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木を伐れないフォレスター

今回は私が抱くコンプレックスの話。
それは、現場技能者が持つべき能力が皆無なこと。
木を伐ったり重機を動かしたり...
なんせ腕っぷしが弱い。
森林を総合的に監理し、地域のグランドデザインをするうえでも、木を伐れる(林業の現場経験豊富)方が言葉にも計画にも説得力を帯びます。
そういう意味ではフォレスターを極めることは私にはできないかもしれません。
それならどうするか。
現場以外の能力をできる限り伸ばして、苦手なことは得意な人の手を借りて、仲間とともに林業を極める道を選ぶことにしました。

木を伐れない分、自分の強みを伸ばす

現場作業ができない分、フォレスターやプランナーとして必要になる能力を高めておく必要があると思っています。
1.説明力(提案・指示)
2.交渉力
3.調整力
4.傾聴力(質問力)
5.段取り力
6.金勘定力
7.広い視点で見る力
8.感謝の気持ちを持ち、それを伝える力
9.相手に敬意を持つ謙虚な心
書き出せばキリがない。
出来ないことは仲間の手を借りる。
技術者としてこれらの力を持っていれば、仲間と目的を達成できるはずです。
まさに「適材適所」ですね~。

弱点があることの強み

弱点(=木を伐れないコンプレックス)があることは悪いことか。
そんなことはない。
私が思うに弱点はあった方がいいし、開示したほうが得だと思う。
前向きに変換していきたいですね。

弱点の効用

弱点があると
1.謙虚でいられる
2.相手との距離感をつかみ易い(完璧人間は敷居が高い)
3.仲間への感謝とリスペクトが自然と湧く
4.弱点に変わる強みを得ようとする
弱点だから知らなくていいわけではない。
それを補ってくれる仲間への敬意と、できない分深く理解しようとする気持ちを忘れてはいけない。

まとめ

林業は奥が深く、一人で極めることはとても難しい。
まさに多様性の分野であり、ベターはあるが、正解は複数存在する。
ソフトからハードまで工程にも幅もある。
自分の強みにフォーカスし、そのレベルは高めていく。
出来ないことは多くの仲間の力を借りて乗り越える。
地域の森林を守り育てるには多くの人の力が必要です。
私に欠けているフォレスターとして足りない一番の力は、積極的に仲間を作る力。
研修に参加しても中々自分から話しかけることができません。
見かけたら声掛けてください。
そうなる様、広報活動かんばります。

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