ためになる有料予想の選び方・前編
おはようございます。
最近これといったデータ集計もしていないので、こんな記事書いてみます。
もちろん無料だし、サポートとかもよくわからないのでいりません。
ただし、私は有料予想を買ったことも売ったこともないので、完全に憶測と偏見だけで書いています。買ったことがない理由も後で出てきます。できるだけロジカルに選び方を考えましたが、参考程度にして下さい。
まずはじめに、この記事は有料予想を否定するものではありません。twitter上には毛嫌いしている人も多いようですが、私はむしろもっと活発な市場になってほしいとさえ願っています。ただ的中画像の捏造などは論外で、これは単なる詐欺、捕まらないのは警察の怠慢と思います…。真っ当に予想して売る分には、労力と才能をお金に換える、世の中の誰でもやっていることで、契約自由の原則からもこれは否定するべきではありません。
ではどういう予想を買えばいいのでしょうか?
まずはなによりその人が上手いのか下手なのか。ズバリ回収率を見ましょう。ただこれが最大のネックで私が買ったことがない理由でもあります。
回収率を出している人がほとんどいない!
いや、中にはちゃんと月ごとや通算で出している人もいるのですが、みんな中央をやっている人ばかり…。地方の予想出している人で長期的な回収率を出している人がほとんどいないのが現状ではないでしょうか。その日1日の回収率を出している人はちらほら見かけますが、1日だけの成績にほとんど何の意味もありません。私は地方しかやらない、中央にあまり興味がないので上記の理由で買うことができません。スペックを見ないでPCを買うようなものです。
では、仮に少なくとも月単位程度の回収率がわかったとして、もしくは中央の予想を買いたいという人はどのくらいを目安に上手いか下手か判断すればいいのでしょうか?
ここで大事なのは単純に何%かではなく、どのくらいレースを絞って予想を出しているかどうかを加味して考えましょう。当然レースを絞れば絞るほど的中率も回収率も上がります。これにはおそらく大多数の人が賛成するはずですが、逆にレースを増やせば増やすほど良いという人はレースを選ぶことすらできない下手くそか、資金豊富で大穴狙い専門の人なので有料予想向きではありません。ですのでレース数が少ないほど成績が良いという前提で考えます。
1日12Rとして私の考える上手い人の目安は1ヵ月の回収率が
1日1~2レース→120%以上
1日3~5レース→110%以上
1日6~9レース→100%以上
1日の全レースもしくはほぼ全レース→90%以上
え?90%って負けてるじゃん。負けてるのに上手いの?って思った人。ごもっともなのですが、仮に毎日全部のレースを買ってる中毒みたいな人がいて、その人が回収率90%だとしたら、その人はメンタルに問題があるだけで、レースを絞ればすぐプラスになります。もちろんこれは私の完全な個人的見解なので、何%に上手い=買いたいのハードルを置くかは人それぞれでしょう。私が有料でも予想を買いたい理由は、地方の苦手な競馬場を上手い人の予想を見て勉強して克服したいからなので、上記くらいの回収率であれば十分お金を払う価値がある教材だと言えます。
さて回収率の目安の設定の高さに関わらず必ず共通していることがあります。買う側からすると、買う目的にもよると思いますが、基本的にレース数は多ければ多い程良いということです。自分で買いたいレースを選べるし、私のように主に勉強目的の場合もレースが多いほど見方が勉強できます。この辺は買う側も売る側もバランスが難しいところで、売る側は基本的に成績が悪いと売れなくなるからレース絞って推奨出す、買う側はできるだけ多くのレースの予想が知りたいけど多い程精度は下がる。まあこの辺は買う側の好みで選ぶしかないですかね。あとは自信度や勝負レースの表示などしてる人もいるようなので、レース数は多く且自信度が示されているものが一番良いかもしれませんね。
次に価格の目安です。
人によってメチャクチャ高い人も安い人もいて基準難しいですよね。
この辺は有料予想自体が批判されがちなポイントでもあると思うのですが、当たった時だけ大々的にアピールしたり、他の有料予想の転売、部数を制限してさも人気があるかのように見せる手法をとっている人がいるのも事実です。ブランディングとマーケティングだけに頼って物を売る…某国と同じでそのうち破綻するんじゃないですかね。ですので価格に惑わされず、あくまでも回収率を見て判断しましょう。あとその人が1Rにいくら賭けているかも予想の上手い下手には全く関係ありません。毎度数万円賭けている人の当たり馬券の画像を見せられると、さぞ上手いんだと錯覚しがちですが競馬に使えるお金がいくらあるかなんて人によって全然違います。それこそ予想を売るための宣伝費用くらいに考えている人がいてもおかしくありません。あくまでも目安は回収率だけです。
