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日記#07 通院日。キリスト先生と緩和ケアカウンセリング

2023/08/16

今日はキリスト先生の受診の日。前回から2週間ぶり。いつもこの日を楽しみに通院してる。今日の先生もやっぱりキリスト。ゼジューラの吐き気はもう大丈夫そうなので吐き気どめのノバミンが頓服になった。ストーマ閉鎖手術の時期は今日の結果ではまだ分からず次回に。ただ血小板の数値が下がっていて、それが低いようなら血が止まらなくなるので手術はできないって。把握。いつもお話ししたり質問したりするのを躊躇わずに済むのでキリスト先生の診察は安心感がある。また2週間後にお会いするのが楽しみ。

昼食挟んで緩和ケアのカウンセリングを受ける。話の中でブログやってるってお伝えする。私にとって前のことをブログに書くのはその時感じた気持ちや考え、思いを、ともすれば消えてしまいそうなそれらを再構築することで自分の側に置いておけるようにするものだということをお話しした。自分でそれについて明確に言葉にしたことは無かったから、それで自分の思いを正しく表現できたかは分からない。だけどどの道入院中に私が感じていたようなことって、他の人には伝わらない性質のものなんじゃないかな。あまりにも個人的で、私は引きこもってたらがんになったとかいう特異な経歴の持ち主で、だから私の感じ方というのは人と異なるものにどうしてもなってしまう。がんになって初めて私は信じられる、助けてくれる人に出会った。そのこと一つですでに特異なのでは。同じがん患者といっても、私のような経緯を辿っている人は居ても稀だろうから、というかそれ以前に別の人間だから、分かち合えないかも知れない。

誰とも分かち合えない思いは、だからこそ特別で、それでいて分かち合えないということが切なくなる、そういう精妙なものだと思った。

今日は病院のホテルに宿泊。明日も婦人科じゃないけど受診あるからね。この暑さの中連日の通院ってキツイもん。それに家族が嫌いだから離れられる機会は全力で捉える。今はホテルの部屋で一人すごい寛いでるよ。嫌な人がいる空間って、具体的に何かされないとしてもそれだけで疲労する。私はがんになってからもうほんとうの事しか絶対に受け付けられなくなったのに、両親は変わらず偽の愛だけを寄越す。残飯をご馳走だと偽るようなものだ。ひどい。愛していないならそれでいいから、せめて欺かないで欲しい。

これからはゆっくりして寝る以外特にすることないし、今日の日記はこの辺にしとこうかな。それじゃ、おやすみ。

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