限界独身オタク男性のエリーゼS1が2回目の車検を終えたので近況を諸々を書いていく
前回のエリーゼ記事を書いてからこの記事の公開に至るまで、エリーゼ乗りの新たな既婚者は発生していません(観測範囲内では)。
本来はこうあるべきなんだよなぁ!
2回目の車検を終えました
2021年の冬に初代エリーゼを購入してから3年近くが経ち、2回目の車検がやってきました。無事に通すことができたので、今回の車検でやったことと前回の記事から変えたところ、エリーゼで走ったところについてなんかを書いていきます。
前回の記事はこちら
車検でやったこと
ウィンカーレバーの交換
ウィンカーレバーに付いているスイッチの調子が悪く、ヘッドライトを点灯した状態でウィンカーを出した後にレバーを戻すとハイビームになってしまうことがありました。ウィンカーを出していなくてもちょっとした段差を乗り越えると一瞬ハイビームになってしまったり……。修理すると言う手もあったとは思いますが、車検に出したショップで相談したところ、「高い部品でも無いし新品に交換するのが丸い」とのことでしたので交換に。ちなみにエリーゼの持病らしいです。
価格は部品代が5,400円、工賃が4,000円でした。エリーゼは他車の部品流用が多く、ウィンカーレバーも欧州の普通の実用車に使われているものでした。安く買えるのは本当にありがたいです。
バックランプスイッチ
こちらも調子が悪く、バックギアに入れてもバックランプが点灯しないことが多々ありました。僕のエリーゼはバックカメラを取り付けており、このスイッチと連動してモニターに表示させるようになっているため、モニターに何も映らなかったことで気がつくことができました。
こちもウィンカーレバーと同様にエリーゼの持病であり、部品代も安いと言うことだったので新品交換となりました。
部品代が4,500円、工賃が1,000円でした。
ヘッドライト
僕が車検に出している地域?の車検場ではヘッドライトの検査がロービームのみに変更されています。法改正によりそうなったみたいですが、適用は地域ごとに順次行われるらしく、まだハイビームでの検査ができるところもあるとかないとか。
古い車はレンズの劣化によってロービームだと車検に通らないことが多いらしく、皆さん四苦八苦してるようです。
さて、我らが初代エリーゼちゃんですがこちらも古い車なのでロービームでは通りません。ただ他の古い車とは事情が異なり、新車状態でもロービームだと合格できないとのこと。どうやらレンズ形状に問題があるようです。
ショップによっては社外品のヘッドライトユニットを導入することで通したりしてるみたいですが、主治医曰く「レンズを加工すれば行けるよ!他の初代エリーゼをそれで通した実績もあるし」とのことだったので、それでお願いしました。
実際にはレンズ加工だけでは通せずバルブも交換となりましたが、それでもヘッドライトユニットの入れ替えよりは安く済んだと思いますし、何より見た目が変わらなかったのでヨシとしたいと思います。
バルブ代が11,000円、工賃が20,000円でした。
フロントスタビライザーのブッシュの組み直し
かれこれ一年以上前からの話になるのですが、エリーゼの下部からコンコンという固定が甘い部品がぶつかっているような異音が聞こえていました。やだなー怖いなーと思っていましたが、運転しても特に問題も感じられないこと、元々異音モールな車なこと、別件で主治医に預けた時に何も言われなかったこと、辺りを理由に放置していました。
が、今回の車検で主治医が「なんか変な音鳴ってたから調べてみたけどフロントスタビライザーのブッシュが原因だったよ」と言われました。どういう状態だったのか詳しい話は聞きませんでしたが、一度分解して組み直したら治ったとのこと。新品への交換すら不要だったとは……。
工賃は8,000円でした。
リアサスペンションのアッパーアームのブッシュ交換
