【EDHデッキ紹介】リンリン・リベリオン
■はじめに
フォロワー各位や動画を見てくれた諸兄ら、ごきげんよう。
知らない方は初めまして、「弦巻マキのマキマキマジック」のハジャジの人ことskニクルです。(知らない人は見てくれると嬉しいな)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm32642512
ここのところ、統率者向けのブースターが発売されたり、統率者デッキが各エキスパンション毎に出たりと盛り上がりを見せてますね!
そんな中、私も去年の春ごろに誘われてEDHデビューをしまして、「エルハジャジ」様が伝説のクリーチャーではないことを悔やむ日々を送っております。
1年かけていろいろなデッキを作っては崩し、作っては崩しを繰り返していたんですが、最近”自分だけのデッキ”を作り上げられた気がするので、一度記録に残しつつ、紹介できればいいなという気まぐれの駄文です。
(動画作れよ!という投稿者兄貴、許してくださいオナシャス)
■構築の経緯
ゼンディカーの夜明けプレビューの時、3/3飛行の優良スタッツに加え、味方に除去体制を付与できる強力な能力、そして美しい天使のイラストを見て、「使いてぇ!」となったのが最初でした。
それまでは「黒き剣のダッコン」を据えた、エスパーのグッドスタッフを使っていたのですが、なかなかにカラーマーカー(笑)だったのでちゃんと盤面で仕事をするジェネラルを使いたいというのもありました。
意外に思われるかもしれませんが、私のMTGの紙のデビューは「ラヴニカへの回帰」でした。シャンダラーをやってMTGにハマり、紙にデビューした感じです。
ですので、フルパーティ時の効果が「留置」なのも、私の構築欲を刺激してくれました。
■最強コンビ爆誕
いくらスタッツがいいと言っても、ジェネラルで殴り勝ちを狙いに行くような効果ではないので、相性のいいカードを探しました。
そこで思い出したのが、昔構築したことのあった「レベル」デッキでした。
レベルクリーチャーは、仲間をデッキから連れてこれる「リクルート」能力を備えているものがたくさんいるので、多相持ちをサーチすればフルパーティは簡単に達成できる上、リンヴァーラで展開したクリーチャーを守ることができるので、強力に使えるだろうと踏みました。
なにより「レベル」のエース「果敢な勇士リン・シヴィー」は、「リンヴァ―ラ」とおなじ、”リンちゃん”繋がり、韻すら踏みつつシナジーしているその相性の良さから、早速構築を始めました。
■カルドハイムでの革命
ひとたび形になったものの、新規が多相以外でてくれないので、なかなか決定力ない構築になってしまい、勝ちきれないデッキに仕上がっていました。
デッキの性質上、ドローを入れるとサーチしたいレベルを引いてしまい「手札事故」が発生してしまうという問題もあり、雑にリス研を入れることもできず困っていました。
そんな中、カルドハイムで「英雄たちの送り火」が登場、これがこのデッキの問題を一気に解決してくれました。詳しくは後述します。
■デッキ紹介
前置きもこの辺にして、早速デッキレシピを紹介したいと思います。
一応個人的な縛りとして、「たくさん旧枠のカードを入れる!」というのを実施しています。なので60枚が旧枠になっています。
カードを見せつけるのもEDHの楽しいところと思っているので(笑)
2021年4月現在、私が使っているレシピでざっくり解説します。
そういう煩わしいのはいいから、レシピだけ見せろというMTGガチの諸兄らは、最後に金魚のリンクを貼っておくのでそちらからご覧ください。
■クリーチャー
ジェネラル抜きで30枚です。レベルパーマネントは18枚入っています。(多相とエンチャント含む)
・アメーバの変わり身
よくピッチ除去が飛んできます(ガチ)
