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【遊戯王】Ancient Oblivion Juggernaut【カジュアルデッキ紹介】

■はじめに

AAオフで取材された結果、アクアドラゴンが掲載されて浮かれているえすけーです。
上記の通り、デッキ構築モチベーションが溢れ出ているのか、どんどんク●カードのイマジネーションが膨らんでいる。
時に先月、我々バニラ界隈をざわつかせた新テーマ「原石」の登場により、全てのバニラに新たな構築の幅が出たのは言うまでもない事実だろう。
私が観測した範囲では、シンプルにブラマジや青眼の強化として使ったり、古のバニラ発表ドラゴンになったり、パロディウスなユニオンモンスターを出してみたり、封印されている脚がエクゾードキックしたり、一般デュエリストもクソデッカー諸兄も大いにエンジョイしているように見えた。

令和にこんな『Vジャンプ』のページにのってそうな画像がアクア・ドラゴンで見れることあるんだwww

先日ありがたいことにレイジオブアビスのボックスを頂く機会があり、自分で買っていたものと合わせて、原石が組めそうなほど集まった。
Xのリプライでも、「えすけーさんといえばバニラ」なんてありがたい言葉をもらってることもあり、私の原石デッキがどうなるか気になっているフォロワーがいるのではないだろうか?
そんなわけでボックスを頂いたという宿題も兼ねて、原石デッキについて私の考えとその活用法をまとめつつデッキ構築してみたので良かったらこの文を参考に対応を考えてください(大先生リスペクト)
※レイジオブアビスをプレゼントしてくれた『JEX』さんが出てる動画。よかったらみてね!

■原石カードについて

現状は5枚の原石カードが登場している。
それぞれ簡単に見てみよう。

・原石竜インペリアルドラゴン

現状唯一の原石モンスター。
バニラリリースという、苦しめの召喚条件を持っているがそのリターンが凄まじく、「相手モンスターを全部バニラ化(効果無効)」と「自分の墓地のバニラに一致するステータスのモンスターを全除外する」効果がある。相手ターンにも手札から召喚できるので1妨害もできるまあ末恐ろしい能力を持っている。バニラで戦いつつ、ヤバそうならぶっ飛ばす感じだろう。個人的にはライン越えなのであまり好感は持てない。
※カードイラストはクソかっこいいと思います

・原石の鳴獰

バニラをSSできる速攻魔法。
何故か速攻なので、予想GUYにチェーンするとバニラが2体湧いてきて、強いかどうかは別として良さげ。
戦闘破壊されないことを活かして、相手ターンに出して、耐える動きにも使える。
2000LPも要求するだけはあり、レベルを無視して特殊召喚できるので予想GUYと差別化されている。
不愉快な着地狩り効果が、墓地効果としてついているのを見て現代カードの恐ろしさを噛みしめるのであった。
2000LPと後引がキツイから3枚積むのは個人的にしんどいカードなので枚数は考えたい。

・原石の穿光

それっぽく条件コストがかかれているが要は実質ノーコストの無効妨害。しかも原石がいると再利用もできちまうという凄まじいスペックのカード。申し訳程度にバニラ素引きケアを強みに変えられるようなことが書いてあるが、実質シミみたいなもんだろう。他のSS系魔法罠にも墓地効果で妨害がついているので、個人的にはわざわざ採用はしないタイプのカードという印象。

・原石の皇脈

The初動カード。発動時の処理にサーチ、打点上昇、あらゆる領域から好きなバニラを特殊召喚と遊戯王もついにここまで来たかという盛りっぷり。
バニラを出す効果を使うと、一応特殊召喚されたモンスターの効果は発動できないが、このカードはSSする魔法をサーチすると、召喚権を使わずに好きな2素材エクストラを出せるので、通常召喚権があまる上に通常召喚は効果が出るのだから、制約ケアをすることができるの動きとのかみ合わせが大事になるだろう。

・原石の号咆

魔法と同様にバニラをSSできる。LPコストがなく攻撃表示でも出せるので使い勝手がいい。墓地効果で一時的にコントロール奪取できる、無効化ないウィドウアンカーみたいな事ができるので耐えヂカラはそこそこあるように見える。えすけーはジジイなので、パクったカードで緊急同調とかいいなとかも思ったが、多分リンクする聖遺物罠のほうが現実的(サーチもできるし)
ちなみにバニラミラーマッチだと、取られたバニラでインペリアルを出されて悲しいことになりそうなのでしかめがをになる。