こちら自分では全く気がついてなかったのですが、どうやらリア側から異音が鳴っていたらしく、主治医から「リアサスペンションのアッパーアームのブッシュが原因だったから交換しといたよ」と言われました。自分では異音に気が付いてなかった上、挙動にも特に問題は無かったので別に交換はしなくても良かったかなーと思っていたのですが、いざ実際に乗ってみると上記のスタビブッシュの組み直しと合わせてエリーゼの動きにかなり落ち着きが出ていて驚きました。まるで車重が増したかのようなドッシリ感……。やっぱり足回りの細かなメンテは大事ですね。
部品代が10,000円(5,000円×2個)、工賃が16,000円でした。
車検の総額
総額183,090円でした。前回とほぼ変わらない金額です。
15万円くらいで済んでくれないかな~と思ってましたが、流石に甘い考えでした。次回からは大体20万円くらいは確保しておこうかな。
車検以外でやったこと
ヘッドライトのスイッチ修理
ある日突然ヘッドライトが点灯しなくなり、慌てて主治医のところに駆け込みました。症状としては
ポジションスイッチでポジションは点灯する
ヘッドライトスイッチでヘッドライトが点灯しない
ウィンカーレバーによるパッシングは可能
という状態だったので恐らくヘッドライトのスイッチが原因だろうと当たりをつけていたのですが、主治医に診てもらったところやはりスイッチの故障とのこと。過電流が流れたのか、スイッチと配線が焦げてたらしくロータスらしい故障だなあと。
もう製造されていない社外品のスイッチを使用していたためどう修理したもんかと悩んだのですが、スイッチボックス?ユニット?の中に使用していないスイッチがあったため、それと置き換えてもらうことにしました。
よって部品代は掛からずに修理工賃が16,000円でした。
ドライブシャフトのブーツ交換
前回の記事で「ドラシャのブーツにヒビが入ってたから交換しようとしたけど、ブーツ交換ができないタイプの社外品が入ってたからそのうちドラシャごと交換することになった」ということを書いていましたが、実はあの後そんなに時間が経たずにブーツが破けていました。
「なんか走ると変な匂いがするな……」とか思っては居たんですがブーツが破けているとは全く思っておらず、上記のヘッドライトのスイッチ修理に出した時に主治医に見てもらってようやく発覚しました。
「ドラシャ交換か~高価くつきそう……」と思っていたのですが、主治医から「ブーツ交換できたで~」みたいな連絡が来て困惑しました。エリーゼを取りに行った際に「交換できないからドラシャごと交換という話では?」と聞いたところ「あ、そう言えばそんな話をした気が……通りでなんか交換が大変だったわけだ」とか言われて爆笑するなどしました。
部品代が15,200円 (7,600円×2個)、工賃が36,000円でした。
ちなみにこの時にギアオイルも交換されていて、オイル代が7,000円、工賃が3,000円でした。ドラシャのブーツ交換と関係あるかわかりませんが一応……。機械式LSDが入っているので気を使って交換してくれたのかもしれません。
追記:インナードラシャブーツ交換の際はドラシャを抜くから自動的にオイル交換も行われるらしい。知らなかったそんなの……。
シフトノブの交換
エリーゼを購入してから2年近くの間、元から着いていたRALLIART製のシフトノブをそのまま使っていたのですが、ついに交換しました。
前の記事でも書いたエリパー製のシフトノブです。
金属製のシフトノブは夏に熱くなるし冬に冷たくなるしということで以下のようなジュラコン製のシフトノブを探していたのですが、中々気に入るものが見つからず、結局エリパー製に屈してしまいました。とは言え夏の熱さも冬の冷たさも意外と大したこと無かったため(火傷もしなかったし手に張り付いたりもしなかった)見た目の格好良さもあって結構満足しています。
ハンドルの交換
エリーゼにはOMPのTRECENTO (トレチェント) というハンドルが買った時から着いていたのですが、散々使い込まれたのかスエードはツルツルだったり前オーナーの時代にカビを除去した影響で色がすっかり抜け落ちちゃったりと中々酷い有様だったので、お金に余裕ができたタイミングで交換しました。
トレチェント自体は気に入っていたので、そのまま新品入れ替えです。
Amazonだと恐ろしく高いですが、僕が購入した時は25,000円くらいでした。早めに買っておいて良かった……。
