子供のためにしたいこと④

子供のためにしたいことの4つ目は、

漠然とした夢を持たせる

です。

子供には色々な分野・種類の経験をさせて、子供自身に自分の興味がどの方向に向いているのかを漠然とでも知ってもらいたいのです。

子供の頃に興味を持った事柄は、自分に本当に合うモノである可能性が高いのではと考えており、子供の時に漠然と目指した将来像が、そのまま将来の仕事に繋がることもあると思います。

これは私の経験に基づいています。

私は子供の頃に読んだ環境化学や動物に関する図鑑が大好きで、将来は自然環境を守るような仕事に就きたいと思っていました。

その思いをずっと持っていたわけではないのですが、小・中学校では理科が大好き。高校は潰しが効くように普通科の理数コース浪人したけど大学は化学系留年したけど研究室は環境系

さらに色々な要因が重なり博士号まで取得し、現在は研究職に就いております。


今振り返ると、自然と子供の頃の夢を実現するような方向に進んできたように思います。

「思考は実現化する(ナポレオン・ヒル)」にあるように、目的地を設定すれば人間はその場所に自動で辿り着くような力があるのかもしれません。

特段頭が良いわけでもなく努力家とも言えない自分が、要所要所で助け舟を出してもらえ、努力すべき所では努力して、子供の頃に目的とした場所にたどり着けたのは、早い段階で漠然とした目的地を設定できたからかな?と考えているので、子供にもそうなってもらえると嬉しい限りです。


ただ、ここで「漠然とした」といれたのは、子供の頃の夢に固執する必要は無いと思うからです。

私の場合はたまたま子供の時の夢に沿って生きてきたけど、途中で少し違った道に行くも良し全く異なる所で力を発揮するも良しです。

ただ、漠然とした夢があって、それに向かって前進することを知っていれば、道を踏み外すことが無いかなと。道を踏み外してもまたすぐに道を探して復帰できるかなと。

そういう灯台のような役割をしてくれる漠然とした夢を、自分で探せるような機会を与えてあげられれば何よりですね。


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