話を戻し私が考える価格の目安ですが、1R50円~60円なら妥当と感じ、それ以下なら安い、それ以上なら高いと感じます。なぜならe新聞などで買える競馬新聞が1R50円~62円だからです。競馬新聞、専門誌の本紙の◎の単勝ベタ買い回収率が87~89%と言われていることや、各種情報、コメント、調教などが載っていることを考えると上記の回収率をクリアしていたとしても同じくらいの価格が妥当ではないでしょうか。私なら1R100円以上したらどれだけ回収率が優秀でもその時点で買いません。全レース買ったら1200円以上になります。それなら専門誌2誌買って予想を照らし合わせた方が良いです。この辺の基準も人それぞれで1Rあたりいくらくらい馬券を買うかにもよって違うとは思いますが、くれぐれも高いから良いものではないということだけは心に留めておきましょう。今まで見かけたことがある一番高いもので1R500円、一番安いもので1R2円というのがありました(笑)
もう1つ選ぶうえで重要なのが、その人が得意な競馬場はどこなのかということです。ここではあくまでも地方競馬の予想を買う場合の話に限定して考えます。
地方は競馬場によって予想の方法がフィットするしないがかなりはっきり分かれます。私も得意なところだと年間ならまず間違いなくプラス収支になりますが、苦手なところだと勝ったり負けたり、金沢など今までに1度も年間プラスになったことがありません(今年は路盤改修で馬場が変わったおかげで今のところプラスキープできていますが…年末まで続けば初勝利笑)。ほとんど全部の競馬場をやったことがある人はこの感覚わかると思います。ですので個人的にはどこか1つの競馬場に特化した予想が買いたいです。自分が得意なところは予想買う必要ないですしね。ただこれも見ていると現状少ないように思えます。ほとんどの人がその日ある全部の競馬場の中から数レースピックアップしている形じゃないでしょうか。このタイプのデメリットは不必要なレースもセットで買わざるをえないことと、他にもう1つあって、全部の競馬場に目を通していると時間が足りないんじゃないの?ちゃんと予想してる?という疑問が出てくるということです。以前、中央専門の有名な有料予想家の人がツイートしていたのですが、「みんなよく地方にも手を出せるね。中央の予想するだけで週末はもちろん、週中も復習回顧予想で時間が足りないくらいだよ」というような主旨でした。これは私も毎日ほとんど全部の地方競馬の全レースに目を通しているので時間が足りないというのは実感としてあります。私の場合はやるレースやらないレースはっきり決めて、日ごとや競馬場ごとにまるまる全く触れずに時間を作ったりしています。
まあ実際はその人がどれだけ予想に時間をかけているかなどわからないので結果=回収率で判断するしかないのですが…。選ぶポイントの優先度は低いですが、一応選ぶ基準の片隅には加えておきたいです。
長くなりました。ここまでをまとめると、
・予想の販売価格やその人の馬券の購入額は一切無視して回収率のみを上手い下手の基準にしましょう
・目安となる回収率と販売価格は専門誌を基準にして90%以上+1R100円以下でレースを絞っているなら110%~120%以上は求めたい
・基本的にレース数は多ければ多いほど良く且勝負レースや自信度などの表記があると尚良い
・得意な競馬場があってそこに特化していると尚良い
この基準に沿って購入すれば少なくても買って損した、騙されたなんてことはないのではないでしょうか。
他にもこういう人に気をつけようというのを書こうと思っていたのですが長くなったので記事を分けます。
あとがきとして念のために書いておきます。おいおいあおかげさんよ、あんたもnote使ってるしその内有料予想おっぱじめるんじゃないのかい?って思ってる方がいるかもしれませんが、その可能性はほぼないです。毎日記事書くとかめんどくさくてやってられないと思います(笑)
それよりもまず有料予想を普通に選んで買える状態になってほしいのです。巷の有料予想家が皆きちんと回収率を提示してもっとクリーンな形で活発になり時短のツールとして有用なものが多数ある状態になってもらいたく、まずはそういう市場を目指してもらうためには、買う側のレベルが低いと粗悪な物でも売れてしまう現状から脱却できないサイクルだと思うのがこんな記事を書いた理由でもあります。