大なデジタルサイネージには真っ白なビル群が映し出され、天空から雪が降り注ぐ。
そして11月も終わりというこの時期の外気温がさらなる「温度」という演出を加える。
ZOZOマリンスタジアムの冷たい空気を吸い込みながら浴びる「TOKYO SNOW」は、雪の中を歩いているような錯覚を覚えました。
雨の乃木坂、冬空の櫻坂。
そうやって「櫻坂らしさ」がまたひとつ創られていくのかもしれない、そんなことを想った。
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ライブは「Overture」から「ドローン旋回中」「Anthem Time」のお祭り曲でスタート。ステージ・花道・スタンドの各所にメンバーが現れるなかタオル・うちわ・スケブが乱れ舞い、4th Year Anniversaryの幕開けを全員で祝った。
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本編の最初は新作ヘヴィチューン「嵐の前、世界の終わり」
メインステージには緑が生い茂り、舞台を覆う大きなアーチにはツタが絡み合う。
また配信の開始直前に映し出したイメージ画像では、ポストアポカリプスともいえる「終わった世界」が表現された。
「嵐の前、世界の終わり」
時代が移ろいグループの新たな変革・進化を暗示するのだろうか。
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スタジアムライブを彩るヘヴィーサウンドはその他「マンホールの蓋の上」、さらにはお待ちかね「イザベルについて」がついに放たれ、重厚なグルーヴがスタジアムの空気にうねりを与えた。
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松田のターンとも言えそうな場面はDAY1「縁起担ぎ」(w/石森)、DAY2「On my way」(w/井上)を披露。
松田、石森、井上の歌声を渇望するBuddiesの期待に十分に応えた。
ついでに言ってしまうと、松田と森田による「ピッカーン!」をいつかどこかで聞かせてくれることを希望します。
また入れ替わりで披露されることが多くなってきた「五月雨よ」と「桜月」、「マモリビト」と「静寂の暴力」はそれぞれDAY1,DAY2で披露された。
もう一つの特別な場面を上げるとするならば、遠藤理子センター「本質的なこと」の初披露。
3万6千人に囲まれながら花道を一人歩き、えんりこちゃん、やり切った!
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1年間をまるっと振り返るアニラでは、その他「今さらSuddenly」「標識」ももれなく披露された。
特に腰の怪我で活動を制限している小田倉麗奈が「標識」に現れた時、会場は大きな喝采で迎え入れた。
残る「僕は僕を好きになれない」と「19歳のガレット」は12/3から開催される10thBacks Live!!でのお楽しみ。
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「Start over!」はライブ終盤へ突入するサイレンとなった。
その後3期生楽曲「マモリビト」や「静寂の暴力」でいったん静を演出するや、静寂を破る「マンホールの蓋の上」の始まりを告げいよいよラストスパートへのスイッチが入った。
続く「もう一曲欲しいのかい?」は夏フェスでの披露もありライブのプロローグに向かう煽り曲としての力を既に証明済みではあったが、ここは櫻坂の本拠地。そんな生易しいものではなかった。
山下瞳月による「Buddies!まとめてかかって来い!!」の本気の煽りは、眩暈がするほどのライティングや震えるほどの低音とも相まって、この楽曲の本領がついに100%発揮された瞬間だった。
そして昨年の3rdアニラのリード曲「承認欲求」は見事なコール曲に育ってZOZOマリンスタジアムに還ってきた。
勢いは止まらずそのままノンストップで山下瞳月が連続表題センターを務めた「自業自得」からラスト「I want tomorrow to come」まで、息をする余裕もないまでに一気に畳みかける。
IWTCの劇的なエンディング、アウトロが響き渡る4thアニラは満開の花火と共にフィナーレを迎える。
全てをやり切ったメンバーは万雷の拍手に包まれながら舞台の奈落に姿を消すのだった。
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MCでは、村山の「櫻坂は誰も置いて行かない、独りにしない」といった言葉が印象に残りました。
DAY2のアンコールでは山﨑天による「推して損はさせないグループ」とのMCがあった。まさしく仰るとおり。
個人的に、私なんかは山﨑天というアイドルを最後まで見届けると心に決めております!
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その他4thアニラの振り返りとしては、DAY1は少し風があって体感温度は低めだった。DAY2は風もなく、まあ寒いは寒いけども3rdアニラのDAY2よりは全然マシと思えました。
手が冷たく手袋があればもう少し快適になるのかも。
メンバーも衣装は防寒対策が施されているようで安心しました。
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「ドローン旋回中」「Anthem Time」で自分が確認できた範囲では、1塁側は204と(たぶん)202にメンバーが現れました。
DAY2の204は的野、202はうえむー。
DAY1で3塁側を観察したところだと213は目視できた。
213はきらこ。
MCで「あそこらへんの人とお友達になりました~」と言ってましたね。
真ん中のエリアはちょっと見えなかったけど、曲の終わりに天ちゃんが1塁側に走ってきてビビりました。なんならリアルミーグリよりも近かった。
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会場の外では村山ちゃんが好きと言っていた五平餅が今年もあった。
3rdアニラでは早々に売り切れてしまったが、今年は焼き場がフル回転でした。
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規制退場の順番はアリーナの両端、ステージバックの両端、スタンドの後ろから順に退場する感じ。
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5年目を迎えた今、1期生は齋藤冬優花と上村莉菜が卒業を発表しており、12/4のBacks Live!!で卒業セレモニーを行い活動を終了予定。
欅坂46のオープニングメンバーは小池美波1人を残すのみとなる。
25名となる2025年は人数的に選抜Backs制を継続するのか、全員選抜となるのか、あるいは新しい何かを仕掛けてくるのか。。
また今年オーディションを行った4期生の加入も考えればさらなる変革・進化の年となりそう。
5年目も応援してます!
GO TO THE V!!