X100VIにハンドストラップを付けてみた話
「X100VIのストラップは何を買えばいいの?」
X100VIの魅力を最大限に引き出すストラップ選びは悩ましいものです。私は当初、Peak Designのネックストラップ「スライドライト」を使っていましたが、しばらくするとX100VIにネックストラップは大げさすぎて邪魔なことに気づきました。コンパクトカメラのX100VIは軽快に使いたいものです。
軽快といってもX100VIをストラップ無しで使う勇気はありません。私は観光地の人混みでカメラを落とした経験があるので、ストラップは命綱のようなもの。絶対に必要なものです。
ネックストラップは付けたくない。カメラを落とすリスクも負いたくはない。考えた末に、「ハンドストラップ」であれば、X100VIの軽快さを損なわずに使えるのではないかと思い立ちました。そしてX100VIに合いそうなハンドストラップを調べ始めました。
ハンドストラップも様々な商品が販売されています。私はかつてPeak Designのハンドストラップ「カフ リストストラップ」をα7IVで使っていました。
カフ リストストラップは剛性があって安心して使えるストラップでしたが、クラシックデザインのX100VIのデザインには合いません。カフ リストストラップだけでなく、世に販売されている大半のハンドストラップは、デザインよりも実用性を重視した無骨なものばかり。どこかにX100VIに合うデザインのよいハンドストラップはないものか。私は探し続けました。
そしてついにこれだ!と思えるハンドストラップを見つけました。dripというメーカーが販売する「ブレスレットにもなるハンドストラップ『Wristrap』」という商品です。
ブラックの本革に真鍮の金。クラシックデザインのX100VIに本革はよく合います。真鍮パーツもクラシックの風味を感じさせるもので、もうこれ以上X100VIに合うハンドストラップはないと確信しています。
Wristrapはハンドストラップにしてはストラップが細いのも良いところです。これまで販売されているハンドストラップの大半は、ストラップが太いデザインのものばかりでした。しかしWristrapは革のバングルを腕に巻いているように見えるデザインで、おしゃれなアクセサリを身に着けている感覚で使えます。
カメラを使わないときは、本当に腕に巻いてアクセサリとして使うこともできます。
革製品なので細くても剛性は十分です。これならX100VIだけでなくα7IVでも安心して使えます。
デメリットがあるとすれば、Wristrapは現在欠品中だということ。Wristrapはdrip公式サイトからしか買うことができませんが、いつ販売が再開されるかわかりません。Wristrapの入手方法として、メルカリでも探してみたところ、いくつか出品があることがわかりました。
WristrapはX100VIと相性のよいハンドストラップですが、実は最近は使わなくなってしまいました。理由はハンドストラップよりさらに軽快なフィンガーストラップを見つけてしまったからです。
以前、記事に書いたDeff ディーフ Finger Ring Strapは、ハンドストラップよりもさらに軽快にX100VIを使えます。
ハンドストラップは腕を通す手間がありますし、カメラ本体にストラップを装着する手間もかかります。
フィンガーストラップは指をスッと入れるだけ。さらにカメラ本体に付けっぱなしにしても邪魔になりません。
Wristrapのデザインや、革アクセサリとしての見た目の良さが気に入っていただけに、今でも使いたい気持ちはあるのですが……私にとって軽快さは何よりも優先される撮影要素なので仕方がありません。
X100VIはファッションアイテムとしても優秀なカメラですから、ファッションアイテムとして考えるならフィンガーストラップよりもWristrapのほうが断然オススメできます。
X100VIをおしゃれに使いたい人は、Wristrapをお試しになってみてはいかがでしょうか。
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