第三級陸上特殊無線技士(三陸特)受験記
どういう資格なのか
5.7,5.8GHz帯の電波を使ってドローンの映像を送信する場合に必要になる国家資格です。これらの電波は、2.4GHz帯よりも遅延が少なく、高画質な映像を送信できるため、土木建築や災害救助など産業用途であったり、レースドローンや空撮ドローンなどでよく使われます。
しかし、この電波は一般的には使用できない周波数帯なので、使用するためには無線免許が必要になります。第三級陸上特殊無線技士の試験に合格すると畳機のような操作を業務として行うことができるようになります。
試験は法令(12問)・無線工学(12問)の2セクションに分けられており、60分で全24問のうち8問以上正解で合格である。
受けた理由
無線に興味があった点と、将来仕事でドローンを飛ばす事を考えたため。
準備した事
テキストは以下のものを使用した。2周くらい読んだ段階で電波受験界というサイトで公開されている過去問を一通り解いた。
過去問を全て置き終わった後は、間違えた問題について1問ずつテキストを用いて「どうして間違えたのか」「何がわからなかったのか」を徹底して解明した。
試験前日に間違えた問題のみをピックアップして、再度解き直して確認を行なった。
使用テキスト:やさしく学ぶ 第三級陸上特殊無線技士試験(改訂2版)
過去問:電波受験界
受験当日
新宿区にあるIT Cafe飯田橋テストセンターで受験。
Google mapを頼りに向かったら近所にある別の場所が表示されていたようで少し迷った。余裕を持って出たため開始時間には間に合ったが、事前に会場の位置をしっかり確認しておくことが大事だと反省。
更に本人確認の際に申し込みで生年月日の誤りが発覚、申し込みの際の確認はしっかりしておきましょう。
危うく受験出来なくなるところでしたが、事務局に電話頂き修正して貰えたので無事受験出来ました。
試験時間は60分でしたが、ほぼ計算問題も無く、初見の問題も1問しかなかったので10分ほどで見直し含め解き終わりました。
結果:合格
115/120点(23/24問正解)
どうやら初見の1問は外してしまったようでしたが、他の問題は無事正解でした。
試験の振り返り
試験としては簡単と評価されていた通り、勉強においても特に躓く事なく新しく知る知識を楽しみながら勉強できた。
無線工学の範囲についても中学レベルの理科の知識で対応できる点もあり、計算問題があっても公式に当てはめるレベルなので難しいとは言えないと感じる。
ただし、法規の範囲については無線に関する知識が全くない人にとっては知らないことばかりなので、一通りの勉強と過去問はやらないと落ちる可能性が高いことは注意が必要である。
今後について
次の第二級陸上特殊無線技士については、今のところ取得する必要もなければ、第三級の範囲で無線に関する基礎を学べて満足出来たので考えていない。
今後個人的な趣味や仕事でドローンを飛ばす機会があれば、資格者として今回の経験を踏まえ色々な活用をしてみたい。