生成AIを授業に招くために
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
昨日はリーディングDXスクールの生成AIパイロット校による成果報告会に行ってきました。
大会全体を通じたメッセージとして非常に大きいと思ったことがあります。
それは「生成AIは使い続けなければどういう意味があるか分からない面がある」ということです。
身体的な感覚として理解する
普段から生成AIを活用されている方にはよく分かると思いますが、生成AIの出力についてはクセがあります。そして、どういう工夫をすればそれをチューニングできるかということは、割と直感的、経験的、体感的なものがあります。
だから、全体総評の部分で東京学芸大学の高橋純先生が「習慣」という言葉を用いていたように、まさに意識しなくても使っているという状況が見えてきてから、初めて分かってくることがあるということは、意識しておきたいところです。
自分はエンジニアのようにスパッと欲しい答えを得られるようなプロンプトを作ることはできませんが、何度か生成AIとの対話を行っていけば、ある程度、自分の欲しいものを制御できる感覚はあります。それは、ただ早くから触っているので、何となく欲しいものを作れるという程度のことに過ぎません。
ただ、こういう大したことのないレベルであっても、なんとなく感覚的に「こう動くだろうな」というものがあると、他の人の工夫の意味が分かったり欲しいものをどうやって説明しようかという目処がついたりと、割と便利に使えています。
上手く説明できないけれども、使っていると何となく動かせる。そういう感覚も必要なのでしょう。
今、すぐではないからこそ
生成AIが学校で当たり前のように使うことになる日はそれほど遠くはないと、昨日の成果報告会に出席して感じています。
一方で、遠くないだけであって、今すぐ明日から、4月からという未来は描けないところです。
まだ、本格的にAIと対峙するまで時間があるのです。
だからこそ、今から生成AIを使う習慣を持てること、個人のみならず職員室などで「そこにあるのが当然」という感覚が持てるまで、遊び倒してみることが大切になるのだろうと思うのです。
一度、本格的に導入されたら、もう戻れないところまで進んでしまうだろうと思います。
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