菅原辰徳のまとめ
おはようございます。
盛岡開催も今年は残すところ後わずか。
ということで、前々からツイートしていた騎手のまとめをいい加減書いていきます。
第一弾は今岩手で注目の若手騎手、菅原辰徳騎手についてまとめてみます。
昨年、2017年の成績は709鞍騎乗で50勝。岩手リーディング12位という成績でした。
今年は10月16日現在、633鞍騎乗で60勝。岩手リーディング7位につけています。
勝率や連対率を見るとそこまでUPしているわけではありません。
では何が変わったのかというと単勝回収率です。今年は穴馬で何度も勝っています。
具体的に今年タツノリ騎手をベタ買いで全レース均等レートで単勝を買うと単勝回収率は136.1%。盛岡に限れば驚異の183.6%にもなります。ただし水沢ではガクンと下がって、76.7%。数字で見ると、盛岡で何度も穴をあけていて水沢ではあけていないということになります。一応書いておくと、76%はけして悪い数字ではなく、1番人気馬が過剰人気しやすい岩手では普通よりちょっと良いくらいの数字です。
ここからは少し細かく条件別に見ていきます。
データは全て2018.1.1-10.16のもの。
まずは枠別。
まず目につくのが盛岡8枠の回収率。550%!!
盛岡7枠や水沢の6-8枠もそこそこの回収率ですね。
レース映像を見ていると、確かに人気薄でも外枠から前付けしてそのままなだれ込み狙いというレースが多いように見えます。外枠時が好成績ということは、ゲートが上手いのではなく、テンの行き脚をつけるのが上手いのかもしれません。ということは、乗り替わった時に、ゲートが下手な馬の一変は望み難いけど、ズブくてポジションを悪くしていたような馬は注目ですね。
内枠の勝率、回収率も悪いわけではないので枠で決めつけるのは良くないですが、少なくとも盛岡の8枠で出走する時は人気薄でもおさえておきたいところです。
次に人気別。
まあ回収率が高いので当然5人気以下での成績がいいのですが、上位人気の時の回収率もそんなに悪くありません。
特に1人気と2人気の差に注目してみましょう。
1人気時の勝率はまあ平均くらいですが、回収率は1人気が過剰になりやすいことを考えると中々高いです。これはまだタツノリ騎手が上手い、人気馬をちゃんと勝たせられる騎手だと認知されていない為だと思われます。いわゆる騎手人気でオッズが下がることはないということです。ありがたいですね。
2人気時の勝率がやや低いので単勝回収率はよくないのですが、連対率は高いです。複勝率に至っては1人気騎乗時とほぼ変わりません。これは断然人気の強い馬がいる時に無理に勝ちにいかないという傾向の現れでしょうか。おさえておきたいポイントです。
続いて距離別。
施行回数が多いところを見ると傾向が明らかですね。短い距離で人気薄を持ってきやすいです。前述の外枠から前付けしてなだれ込むという戦法とも合致していますね。大穴で勝って回収率が底上げされているわけではない盛岡1600mや芝でも好成績を残していて見事です。
おまけ程度ですが、斤量別も。
この成績から読み解けるのは、牡馬は平均よりも高い勝率、牝馬では人気薄を持ってきているということでしょうか。まあおまけ程度の要素なのでそんなに気にしなくてもいいかもしれませんね。
まとめます。
盛岡では芝ダート距離問わず信用できるが、特に1200mと1400mで8枠の人気薄は要注意。
水沢では850mと1300mの成績が際立っているので注意。後は6枠より外なら信用できる数字を残している。水沢は馬場次第で極端なのでこの辺はあまり気にしないでいいかもしれません。
1人気の時は単を選んでも安定して勝ってくれるが、2人気では無理をしない傾向があるので、馬券も無理をせず連軸、3連軸に選ぶ方が無難。
今年すでに、当然のことですが、次々と良い馬に乗せられだしているので、騎手人気がオッズに反映されだすのも時間の問題かもしれません。
今年残り少ないですが、盛岡開催で馬券に活かしたいですね。
ちなみにここに書かれていることはレース見ている私の主観をデータに紐付けているだけなので、そういう傾向もあるんだなくらいに考えてもらえると幸いです。