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『ミュージカル刀剣乱舞 参騎出陣 〜八百八町膝栗毛〜』感想(ネタバレ有り)

刀ミュ新作。
大阪はキャパ1300程度の会場(skyホールMBS)だったのでチケット取れないだろうな、と思ってたけど、今回は運が良く、プレミアム会員先行でサクッと確保出来ました。
祭系やキャパに余裕のあった村正双騎を除くと、プレミアム会員先行で取れたのって伊達双騎以来な気がする…
兼さん好きだし、3振りとも揃って歌上手いし、新しく出来たホールの評判も良かったので、是非行きたかったので、ホント助かりました。

それにしても今回の作品は、異色作って感じでしたね。まず時間遡行軍が出てこない(!)。
江戸の町人文化を作り上げたお歴々の物語がメインで、男士たちの活躍も、当然いつもとは違った方向に。書店の使用人とか、歌舞伎の代役とかw
芸術家の執念や苦悩について言及される以外は、とにかく明るく楽しい「陽」の作品でした。
堀川国広くんは相棒や兄弟と一緒で楽しそうだし、(極おめでとう報酬遠征だったの?と思うくらい)まんばちゃんは江水〜陸奥一蓮でのあれこれを経た事もあってか、すっかり安定感増してたし、そして兼さんはいつも通りの兼さん。
あとは、本編にはあまり関わらないけど、鬼平こと長谷川平蔵も登場したりもあったので、当時の文化に明るい方なら他にも色々と面白いポイントがあったりするかも…?
「謎の男」も、誰だか分かる方なら分かったんだろうな、とか。自分は、馬琴ときたら北斎かな?と思ったんですけど違いましたね…

まんばちゃん、今回三味線で弾き語りのシーンがあるんですけど、あれ実際に弾いてますよね…?
開放弦の音が多めだったけど、後半はそれなりに押弦もあって、手元の確認も結構してましたね。いやビックリした。
劇中、まんばちゃんに構いたい(らしい)男士の中に、長義の名前が出てきたんですけど… え?それはつまりどういう…?江水出陣の時にまんばちゃん「あいつ(長義)の方が嫌がるか」とか言ってたけど、なんか誤解も生じてる…?君たち一度、しっかり話し合っても良いのでは…?

そして兼さんは今回、歌舞伎のシーンがあるんですよね。「これ、刀かぶで見たやつだ…!」とか思ってたら、刀かぶの尾上松也さんによる演技指導もしっかり入ってましたね。意外なクロスオーバー…!
あと兼さん、浴衣姿がまたどえらく様になってましてね… 男前にも程があるだろうがよ(頭を抱える)
そしてまた、瑣吉さん(のちの曲亭馬琴)とのやりとりも良いんですわ。あそこで瑣吉さんの気持ちに寄り添って頭を下げるとか、ホントもうね…(顔を覆う)

堀川くんもだいたいいつも通り…?いやいつもより楽しげ…?
耕書堂での働きっぷりとか、いきいきとしてて良きですね。
第2部ではもちろんギター持って弾き語りとか、堀川くんのギターで歌う兼さんとか、そっちの方も期待通り。最高。

それにしても蔦重さん、3人の割り振りが何気に適材適所って感じだなぁ… 人を見る目は確か、って事ですか…

お話自体はシンプルなんですけど、ネタ的には色々と盛り込まれてた気がしなくもないので、千秋楽の配信をポチってリピートしまくりたい。
DMM JCBカード(歌仙さん)の申し込みもしたし、キャンペーン分のポイント付与(なんと10,000ポイントプレゼント。24/9/9まで)が間に合ってくれれば有り難いんですけど←

最後に、skyホールMBSについての雑感。
ホールの入ってるJPタワー大阪内の動線がよろしく無いのは難点ですが、大阪駅から直結でアクセスは良好。
ステージの見やすさや音響についても、概ね好評のようです。
今回はほぼ通路すぐ後ろの席だったので、見やすさやについてはよく分からなかったです(この場所で見にくい会場なんて、そうそう無い)。
音響はやっぱり、PAさんのお仕事次第ですかねぇ… 低音はしっかり響いてましたけど、振動が出過ぎて、ごちゃっとしたシーンが1か所あったり、第2部がそんなにクリア感じでもなかったりしたので。
座席は前後が広くって、移動もしやすかったです。椅子の下のスペースもそれなりにあって、バッグも邪魔になりにくいですね。
左右は狭いとまでは言わないけど、そこまで広くはなかったかな?まぁ女性の肩幅なら、気にする程でも無さそうですが。

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