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日記#34 はじめてのPET検査
2023/10/26
ここ1週間ばかり抱え込んでいたキリスト先生への疑念も昨日の診察で無事晴らす事ができ、今日はPET検査を受けるために病院へ行った。
PET検査の説明文書によれば、その盛んに増殖を行う性質のために正常な細胞よりも多くのブドウ糖を必要とするがん細胞の性質に着目し、がんを発見する診断法だそうだ。詳細はよく分からんけど、がん発見用のつよつよ検査法ってことですな。
検査が行われるのは核医学検査室というところ。以前から病院マップで目にしていたけれど、行くのは初めて。核を取り扱ってるところにある例のマークがここにも描かれている。
☢️ ←こういうの。
受付をして、なんか厳重そうに見える自動扉を通るとそこが検査室。ロッカーに荷物を預け、服やポケットに金属のブツがないかチェックして問診と説明。尿をきっちり出すためにお水を飲むように言われ、この病院ブランドの水(そういうのがこの病院にはある。お高い病室に宿泊すると一日一本これが貰えるらしい)を渡されてごくごく。それから検査用の薬を注射で体内にIN。所要時間1分ほど。なんだか体が微妙に温まった。
その後はカーテンで仕切られた小部屋のリクライニングチェアで1時間休んでいるようにと指示された。この間スマホを見たり読書したりといった行動も禁じられる。筋肉をとにかく動かしてはならないようだ。リクライニングチェアの座り心地は上々。私が社長になった暁には是非ともこれを社長室に導入したい。
そんなこんなで妄想したりウトウトしたりしてたら1時間経った模様。担当の看護師さんに呼ばれ、トイレへと導かれ排尿。そしてついに検査開始。
普通のCT検査と良く似た機械に寝そべって両腕を頭の方に。その状態で15~20分。一度だけ息止めノルマあり。基本寝てるだけで痛くも痒くもなく楽勝。これが済んだ後もう一度リクライニングチェアで休み、それから最初よりも短時間の撮影を行い検査は終了した。
11:30が検査開始で、終わったのが13:30頃。あらかじめ受けた説明の通り所要時間2時間の検査だった。身体的にも精神的にも苦痛はなく(まあ注射と血糖値測る時はちょっとチクッとしたけど)、これまで受けた検査の中でもダントツの楽さだった。これでがんの事がまるっと分かるのだから凄い。検査の作者は天才か。
検査で浴びた放射線はしばらく体から放射されるらしく、妊婦さんや幼児に長時間接触してはならないそうだ。幸い私はいずれとも接触する機会がない。だけど気を付けるに越した事はないので、余計な寄り道などせずにさっさと帰宅する事にした。
でもこういう時に限って、やたら小さい子供とかベビーカーとかが目につくんだよな。妊娠の可能性がありそうな若い女性のことも自意識過剰な思春期少年のように避けつつ、ひやひやしながら帰路についた。
無事帰宅して今は夜。検査結果は来週のキリスト先生の診察日に明らかになる。そこで今後私がどんな治療を受ける事になるかが決まるわけだ。
再発は不安だし、その他にも気になる事をお伝えされている。なんにせよこれからも先生を信頼して治療を続けていくのみだ。病院にはキリスト先生だけじゃなく、私の力になって下さる方々がいらっしゃる。だから何があっても大丈夫。怖いけど怖くない。必要な事は遠慮なく皆さんに頼って、私も頑張っていこうと思う。
✨✨✨✨🌝
まあ今日はこんなところかな。初めての検査だったけど思いのほか楽勝で良かった。病気は楽勝とはいかないんだけどね。
ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。今回は検査の話だったから、少しは闘病記っぽかったかもですが、相変わらずお役に立たない日記であると思います。そんな日記でもよければまたいつでもどうぞ。
それではまた、別の日記で。