「わた愛」を読んで、遠距離の片想いを叶えた話。
を、できる範囲で話してみようかと。
あ、私が実践してることは、浅田悠介さんがお話しされてることが元なので、詳しくはそちらを。遠距離とはいえ、基本的にやることは変わりません。
時は二年前、私は浅田悠介さんの言葉に出会い、少しずつ自分を変えようと、いろんなことを実践し始めていた。
人の目を自然に見て話すように心がけたり、友達とご飯に行くときにお店選びを相手に丸投げせずに、自分から提案してみたり。
そんな頃、気になる人と接する機会があった。仲良くなれるよう都度会話して、とはいえ無理に話しすぎないよう心がけていた。
とはいえ、時はコロナ禍。
接点は、作らないと生まれない。
ということで、思い切って連絡先を交換した。平静をよそおっていたけど、めちゃくちゃ緊張した。
しかしその直後、彼の転職が決まり、彼は関東へ…。私は関西、一気に距離が離れてしまった。
(ええっどうする!?)
とは思ったものの、たまに関西に帰省するとのこと。あっさり目に連絡を取りつつ、帰省のタイミングをうかがってお茶に誘ってみた。
初めてのお茶は、緊張しすぎて、よく覚えていない。ただ、どうしても恥ずかしくて、「恋愛の空気感を作るために恋バナをする」というチャレンジが、できなかったことを覚えている。
その後、あっさり目の連絡を続けた。私はそもそも筆不精なので、メールも、多くて一日一通くらいしか送り合わなかった。
自分に合った連絡頻度が取れたこと、あと返信が遅くても、あまりクヨクヨしなかったのが良かったのかなと思っている。
とはいえ、
(こんな感じで、いいのだろうか…)
(次会えるの二ヶ月後だな…)
と、不安になることも多かった。
そんな時は、浅田さんの言葉を見返したり、インスタライブで質問したりした。
その結果、私の場合、
「仲良くはなれたけれど、恋バナをして、恋愛の空気感をつくるところまで勇気が出せない」
ことが課題であることがわかった。
そのため少しずつ、彼の好きな映画の話から話題を展開させたりした。ピュアな恋心を育てるため、初恋の話とか、ジブリの「耳をすませば」の好きなシーンの話をしてみた。
彼も恋バナはあまりしてこなかったみたいだけど、少しずつ、自然に話せるようになってきた。
そして、デートするようになって一年たった頃、今までより踏み込んだ恋バナをしてみた。めちゃくちゃ勇気がいったけど、やってみた。そしてどうやら、まあまあ脈ありらしいぞ、ということがわかった。
その帰り際、駅前で彼を「ちょっと話がある」と引き止めて、近くのベンチに移動した。
石橋を叩いてわたるような、慎重すぎる話し方だったけど「あなたのこと、気になっています」ということを伝えられた。
先方は、ドキドキしながら私の言葉を待ってくれている。正直、こちらの気持ちを察して向こうから告白してもらいたかったけど、それは期待できなさそうだ。
「じゃあ、私が『あなたとお付き合いしたい』って言ったらどうしますか?」
私は、清水の舞台から飛び降りた。
「もちろんOKです」
(ひえ〜!)
と、こんな形で、私の恋は成就したのであった。
成就させるまでに気をつけたことといえば、
「連絡頻度の遅さにクヨクヨしすぎない、余裕をもつ。気になる時は趣味や勉強で人生を充実させる」
「まずは仲良くなる、焦らない」
「仲良くなれたら、勇気を出して恋バナをする。恋愛の空気感を作る」
「相手の脈ありサインが増えてきて、確率が上がってから告白する」
といったことが主である。どれも浅田悠介さんの言葉を頼りに、へっぽこながら取り組んでみた。
奥手な私が、奥手な恋人に対してアプローチしていたので、成就させるのに一年かかってしまったが、これを読んでくださった素敵な貴方なら、間違いなく実現できるに違いない。
恋愛は、人生の全てではない。
だからこそ、叶えたい夢があるなら、挑戦してみても、遅くはないと思う。