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日記|いい匂いがするわけで

こんにちは、といたです。

カゼグミのオフィスでもありイベントスペースでもあるhacoから見える景色が一気に秋冬の装いになりました。
こんな駅に近い場所でも、水戸だと車以外の音は聞こえません。そこには静寂があります。

窓越しに映る赤い葉っぱを見ながら静寂の中で。
そうそう、これが私の思う茨城だ、と。


高校生の頃は、水戸駅と学校の往復、そして勝田についてからは自転車で帰る生活になんの疑問も持ちませんでした。
茨城が嫌いで東京に出たわけではないけど、茨城は終電が早くて道が暗いことを痛感した大学時代。
でも、長期休みになると毎回帰ってきたし、帰る時はいつも、ディズニーランド行くみたいな気持ちでわくわくしてました。私の周りの友達もみんなそうだったような。

茨城って田舎だな〜と、半分以上ネタでいつも言っていますが、それがいいって話なんです、結局。
茨城でしか人生のほとんどを過ごしてないから世界で一番好きな場所なのかはわからないけど、心のどこかで大事な場所だなと思っているし、理由なんてないんですよ。

私には、理由なんてなくていいんです。
いつだってなんとなく、いい匂いのする方に歩くのが好きです。

いい匂いがする条件はきっといくつかあって。
私にとってのそれは、人とその人がつくる空気と、自然の風景です。


前のふたつは、私が大学時代に茨城に帰ってきた時に出会った人たちがその人脈の基礎を作ってくれたと思っています。
自然の風景は、小さい頃から高校までの日々の暮らしで無意識に感じてきたものだと思います。

毎日車に乗ってどこかしらに出勤する暮らしなわけですが、「太陽あったかいな」とか「空が広いな」とか、「ちょっと遠回りだけど千波湖のほう寄っちゃおうかな」とか。
そういう、日常に転がる小さなことを拾い集めて、「茨城にいる」ことを感じてるのかもしれないですね、
なんというか、外に干してあったかくなった布団に包まれている感覚になるんですよね、その安心感が多分好きなんです。


そんな茨城に住む人たちはみんなどこか素敵な人たちなんですよね。
もっと言うと、私が選んでこなかった方を選んでいて、なおかつとても生き生きして楽しそうな人たちです。

大学までの進路選択は特に、「なんかこっちの方が正しそうだから」というのが大きな軸があった気がしています。
道徳的に、世間的に、これまでの経歴的に正しいかどうかを気にしていろんなことを選んでいたような、そんな気がします。
今思えば、正しいかどうかなんて誰にもわからないんですが。

そんな私が茨城で出会ったのは、楽しいかどうか、もしくは自分が好きかどうかで何かを選んでいる人たちでした。

そうか、そういう選び方もあるんだと、新しい世界がひらけた感じがあったんですよね。
じゃあ自分が楽しいこと、好きなこと、わくわくすることってなんだろう?と急に考え始めました。いざ考えてみると案外わからないものです。
じゃあどうするか?
やってみる。考えるのも好きな私ですが、こればっかりは自分の引き出しにないものだったので、とにかく目の前にあるものに手を伸ばしてやってみることを選んでみました

そういう流れで私はこの地域/コミュニティ/ローカル、みたいな分野に足を踏み入れて、今に至ります。




結果から言うと、「なんかよくわからないけどやってみる」が当たったんだ、私にはまったんだと思います。

それでいいし、それが良かった。
やったことないことでも、自分の楽しいと感じることがわかるかもしれないからやってみよう、実験だ、みたいな感覚でやってみたんですよね。
その結果得られた人脈もあったし、経験もあった。

やってみることは何歳まででもやってみたいしやっていきたいなあと思っています。
結構そういうのおすすめです。
学生の皆さんには⇩こういう機会もありますし、ぜひ。(宣伝)

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では、また。






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