自身がレベル兼パーティメンバーであり、味方をパーティメンバにしてフルパーティを達成しにいったり、相手の種族サポート無理やり止めたり、「送り火」で好きなクリーチャーを出せるようにしたり、やりたい放題です。
・レベルリクルーター
<1マナ域>
「レイモス教の兵長」1枚です。構築でもよく見かける優秀なレベル。「イーオス」や「目くらましの呪文」でサーチ可能。
<2マナ域>
「アムローの偵察兵」「果敢な隼」「レイモス教の副長」の3枚が入っています。初手で持っておきたいカードなので、「交錯の混乱」の変成からよくサーチされます。
<3マナ>
「リンシヴィー」「レイモス教の隊長」「果敢な先兵」の3枚が入っています。皆さん人間なので、2の人間から出たり、4の人間を出したりします。
・コーリスの子
「グリセルブランド」のおもちゃで有名なやつです。実はこの人1マナ人間レベルクレリックでパーティメンバー兼レベルの優秀な奴。
相手のフルパンに対応して、フォグまがいの動きをしたりすることが多いです。
・ダールの降霊者・特別工作班
ループジャンクションコンボの要です。前者は2の人間クレリック、後者は3の人間レベルです。「送り火」の都合が良すぎですね(笑)
「稲妻のすね当て」「コーの先達」で無限に対象をとって「嘆きの井戸、未練」「獣の墓場」でサクることで無限ライフするのが主な勝ち筋です。
・献身的な世話人
ルーンの母のパーマネントもいける代わりに、1マナかかる人間クレリック。多分母のほうが強いですが、奴のfoilは高すぎる(白目)
「送り火」「訓練所」など守りたい置物が多いので、こちらを採用。
・エーテル宣誓会の法学者
2マナ人間クレリックであり、アーティファクトクリーチャー。
ソリティア封じができるうえ、こちらは起動型効果を連打するデッキなので被害を受けないのも強み。
「送り火」「捧げ物の魔道士」どちらのルートでも、サーチ可能。
・ヘリオッドの巡礼者
3マナ人間クレリックでパーティメンバー、コンボパーツ「獣の墓場」をサーチする人。
・映像の造形者
壁でもレジェンドでもないクリーチャーに変更する、1マナ人間ウィザード。アメーバの水増し、「イーオス」のサーチ対象。
・法をもたらす者、光をもたらす者
3マナレベルコー、対抗色追放効果持ち。三色ジェネラルを永遠に追放し続ける不快度指数が高い奴。
・傭兵の密告者
3マナ人間傭兵レベル、「アメーバ」とのコンボで傭兵に強制ジョブチェンジからのデッキボトムバウンス。他にも自分の傭兵をデッキに逃がしたりする。地味に黒からの被覆。
・鏡の生体
レベル最強のフィニッシャー、x=1でクリーチャーが4体以上いると、多相がが4体でフルパーティー達成。
・コーの先達
無限対象おじさん。基本は無限コンボのパーツだが、「ダールの降霊者」がいるときに、除去が向いた味方をクレリックにジョブチェンジして、対象をとって火力やマイナス修正から守ったりできる。
・レイモス教の復興論者
4マナ人間レベルクレリック、墓地からレベルを蘇生できる。コストが重いが、パーティメンバーなので採用。あと、あるコンボの時に「リンシヴィー」の代わりになれる。
・イーオスのレインジャー
「送り火」から出す4マナの爆アド人間。
1マナクリーチャーはキーパーツが多いので、よりどりみどり。
・公証人
イーオスが生き残るとたまに出る、タウンズフォーク(人間ウィザード)
古術師が旧枠じゃないので、代わりに入ってる人。
・姿分け
2マナレベルと言い張りながら、相手のパワカになったり、「リンシヴィー」になって除去かわしながら、回収したりするいぶし銀。
アメーバと組むと、レジェンドルールで除去したり、「百合子」を留置し続けつつ「百合子」になり、忍者と言い張りながらどついたり、相手の「ペインターコンボ」を「ヘルカイトの暴君」になってパクったり、勝ち筋を増やしてくれるイイ子。
・時間流の航海士
