少年Aの記録
「手を貸して」と言われたので貸してあげた。あれから一年経つが私の手はまだ帰ってこない。
お友達が怪我をしたので「いたいのいたいのとんでけ」とおまじないをかけたら、お友達が木っ端微塵になりました。
「猫の手も借りたい」と先生が言ってたので朝早くから収穫したのに「いらない」と言われた。箱にいっぱい詰めたのに残念。
「尻に火がつきそう」と先生は言っていたけど全然つきそうになかったので代わりにつけときました。良いことしたあとは気持ちがいいものです。
妹が母に「目から鱗」と言っていたのでそれは危ないと思い、目を取り出して隅々まで見たけど、鱗なんてどこにもなかった。