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何故アジャイルな文化が必要なのか、それはデータドリブン○○をするためである

先日、ガートナーのD&Iサミットにて、プレゼンをさせて頂いた。

https://www.gartner.com/jp/conferences/apac/data-analytics-japan/speakers/featured-speakers/kagami-shigeo

そして、所属企業にて、DX戦略を立案し、ガチハンズオンで改革を進めている。テーマは、スマートワーク、データドリブンマネジメント、DX人材マネジメントの3つが軸となり、それをベースに事業貢献をするという型である。

いくつか重要な事業貢献の仕事を進めて行く中で、改めて重要な事を感じる出来事があった。

ある出来事

Aさん「データを活用して、ビジネスに貢献していく必要がある!」
Bさん「データを活用するって何でしょう?必要なデータはなんですか?データを入れるのは手間なんです」
Aさん「活用したいデータって変わるから、そこが難しいんだよね」
Bさん「変わった際に、フレキシブルに対応をできないから、備考欄に沢山メモをいれるんですよ」
Aさん「どんな基準で入れているんですか?」
Bさん「お客様の為になるならば、必要なデータを入力します」
Aさん「必要ということがちゃんと伝わる必要がありますね」
Bさん「はいそうです」
Aさん「必要な項目はリクエストすれば追加されるんですか?」
Bさん「いいえ、外注依存なのでリクエストするとXX万円かかります。エクセルの列みたいに追加してしまいたい。。。」

学びのポイント

・お客様の為になるストーリーやメッセージが伝わっていない事がある
・必要なデータを入力できるようにするための改善PDCAが回っていない
まさに、アジャイルで必要な事が重要であるということが「ある事」からみえてきた。
つまり、データドリブンで仕事をするためには、データを活用するシナリオを作ったらちゃんと現場に伝えて、現場からのフィードバックを受けたら入力項目をなる早で修正する必要があるということである。

SOI(System of Insight)というか データドリブン○○

これから、生成AIの広がりもあり、データを活用した仕事がさらに増えていくと思われる中、○○という何をするかが問われ、そのシナリオ、入力や収集するための納得感がさらに重要となる。
本当に価値が出てくる個人の嗜好データを得るためには、コミュニティが必要であり、そこから生まれてくる文化をデータドリブン○○で、その中にいる人が進んで貢献しようという気持ちで提供するような仕組み、これが今後のビジネスの成功のドライバーになる可能性が高い。

コミュニティマーケティング

B2Bでのコミュニティマーケティングが、Compaq、EMC、VMware、AWS等にてある程度うまくいくことを私のキャリアの中でいくつか確認できた。
一方で、C2CやB2Cのような所でどこまでできるのか、私にとって未知数である。その領域については、ニコニコ動画を提供するドワンゴ所属時代に、学びを沢山得ることができたが、推し活の文脈で、自分の理解が深まっていない状況であり、まだまだ修行が必要である。

今後

真のOMOを行う為には、顧客クラスターの定義が必須となる。
そもそも従業員も顧客であり、実は多様性がある。
そのような多様性のある状況で、いい感じに標準化されたサービスや、個別化され自分にFitするサービスがMixされて提供出来る組織の力が必要になる。
だから、顧客の真の成功を考え、データドリブン◯◯で改善PDCAが回る内製化チームって、本当に重要。1997年からこのような姿勢で仕事をしてきたが、さてこれからどうなるか!


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