新品なので当然ですが、ちゃんともふもふしてるスエードレザーだし色もちゃんと真っ黒だしで、今まで使ってたものとはあまりにも違っていて最初に開封した時は思わず笑っちゃいました。綺麗なハンドルは使ってて気持ちがいいですね。
ちなみに元々着いていた方は結構昔に買われたものらしく、OMPのロゴが旧いものになっていました。まあ僕はTwitterのフォロワーに言われるまで全く気がついて無かったんですが……。こういう古いハンドルってどう処分するのがいいんでしょうね?ヤフオクにでも出したら買う人居るのかな。
幌の交換
エリーゼが手元に来た時点でかなりボロボロで糸もほつれまくっていたのでヤバいかなと思ってはいたのですが、ついに幌がダメになってしまいました。ある日幌を外そうと引っ張ったら「ブチブチブチィ!」と嫌な音が……幌を縫い合わせている糸が切れてしまい、指がコンニチハする状態になってしまいました。
まあちょっと穴が空いたくらいだし、実害があるとしても雨漏りするくらいだろうと判断して放置するつもりだったのですが、高速道路を走った時に風圧で穴が広がって思いっきり風が入ってくることが判明。風切り音のうるささに耐えきれず、買い替えを決意しました。
純正の新品なんて当然出てるはずもないので、大人しくエリパーで購入。当時のレートで諸々込みで大体16万円だったと思います。
いざ届いてエリーゼに取り付けてみると、各部の寸法が微妙に異なっているのか妙に取り付けづらく、「これ大丈夫か?」とかなり不安になっていたのですが5ヶ月くらい装着したままにした後に脱着をしてみたところ、馴染んだのかスムーズに開け閉めができるようになっていました。良かった……16万円が無駄にならずに本当に良かった……。エリーゼの修理?部品交換?で過去一高い金額だったのでお財布に大ダメージでしたが、このエリパーの幌もいつ買えなくなるかわからないので、頑張って購入しました。これであと20年は戦えるな!
サイドウィンドウレギュレーターの交換
クルクル回して窓を開ける奴です。助手席側の持ち手が取れてしまったので、本来であればエリパーで調達して交換していたと思うのですが、今回はたまたまエリーゼ乗りのフォロワーが余らせていたものを譲ってくれました。大感謝。本当にありがとうございます。
エリーゼで走りに行った場所
前回の記事を書いてからまた色々なところにエリーゼで走りに行ったので、写真と共に紹介していきます。
榛名山
群馬の山と言えばやっぱりここですよね。頭文字Dのルートを走ってきましたが、「この道知ってる!」の連続で楽しかったです。
伊豆、箱根
エリーゼ乗りの友人二人に誘われて、年末ツーリングに行ってきました。遠かったけど楽しい道だった……。
白沢洞門
トンネルを抜けた先に北アルプスの山々が見える最高の写真ロケーションがあると聞いて駆けつけたけど、全然満足が行く写真が撮れなかった回。
佐渡ヶ島
フェリーにエリーゼを乗せて行ってきました。佐渡旅行に関してはまた別途記事を各予定です。
唐澤山神社
猫がいっぱい居ます。
金精峠
赤城山の北東から日光に伸びてる峠です。比較的人が少ないのに走ってて楽しい穴場……なのかも?赤城山を超えてからこの金精峠で奥日光まで行って温泉に入るのがお気に入りです。
その他
特に場所を記すまでも無い写真とか。
最後に
うちのエリーゼは比較的手が掛からずメンテ費用も安く済んでいる方だと思いますが、それでも結構お金が掛かるなあという印象です。とは言えこういう古い外車としては全然安いと思いますし、払うのがキツイとか生活に影響が出るとか、そういうレベルには至ってないので大丈夫ですし、流石に3年近く維持して車検も2回通したので、やっと今後も維持していけそうだという自信が持てるようになりました。元々古いクルマなのでいつどこが交換になるかわからない上、エリーゼは普通のクルマなら交換しないような部品も定期交換が必要だったりするので今後もメンテ費用に怯える日々が続くとは思いますが、まあぼちぼちやって行こうと思います。
また、ツーリングのお誘いはエリーゼ乗りに限らずお待ちしておりますので、興味がある方は是非Twitterもしくはその他SNSの方からお声がけください!
それではまた次回の記事でお会いしましょう。