■現代出力故の悩み

以上、強力な効果が目白押しの「原石」だが、問題はどう面白くするかだろう。普通に使うとまあ不快で面白みもないパワーを持っているので、やはり日の目の当たらないカードにアクセスできるウマ味を活かしたい。
しかしながら、これでク●バニラを宣言して喜ぶ人間なんて限られているし、それこそ一般デュエリストが雑にやってそうな話だ。(これを機にバニラに興味持ってくれてありがとう)

私に求められているのはその上の領域だろう(自意識過剰)
というわけで原石と相性の良いテーマが何か考えたときに以下の要素を持つテーマであると私は仮定した。

  • ①バニラを内包しているテーマ

  • ②カードにアクセスしづらく、展開力に乏しい

  • ③通常召喚で効果がトリガーするカードが多い

あれ…あるじゃないか、一つ。

そう、「AllyOfJustice」だ。

■AOJの苦しみについて

歴戦のデュエリスト諸君ならご存知だろうが、カタストルでお馴染みのテーマのAOJ。ストーリー背景では同期である「ワーム」に対抗するために作られた集団だ。
フレーバーを活かして、リバースモンスターと光属性を徹底的にメタる能力になっている…といいたいところだが、実際は能力が適応されてもブロックオリパ対戦でギリギリ使わないスペックであるものが多い。
実際はシンクロ以外はほとんど使い道にならず、関連する魔法罠はO枚。挙げ句にAOJ名称を参照するカードは3枚しかないのだ(しかも1枚はフレムベル)
とてもじゃないが、氷結界やXセイバーの同期とは思えない。その上のコナミにもマスターデュエルでカタストルの弱みを晒され、あまつさえ強化が来そうなターミナルワールドというパックではジェネクスに枠を取られた上にAOJモチーフの新規を出されるという酷い仕打ちを受けているのだ。

ソロモードが2つもある謎の優遇を受けているが、そんなことよりサーチの一枚でも配ってくれ。

■舞い込んだ救済の波動?

AOJの悲惨さをこれぞとばかり書き連ねたが、デッキ構築としての問題点は以下の通りだ

  • ①サーチがない(ちなみにアニオリでは存在する)

  • ②召喚権を要求してくる(NS発動やSS禁止等)

  • ③協調性がない(一貫性がなく、テーマ内でアンチシナジーは日常茶飯事なこと)

  • ④テーマ同士でシンクロができない(上級が多くチューナーが少ないのでレベルを合わせづらい)

正直テーマでまとめる意味が現状まったくないのである。
これをスマート…とはいかないにしても解決できる可能性があるのが原石かもしれないと思っている。
そもそも原石自体がバニラをコストにアドバンス召喚するという特性上、AOJのバニラモンスターはレベル6で2300とそこそこ打点があり、原石で出すには持ってこいだ。

問題のAOJの名称サポートはAOJの守備貫通と攻撃力倍化なので、打点上昇する原石と構造上通常召喚したい事実が噛み合ってると思う。

アニメで登場した決闘者『ゴースト』が用いる、《A・O・J トラクター》
光がいるとAOJを2枚もサーチできる。強すぎ(麻痺)

■無理があるワームメタ

残りの要素は裏守備メタである。
高速化した現代で裏守備を意図的に出力するのは至難の業だ。ジーランティス等を使うにしてもAOJは何分展開力が細いのだ。そこで原石を使うと余るであろう召喚権をこちらもリバースを使うことでサポートを共有できないか?と考えた。
ティンダングル?サブテラー?シャドール?クロウラー?ペンギン?強力なリバーステーマは目白押しだ。
だが、私が選んだのは《聖なる魔術師》だった。

元禁止カードと同じ効果を持ちながら、元ネタまでSSできるのに
『若返り失敗』等罵られている不名誉なカード。

正直な所現代リバーステーマを使うとAOJが食われる事必至なので、この選択になったという理由もあるが、実は《神聖なる魔術師》というVジャンプのプロモカードが登場している。最近お得のリメイクカードであるが、オリジナルをSSできる、2倍の《聖なる魔術師》というところだ。
これらで各種介護パーツをサルベージし、リバース絡めてAOJの効果起動の条件達成のために何度も使えればデッキとして成立するのでは?と考えこの方向でまとめることにしたのであった。

