退屈踊り
暇〜♪暇〜♪
暇〜す・ぎ・る!♪
部屋の中で気功の動きを取り入れた、妙な踊りをしてしまった。無意識だった。俺はひどく退屈していることに気づく。何やってんだ、俺。
鏡を見る。随分痩せた。餓死しようとしたことがあったくらいだから、一時期はガリガリだった。今、ちょうど良い体重に戻った。
『これ、維持だな……』
暇〜♪す・ぎ・る!♪
ダンスがまた始まってしまう。
ダンスといえば、この前の躁のとき俺はとある芸能オーディションを受けた。ネット開催されたそのオーディションをインターネットで見つけた俺は、どういうわけかモデル志望になってしまった。(どこから、そんなものになろうという発想がでてきたのか分からない)
そのころ瞑想のやりすぎでトランス状態に入ってることの多かった俺は、毎日キャラが違った。読んだ漫画の影響を片っ端から受けて、無意識に真似してしまう奇妙な症状がでていた。あるときはモンキー・D・ルフィ、(シッシッシと笑うのにハマっていた)あるときは、ジョセフ・ジョースター(めちゃくちゃな思いつきばかり実行していた)、あるときは越前リョーマ(白い帽子を被っていた)。漫画のキャラクターが多いのは俺が漫画脳だからでーー元ネタは少年ジャンプが多かったーーはたから見ればスゲー痛い奴だった。
俺はモデルオーディションで、オリジナルの筋トレを発明したから披露するといって、呼吸法とストレッチを組み合わせためちゃくちゃな特技を得意げにアピールした。
たぶん、冷やかしでふざけていると主催側に思われた。
オーディションは不合格。当たり前である。
でも、いい思い出にはなった。
さて、noteを更新して、これから友人とバーベキューである!
久しぶりに楽しいことだ!
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