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大谷選手観戦からのアナログとデジタルの交差点

大谷選手からのロサンゼルス!

大谷選手の活躍を観戦し、本業での仕事を通じて、大切なアナログという価値と、デジタルによる合理化の価値について考える機会があったのでまとめたいと思う。

先週からアメリカ合衆国(ロサンゼルス→サンフランシスコ)にて、いろいろなミッションを行なっている。
そんな中、たくさんの刺激と学びを得ており、それを所属企業のDX推進をする立場を超えてまとめようと思う。

大谷選手はIP化している

大谷選手は観戦をするという意味で完全にIP(Intellectual Property)化しており、グッズやチケットの売り上げなどにより、すでに投資回収をできているのではないかと感じる。
また、球場における飲食も「まぁまぁな」値段がするため、その文脈でもそうとうの投資回収をできていると思う。
一方で、何故大谷選手のような人が生まれ、IP化できているのか?そこについて考えてみた。確かにメジャーリーグで活躍する大谷選手はすごい。そして、盗塁・ホームランのシーンは、刺激的である。
球場にいて共感をする楽しさもあるが、自分の場合、このようなシチュエーションで期待に応える大谷選手のメンタリティーにあこがれる。
インタビューでは、かわいさと大人さが両立しており、そこも人気の秘訣なのだろうと思う。

ミヤコホテルの壁画

ナラティブをもっとIPに

大谷選手の本当のファンは、高校時代から追いかけているようだ。
つまり、高校時代から成長し続けている状態を含めて全てについて、「推し活」をしているのだろうと思う。
その歴史やプロセスこと、IPであり、そのストーリーを推し活し続けられる人がいるが故に、大谷選手も頑張っていられるのだろうと思う。
コンテンツを提供する大谷選手と、ファンのWin&Winの関係である。
ファンにとって、どの切り口、状況のナラティブが、自分にとって共感でき、その共感が自分らしさにつながり、心地よい気持ちになれるのか?
コンテンツを提供する選手は、日々の活動からそれらを生み出す、そして周囲にそれをプロデュースできる「よい人」が集まってくる、その結果IPとして育っていくと言う感じなのかもしれない。

アナログでエモーショナルなストーリーがIPに

ある晩、Manhattan Beachに行き、Dinnerを頂いた。ダウンタウンから30−40分位の立地にあり、こんな近くにこんな場所があるの?と感じた。
このエリアは、代官山的湘南のようで、お金を持っている人が集まるビーチと言われ、確かに人、通りの雰囲気と料理など全てが完璧であった。

遠くまで続く海岸線
Rock'N Fish Restaurant からの眺め Dinnerを食べながら

どうやらこの周辺の住居は10億円くらいはするそうで、なんでそんな金額になるのだろう?と考えると、合点がいった。
まず、気候が最高。太陽の光はまぶしいが、日陰に入ると風が涼しい。
そして、集まる人が安心・安全であるエリアになっている。
その結果、レストランも高額・高品質にシフトできるため、よいものが揃っていく。Good Cycleである。
つまり、生きるためのストレスが最小限であり、それ以外の所に頭を使えるという、リラックスできる状態が本当に良いのだろうと思う。
だから、この場所の住居は高いのだろう。
人は、このリアリティと、ストーリーにお金を支払うということがわかった。ダウンタウンの窮屈な生活より、こちらのほうがいいね、確かに。

少し南側のマラガ湾にも行ったところ、ここもIPを感じる場所であった。
セレブが集まる場所であるが、イッパイ飲むくらいなら自分でも全然OKであった。

マラガ湾のレストランの来客の車達

観光客(アメリカ人含む)はこのような空気や場をIPとして認識し、ここで自分らしくいることが1つのエンタメになっているのだと深く理解をした。
エンタメとは、自分の不足がちなメンタルが充電され、充実感を感じるためのものと定義するならば、まさにこれもエンタメである。
ここでワインの1杯でも飲んでみると気持ち良いかもしれない。

日本の文化もIPに 組紐ボールペン

たまたまロスで遭遇したグロービス経営大学院の友人が、日本の伝統工芸の展示販売会をロスでやるということで、立ち寄らせて頂いた。
友人が出店しているものは、組紐を組み合わせた商品であった。組紐は映画「君の名は。」に登場し、あのエレガントさが故に人気になったものである。
2つ購入させて頂いて、早速一つ使わせて頂いている。
個性を多様に表現できる組紐ボールペン、ステキです!そして書きやすい!

ボールペンの中に組紐が!

このボールペンもIPである。ストーリーもあって、さらに個性をだせて、書き味も良い。。。この価値観はアメリカ人にもうけそう。

カーズのサリーのイラストを購入

アナハイムにあるDisneyに立ち寄り、アナログの価値を感じ入手をしたものがある。カーズのサリーのイラストである。
映画カーズを観て、若いときの自分のアルアルみたいなものを感じ、サリーの心遣いを感じ、人はこんな甘酸っぱい気持ちが根っこにあって、日々チャレンジをしているだなと思っていた。
そして、自分はポルシェ911を購入した理由の一つに、サリーがポルシェ911であったこともある。
サリーは996ポルシェだったので本当は996が良かったが、996の良いたまがなかったので断念した。
このイラスト、1つ1つが少し違っているようで、このアナログ感が本当に良かった。結果、購入してしまった。

サリーのイラスト

このように、アナログの価値を沢山感じるロス滞在であったが、次回の記事で良いデジタルとイマイチなアナログについて、書こうを思う。

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