【メモ】データイーストのゲーム開発者名
*2024/08/07追記
TAD社及びデータイースト社に所属していた佐久間晶さんからコメントを頂きました。サウンド担当の「北原幸憩」さんの名前は「北原幸彦」さんが正しいだろう、ということでした。そのため本記事中で憩→彦と書き換えを行いました。
佐久間さん、情報ありがとうございました。
というページがヒットしました。内容は
"データイースト社社長であった福田哲夫氏が、同社を辞めてTAD社社長になった横山忠氏を業務放棄と社員引き抜きで訴えた"
というものです(と私は理解しました)。
ここにデータイースト社のゲームと『カベール』を開発した人の名前が出ていたので、該当部分を引用してみます。
ということでした。
ここに出てくる人名で検索すると、データイースト/TADに所属していた佐久間晶さんが言及している情報がいくつかヒットしました。
将来的に上記Tweetが消える可能性を考慮して引用させてもらうと
佐久間さんは以下のサイトでもコメントをされていました。
「野村電機」と「データイースト」の謎
以下Wikipediaからの引用となりますが、TAD社からリリースされた『JuJu伝説』の開発スタッフです。太字の人名は上記判決に出てくる、もしくは佐久間さん自身または佐久間さんが言及している元データイーストスタッフです。
JuJu伝説 - Wikipedia
(*この情報は引用元が不明なので正確度は不明です)
*2022/04/16追記
『JuJu伝説』のスタッフについて調べ直したところ佐久間さんが以下のtweetをしていました。
『野球格闘リーグマン』の企画原案者であるDrew Maniscalcoさんの名前もあります。
TADには元データイースト社員が多かったことがわかります。
北原幸彦さんも元データイーストで、『トライアウト』、『ラストミッション』等の作曲もされています。
北原さんは後に『ウルトラマン倶楽部』、『メルヴィルの炎』等の作曲をしているので、TAD社の後は飯野賢治さんも所属していたことがあるインターリンク社に行ったようです→北原さんのFacebookによるとデコ退社後は会社に所属したことがないようなので、TADを含めインターリンク社作品もフリーランスとして関わっていた?Facebookでは在籍した会社を省略している可能性もあるので、あくまで憶測です。
ちなみに藤咲淳一さんは現在脚本家等で活躍されていますが(押井塾出身)、TwitterでTAD時代に作成した企画書を投稿していました。
以下余談。
1)
上記の判決には後のミッチェル社代表取締役である尾崎ロイさんの名前も出ています。以下は尾崎さんと『ストライダー飛竜』や『鈴木爆発』などの企画者である四井浩一さんのインタビュー動画。
2)
Game Machine 1988年4月1日 第329号(*PDF)の2ページに横山忠さん、尾崎ロイさんが一緒に写っている写真が掲載されています。
判決文によると横山さんのデータイースト退職は
とあるので、(出版までのラグ等ありますが)デコ退職から約1年後に撮影されたものだと思われます。
*2021/07/18追記
第314回 アーケードアーカイバー ダーウィン4078スペシャル!
にて佐久間さんと『ダーウィン4078』の企画、作曲などを行った古川ともさんがコメントをしていました。古川さんのブログでもこの件について言及があります(ブログ中には『ダーウィン4078』についての言及もあります、その1、その2)。
古川さんは『ダーウィン4078』で作曲もされているのですが、社内からのプレッシャーで構想とは違った曲になってしまったようです。もともとは『ゼビウス』のようなミニマルテクノ的なモノを目指していたのかな?
以下の動画は古川さんによる『ダーウィン4078』のセルフアレンジです。
ちなみに佐久間さんは
第312回 アーケードアーカイバー 雷電スペシャル!
でもコメントをしていました。
「TAD社の基板はセイブ開発による設計」
というつながりがあったそうです。
セイブ開発の濱田社長は「第312回 アーケードアーカイバー 雷電スペシャル!」では声だけの出演でしたが、こちらの記念写真でお顔を見ることができます。佐久間さんが濱田社長を「豪快で気さく」と評していますが、このアーケードアーカイバーでのトークもまさにそうでした。
佐久間さんは2019年1月の
[OBSLive] 魅惑のデータイースト! デコゲーを語るスペシャルライブ放送。あそぶ!ゲーム展 ステージ3も紹介!
に出演したあたりから積極的に当時の情報を発信するようになったようです。
【了】
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