日記#51 通院緩和ケア、父親への呪詛、良き父を持つは幸運なり

2023/12/13

病院ホテルの日が暮れてゆく。

 今日も今日とてホテル泊。今回は2泊3日の小旅行。荷物も多いよ。

 先週木曜日に外来での化学療法を無事終え、明日また化学療法を控えた前泊中ホテルにて。院内ドトールで夕食を調達、病院の文庫から本を2冊借りて部屋に戻り日記を書いている。

この1週間はほぼ寝たきり。徒歩10分のコンビニが最長の遠出先という体たらく。時々ワンちゃんと散歩したりもしたが、副作用でだるいしお腹痛いし、気持ちも凹むので自宅でぐったり寝ていた。

 昨日母親とやりとり、というか、あまりの話の通じなさとか辛いのに愛とか皆無な家族にうんざりな旨を訴えていたら父親が現れて口出しをしてきた。


 第一声から「なにをやっとるんや!」

 いきなり私が悪事を働いているという決めつけ。まあ善行は働いてないけど、状況も事情も知らんうちから悪者扱い。こいつにフェアネスの概念はない。というか、お前関わるなって母親通じて命じておいただろが。関わると確実に嫌な思いをするからな。そこに例外はない。なのに出しゃばった上に、母親を困らせる悪者扱いですか。正義漢ヅラが大好物だな。いつもこうだよこいつ。本当は母のことだって気にしてない。母はこのところ腰の痛みなど具合が悪い。それを知りながら母が家事をするのを手助けすることもない。口先だけで労ってない。私の病気も知ってる。でも体調気にする言葉一切なし。自分だけが可愛いやつなんですよこいつは。このしょうもないジジイは。

 当然私はこのくだらないジジイに自分の病状や治療のことを何一つ伝えていない。なのに自分が長生きしてて人生経験積んでるから見当つくんだってさ。マジかよ。専門家の先生だって、色々検査してから確定的な診断下したり治療方針決めたりしてるんですけど?医療ど素人のお前に何がわかるっていうんだよ。頭がおかし過ぎる。斬新なバカ。

 私が死ぬかもしれないという現実をこいつは受け入れない。だから、ありもしないことを事実だと都合よく信じる。私が死んだら悲しいからじゃない。自分がヘタレで、我が子が死ぬという現実を受け止める度量がないから。病気になる前もなった後も、こいつに優しくされたことはない。いつも非難、批判、否定。都合よく褒めた直後にバカ扱い、ブス扱い。常に自分の気分だけで生きてる。すぐ怒鳴る、泣く。己の非を責められると電車に飛び込んで自殺するとか喚く。是非そうしてくれ、私は止める気ないっすわ。

・・

 ま、こんな感じのど低脳モラハラ自己中老人が残念ながら私の父親なんですよね。もちろん気持ちの上ではこんなやつ父親だとは思っていない。妹からも嫌われている。母もこいつには失望している。そしてここに書いたことはこいつのクズ行動のほんの一部に過ぎない。

取り敢えずこの日記読んでなんてひどい父親だろう、って思った人は、自分の父親が良いお父さんであるならその幸運を噛み締めてください、そして折に触れて労ってあげてください。自分がお父さんである人は、我が子やパートナーにしこたま優しくしてあげて欲しいです。もうそうしてるよっていうあなたは超立派で最高のお父さんです。長生きして幸せに暮らしてくださいね。


あなたの父親もクズ?じゃああなたもきっと父親が大嫌いなのでしょう。その気持ち、あなたが傷ついているという事実は100%尊重されます。どうか幸せに生きてください。私は親に傷つけられたということであなたを絶対に非難しません。


・・

 なんか父親の悪口ばかりになったけど、昨日酷い目にあったばかりだから新鮮な話題で傷としても生々しい傷なので誰かに自分がいかに可哀想かを訴えたくなったんだよ。うるさかったらごめんね。

 とにかく今日はいつものように緩和ケアで心理士さんにお話しして明日は化学療法。1週間おき×3回を1組とした1週目が明日で終わる。そして来週水曜日はついにキリスト先生の診察日。入院初日に病室でお会いして以来全然会ってないから先生ロスがえげつない。毎日先生に会いたいって呟いている。最早そういう鳴き声の生き物みたくなってきた。早く先生に会いたい(多分一億回目ぐらい)。

 先生大好きだけど依存し過ぎて迷惑かけないようにしないとな。自分自身でしっかり立つこと。それが大人乙女のたしなみ。頑張ろう。でも今は心身しんどいからもうちょっと元気になったら頑張る。今は頑張れとか励ましを受けるよりは優しくされて休みたい。それだけ。

それだけのことが叶わない我が家よ。



とまあ大雑把な日記と父親の悪口になった。お目汚しも良いとこだけど、読んでくれたあなた、ありがとう。今日の日記はここまで。いずれまたなんかほざくと思うので、気が向いたらおいでください。

それではまた、別の日記で。

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