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ドイツの伝建地区
しばらく休みらしい休みをとっていなかったので、一週間休むことにした。旅行の途中、ニーダーザクセン州のゴスラーという街に一泊したので書いてみる。
ゴスラーの街並みは鉱山とともに世界遺産に登録されているらしい。木造の建物が並ぶ様は、まさにドイツの伝建地区(伝統的建造物群保存地区)。
ベルリンから乗り換えを挟み電車で二時間半ほどで到着。車内は比較的空いていて良かった。
ドイツといえば地ビール。昼食は Brauhaus Goslar というそのまんまの名前の店に。通りを挟んで教会脇の席につき注文しようとしたところ、ビールのサーバーが壊れて瓶ビールしかないという。味は同じだと言うが、醸造所まで来て瓶ビールはありえないと思い、注文を中断し席を立った。
しょうがないので隣の店にしようとしたところ、さっきのウェイターがその店に入っていくのに妻が気付いた。よく見ると Brauhaus Goslar の前のテーブルと通路を挟んだ教会側のテーブルは違うものだし、Brauhaus Goslar のウェイターは通路の反対側を見てもいない。なんと、教会側のテーブルは隣の店のものだったのである。紛らわしいことこの上ない。
気を取り直して Brauhaus Goslar の前のテーブルに着席。今度こそ生のビールを飲むことができた。そこのメニューにビールが Gose と書かれているのに気付く。Gose はクラフトビールのブリュワリーが作っているのをいくつか飲んだことがあり、クラフトビール屋の人も最近注目されていると言っていた。それがまさかゴスラーのビールのことだったとは。それと知らずにゴスラーに来てしまうとは、以前取得したビール検定二級のおかげかもしれない。
その後、ドイツ発祥の地であるというザクセン・アンハルト州のクヴェドリンブルクへ。ここも世界遺産。ゴスラーから電車を乗り継いで一時間半くらい。駅から街の方へ歩いていったものの閑散としている。ひとしきり歩いた後、中心街から外れた方に来てしまっていたことに気が付いた。
軽く頭痛がする。疲れているのに昼からビールを飲んだためかと思っていたが、妻も同じらしく、Gose は体に合わないのかもしれない。中心街のカフェでマジパンココアをの飲んで一回休み。
回復してきたので、城の方へ。もう夕方になっていたので城に入るのは諦めていたが、城の前の庭園には入ることができた。街が一望できて気持ちの良い場所だった。
ゴスラーまでの帰り道は電車で二時間。昼がガッツリだったので夜はフライドポテトを少しだけ食べて寝た。
翌日はゴスラーの街をのんびり徘徊した。クヴェドリンブルクも木造の家が並ぶが、どちらかというと上品系。ゴスラーの方がコッテリしていた。壁に石が鱗のように貼ってあり、ゴシック体の金文字でいろいろ書いてあったりもする。
歩いているうちに宮殿の裏手に出たので、庭園に入ってみた。宮殿には行列ができていたので入らず。宮殿前の結婚式で子供が歌ったりしていた。平和。
昼食はハルツ地方のソーセージといわゆるジャーマンポテト的なもの。たまには良い。
名物のようだったので Windbeutel という人間の顔くらいのサイズのシュークリームも頼んでしまった。アイスクリーム以外はあまり甘みはないのだが、生クリームの量が尋常ではない。しかし人間やればできるもの。最初は不可能に思えたが、最終的には食べきることができた。
この後、デュッセルドルフで和食の旅に。