2マナ人間ウィザードのフィニッシャー。
全起動型無限ターンコンボ「ゴッドファイブ」の中核。なぜかデッキに戻る為、揃うと以下のようになり、全員をジェネラルダメージで仕留めだすガチムーブが可能。止めようとすれば「リンヴァーラ」サクります(迫真)
・捧げ物の魔道士、粗石の魔道士
3の人間ウィザード、「捧げ物」1枚あれば、「送り火」をサーチしつつ、次のターンに「イーオス」になれる最強ムーブができる。「粗石」はマナが苦しいときに助けてくれる。最近旧枠になってくれたのがうれしい1枚。
・ヴィダルケンの霊気魔道士
主に「捧げ物」をサーチする人。だが、スリヴァーバウンス効果は、自分の"スリヴァー"をバウンスして除去を回避したり、相手の厄介な"スリヴァー"をバウンスできるので腐らない。
・非凡な虚空魔道士
おなじみカイ・ブッディ氏。1の人間をサクって「送り火」から出た暁には、レベルリクルーターから供給される"ウィザード"を弾に、無限にカウンターしてくるエグイカード。またご本人も「レベル」デッキで世界を取られた方なのでフレーバ的にもGOOD。
・雨ざらしの旅人
1マナ人間クレリック。「ニクソス」や「未練」といった必要な土地を探しに行ける上に「送り火」のコストとしても優秀なパーティメンバー。
■スペル
ソーサリー5枚、インスタント17枚。
ドロソ以外は統率者汎用パーツ。
・カウンター(8枚)
「ドビンの拒否権」の旧枠をくれてありがとう。
・除去(5枚)
最低限。クリーチャーで除去れるのでそんなに気にならない。
「流刑」や「予期せぬ不在」はたまに自分に打つ。
・サーチ(6枚)
「商人の巻物」初手キープは大体「変成」がサーチされ、リクルーターになる。弱い(確信)
・ドロー(4枚)
全て「デッキにカードを戻す」ドローを採用。
すごくありがたい、マジで。
■置物
アーティファクト11枚(土地・クリーチャー含む)、エンチャント4枚です。土地で動くことを前提としているのでマナファクト少なめ。
霊気貯蔵機がフィニッシャーです。
■土地
34枚。旧枠カウントを増やすために弱い土地が入っている以外、は概ねフルパワー。特筆すべき部分は「グリフィンの渓谷」で「アメーバ」とかグリフィン化した「レベルリクルーター」をアンタップできるくらい。
■利点
・急にヘイトが上がりずらい
高速でコンボに入りだすcEDH寄りのデッキと違って、まったりしているので優先度が低くなりやすい。また、リンヴァーラがダルいため、除去を割かれずらい。
・盤面が完成してからの征圧力が高い
基本的に起動型効果で動くため、打ち消されづらい除去・カウンター・体制付与ができる。
・対応力が高い
デッキ全体がシルバーバレット構築になっているため、様々な状況に対応できる。
■弱点
・レベルリクルーターが引けない・除去されすぎる
ゴミデッキと化す。
・呪われたトーテム像
ゲームにならなくなる。クソ。
・締め付け、敵対工作員、エイブンの思考検閲者
ゲームにならなくなる。クソ。
・サイクロンの裂け目、毒の濁流、追放全除去全般
リンヴァーラがただのバニラになる。クソ。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。レベルの持つシナジーとリンヴァーラの効果を最大に発揮している、個人的には今までで最高傑作の出来と思っております。
ご意見・ご感想ありましたら、ぜひツイッターのほうにお寄せいただきますと幸いです。
EDHはカジュアルに楽しめる、とても良いフォーマットだと思っております。やったことがない方も是非構築済等々で気軽に参戦してみてはいかがでしょうか?
是非みなさんも”自分だけのデッキ”を見つけて、楽しいEDHライフをお過ごしくださいませ!
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