■始めようか『低次元領域決闘』を

ベアトリーチェ、南無。
※きつい

先述したが、ここで声を大きくして読者のみんなに共有したいのが原石の永続は「任意の2対素材EXモンスター」を出せることにあると私は考える。つまり好きな2対素材のエクシーズを出せるし、好きなシンクロもL2も出せるのだ。ただ一つそのターンのそのモンスターのデメリットが使えなくなることを除けば、であるが(クソ重い)
例えば《No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース》のような、相手ターンに発動する能力のあるEXモンスターなら、問題がないわけだ。

そこで注目したのは《スプリガンズ・メリーメイカー》だ。
メリーメイカーは相手ターンで場から離れることで、好きなアルバス融合を落としながら、場を空にできる。
それによって、原石魔法罠の発動条件が整うわけだ。
そして戻ってきたメリーメイカーはスプリガンズXなので、《ギガンティック“チャンピオン”サルガス》になることができ、セリオンズを加えることができる。このデッキでは《深淵竜アルバ・レナトゥス》を落として、《簡易融合》を回収する初動とした。

セリオンズには、機械族かつ最も強力な効果の《セリオンズ“キング”レギュラス》が存在しており、AOJの不足したパワーを補填するにはちょうどいいだろう。
《セリオンズ“ブルズ”アイン》で盤面を取るために、戦士族を採用する必要があるため、上記のランク4を組むためにはアルトリウスを採用した。
後半、フィールド魔法から何度も特殊召喚することもできるので自分で展開できないAOJにとっては、かなり都合がいいというわけだ。その上、原石のアドバンス召喚コストにもぴったりだ。

AOJはレベルが無駄に高く、シンクロに向いていない為、《ライブラの魔法秤》を使ってセリオンズに
余 分 な レ ベ ル
吸い取らせることでシンクロできるようにしよう(限界)

実際ちゃんとシンクロできるのだ(なお接待デュエル)

マスターオブHAMを加えた簡易融合でSSし、神聖なる魔術師をセットして後続のSSの条件を満たしつつ、ここからはアドリブでAOJのシンクロを出しつつ《おろかな副葬》で必要なサポート魔法をシルバーバレットしながら、戦おう。モンスターは1度であれば《円盤闘技場セリオンズ・リング》で耐えることができるので、リバースとも相性がいい。

聖マジの表示形式を変更してアドバンテージを取りながら、
相手を裏守備にしていこう。

■AOJを使った立ち回り

このデッキにはなんとAOJが9種類も入っている。
それらの使い道をざっくりと解説しよう。

AOJクラウソラス

事の発端である理由のバニラ。原石サポートで各種SSできる。
基本的にはこちらとAOJシンクロでビートダウンしていくことになる。危なくなったら、インペリアルドラゴンを召喚することをオススメします!

当時クラウソラスって誰やねんとなったのは必見。元ネタよりもだいぶレベルが太ましい。

AOJサイクロンクリエイター

正直メインモンスターで一番強い、チューナー。場のチューナーの数だけ魔法罠を手札バウンスできるのだが、このカードは基本は自分の原石永続やセリオンズリング、セリオンズに装備されたモンスター等をバウンスしてアドバンテージを稼ぐことになる。原石の永続でチューナーを増やしてから効果を起動すれば2枚取る事も出来るので盤面や手札と相談しながら運用しよう。

ちなみに海外は強謙のパックのシク、強謙ほしくてこいつを引いた日には目も当てられない。

AOJエネミーキャッチャー

通常召喚することで、そのターンのエンドまで裏守備をパクるカード。あらゆる要素が厳しいカードで、そのターンSSしたモンスターは表示形式を変更できないので、基本は能動的裏側にしたモンスターを奪うか、こちらから意図的に送りつける他ないのでかなりタイミングが難しい。

