『舞台「刀剣乱舞」心伝 つけたり奇譚の走馬灯』感想（ネタバレ有り）

刀ステ新作！慶応甲府の特命調査のお話…ではありますけど、がっつり新撰組のお話でもありました。新撰組の「夢」の話…

お話の方もすごく良かったんですけど、舞台の演出も派手で楽しかったです。
照明の使い方はもちろん、セットの組み換えが頻繁かつスピーディ。
場面転換が結構多いんですけど、気付いたらセットがごっそり入れ替わってるという。某ド○フもかくや、ってレベルの早変わりですよ。
他にもステージの真ん中に2階建ての大きなセット（しかも人力で回転もする）を組んで、そこで大人数でバリバリ殺陣をやったりと、とにかくダイナミックだったり。このセットでは縦方向の動きも多くって、ステアラの天伝・无伝を思い出します。
個人的に一番好きな演出は、四斤山砲を破壊しに行くシーン。
部隊を2手に分けての作戦になるんですけど、照明の切り替えと、立て板を使ってシーンの切り替えをやるという。スピード感あって最高でしたね。
お話の内容自体は切ない話なんですけど、とにかく観ていて楽しい舞台でした。
特に今回は、席もかなり良くって（舞台から近すぎず遠すぎずの、ほぼセンター）最高の環境で楽しめましたし。
頭被りの気になりやすい会場ですけど（WWホール）、この日はそちらも大丈夫でした。ラッキー。
ってか女性メインの客層で、男性平均身長の自分が頭被りで困る事がある会場とか、どうかと思うんですよね…
まぁそれはとにかく、リピートする余裕無かったのが非常に悔やまれる内容でした。今回はいつもより尺が短めだったんですけど（休憩無しの2時間20分）、その分お話もタイトに締まって、密度も高かったという事ですかね。
…とりあえず千秋楽の配信はポチりますか。

あとはネタバレ有りで、好きなシーンや要素を適当に列挙

• 沖田さん
  すげぇ（小並感
  演じられた早乙女さん、ちょっと前に配信で観た『三國志演義〜孫呉』の太史慈がすごく良かったので、期待感マシマシで観に行ったんですよね。殺陣のシーンはそこまで多くなかった気はしますけど、やっぱり存在感ありますね…
  乱戦のシーンで飛び出してくるとことか、出てきただけで「あっ沖田だ」ってなりましたもん。すげぇ（2回目
  あとは、沖田さんが改変の目的を告げるシーン。それまでずっと「いったい何を企んでるのか？」とスッキリしない気持ちで彼の事を見てたんですけど、まさかの、ね…？
  とっても悲しいけれど、目の前のもやが一気に晴れるシーンでした。

• 加州清光＆大和守安定
  清光さん、天伝ではまんばちゃんとの戦友感がすごくって、安定さんとはどんな感じになるのか、気になってたんですよね。まんばちゃんとはまた違って、相方感がすごくて「なるほど確かに」と、メチャクチャ納得しました。
  あと、天伝の時より可愛さ増してますよね？本編はもちろん、カテコで舞台から捌ける時のサイドピースとか、2回目のWピースとか、3回目の「ネイル見て〜」ポーズとかw
  そしてステ初登場の安定さん。自分には可愛らしいイメージしか無かったんですけど、戦闘の時にちょくちょくガラが悪くなるの、良いですね…（ｸﾞﾍﾍ
  この2振り、最後は（勿論）沖田さんと戦う事になるんですけど、滝のように涙を零してた清光さんが印象的でしたわ…

• 和泉守兼定＆堀川国広
  感謝祭を除けば、維伝ぶりの2振り。以前より相方感が増してる気が。
  兼さん、さすがの格好良さだったし、土方さんとのシーンも泣けるんですけど、EDの傘のシーンね… なんかぴょこぴょこした動きが可愛くって、それに全部持っていかれた感が←
  なんなのそのギャップ萌え要素…
  兼さん可愛いといえば、酒宴の席でずっと俯いて無反応だったシーンも萌えシーン。

• 慶応甲府の任務について
  ステ本丸の審神者さん、孫六さん顕現以前はずっと任務を断り続けていたとか…
  （実際のゲームにそんな要素は無いけれど）相変わらずフラグ立ての鬼ですな、ここの審神者さんは… それにしても孫六さん、顔が非常に良かった。
  そして監査官どの。まぁ監査官なので見せ場は少ないですけど、クライマックスちゃんと戦闘シーンも有り。禺伝の則宗さんが凄く好きだったんですけど、こちらの則宗さんも最高でしたな… いつかどこかでW則宗さんを拝見したい…
  あと、ゲーム内での部隊名とか全然気にしてなかったんですけど、なるほどそういう事… 警備隊を避けていくのもそういう事かぁ、と、心伝を観てメチャクチャ納得しました。
  歴史人物のことは勿論、ゲームイベントの考察などもチェックしておいた方が良かったな、と今更ながら思いました。

• 真剣必殺
  いいのかその格好で客席通路を通ってきても…？
  …センシティブ過ぎるよ！！！特に曽祢さんHot Limitのエロコスプレ状態なのに！そして何故僕は、通路から一番遠い席だったのか？←

• その他
  近藤さん
  最後のシーンの後ろにあった屏風（だったっけ？）、近藤さんの書だったけど、なんて書いてあったのか←
  
  物語をおくれ兄さん、登場
  劇中で天保江戸に文久土佐、慶長熊本での任務の話が出てくるので、単純に時系列で言えば、既に折られてる筈なんですけど… 回想シーン的なアレですかねぇ…？
  朧といえば、今回の新撰組の面々はどういう扱いだったんだろう。生きてる隊士に遡行軍が憑依してたり、既に亡くなっている隊士については、やっぱり遡行軍が成り代わってるって話にはなってましたけど。朧とはまた別物って解釈で良いんですかねぇ。お顔も白塗り要素は無かったですし。
  そういえば弥助も朧では無かったか…
  
  回転ステージの時間遡行軍
  …下の方でずっとサボってる子たち、居なかった？w
  ステ遡行軍さん、結構面白ムーブが多いので何気に目が足りない。

以上