《浅すぎた墓穴》でSSしたモンスターを奪えないアンチシナジーがきつすぎる。
《ダーク・ダイブ・ボンバー》で頑張ってケアしよう。

AOJアンリミッター

リリースすることで元々の攻撃力分の倍増ができるバッファー。AOJの唯一まともなテーマサポートであるにも関わらず、その特性でライトゲイザーとカタストル、どちらともアンチシナジーなのは見なかったことにしよう。

サーチしやすいステータスでAOJの中では非常に優秀。
ただし、テーマ内でちぐはぐなせいで悲壮感がすごい。

AOJサンダーアーマー

AOJに貫通を持たせることができる上級AOJ。
適当にSSできればかなり立ち回れそう見えるのだが、
特殊召喚できないという文字がボディーブロウのように襲いかかってくる。本体がそこそこデカいおかげで単体運用できるのがギリギリ救いか。

「一応貫通になる」くらいの認識でいいカード。
やる気がないんじゃないか?と疑いたくなるほどに一行目が酷い。

AOJカタストル

AOJ唯一の環境カードであり、基本的にはコイツしか知名度がない。なんだかんだで一番突破力があるので、最後の手段的に出てくることが多い。このデッキにおける最大の利点は原石永続のデメリットにより、『効果発動ができなくなる』ことによる、アンリミッターへの『対応』だろう。攻撃力4400で襲い掛かることもできるので、状況に応じて使い分けよう。

現代においてもやっぱり頼りになるヤツ。
最近は、もっぱらその強制破壊効果を買われて送り付けられがち。

AOJライトゲイザー

本デッキのメインアタッカー。基本的は簡易融合からでたHAMと3チューナーでシンクロすることで展開していく。常在型効果のため、原石のデメリットも受けない為、安心してシンクロできるのが良いところだろう。

出しやすく、癖のない効果がありがたい。
これで喜ばねばならないのだから、

AOJフィールドマーシャル

AOJの上級シンクロ特有の1チューナー:2体の素材指定を持つ、「どう出せと?」という召喚条件の上に、先輩にミスト・ウォームがいる気の毒なカード。その上、シンクロでしか特殊召喚できない意★味★不★明な文章が余計に運用にクリティカルしてくる。しかし、一度出ればセリオンズリングと合わせて2アド取ったり、ちょっと強そうに見える瞬間があるのが楽しい。

AOJで数少ない『アドバンテージ』を獲得できるカード。
最近MDで召喚演出が追加され、最も熱いカードとされる(?)

AOJディサイシブアームズ

AOJの最終兵器。このカード単体のデッキが存在するくらいであり、発動できれば強力な能力を持つ。
条件も比較的達成しやすいので、このデッキでは反転した聖マジを《強制転移》することで発動を狙う。
アンリミッターで6600はやっぱりシンプル強い。

古のデュエリストならば、カタストルと並んで使った方も多いであろう1枚。

■総括
AOJが「テーマのメインモンスターがそこそこいて」「シンクロしながら」、「効果を活かしてくる」という3点を重視して、なんちゃってなテーマデッキを作る。という観点で作成したおかげか、それっぽい動きができるようになったのが良かったと思う。
ただし、かなり苦しいのは事実であり、私が避けたいと日々怯えている『原石・セリオンズが強いだけ』になってしまう瞬間が少なからずあるのが、現状だ。Oナミさん、MDのストーリーもいいけど、AOJの新規配ってください。アニオリのトラクターだけでもいいから(切実)

■デッキ名について
AOJに充てるために、それっぽい単語を並べたシンプルなネーミング。古に忘却されし戦車達的なニュアンスだ。だって実際カタストル以外忘れられてるし(笑)

■宣伝
実際の動きを確認したい奇特な方は、是非とも『トリプルエフオフ』と『亀遊オフ』に遊びに来てほしい。
筆者のデッキ以外でも、曲の強いカジュアルデッキが目白押しのオフ会となっている。今月のトリプルエフオフはハロウィンスペシャルとのことで、仮装・コスプレOKだそうなので、普段レイヤーをしている私もコスプレでお邪魔する予定なので是非興味があれば来てほしい。

バニラの召喚努力義務があるオフ会があるらしいので、『対応』せねばならないので今回はここまでということで、あとはOナミと有志に任せるとする。

ハジャジの人こと、対応塾のデッキビルダーえすけーでした!

衣装全速前進で制作中DA☆
クソデッキくれなきゃ、対応させるぞっ☆

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